この記事でわかること
- EDIFIER X3 Liteの音質や使用感
- 操作感について
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
今回はオーディオ業界で知る人ぞ知る存在だったEDIFIER 。最近では平面磁界型ヘッドフォン「STAX SPIRIT S3」やインテリアとしても優れているスピーカー「QD35」が話題に上がっています。
そんなEDIFIER から販売開始となった完全ワイヤレスイヤホン「X3 Lite」を今回はご提供頂いたのでレビューしていきたいと思います。
実売価格4,000円台ながらAIノイズキャンセリングを搭載し、Bluetooth5.3に対応した遅延の少ない完全ワイヤレスイヤホンです。
BluetoothコーデックはSBCにしか対応していませんが、音質面は非常に優れています。BluetoothコーデックSBCにしか対応していないNintendo Switchなどを高音質で楽しむには最適な完全ワイヤレスイヤホンです。
完全ワイヤレスイヤホンでコスパの高い製品がガンガン登場しているよね。
- AI搭載のスマートノイズキャンセリング
- 6mmダイナミックドライバー
- 最大24時間再生可能
- Bluetooth5.3搭載
- IP55防塵防水規格対応
それではEDIFIER X3 Lite レビュー | SBCで高音質を突き詰めた完全ワイヤレスイヤホンを書いていきます。
EDIFIER X3 Liteの特徴
EDIFIER X3 Lite | |
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サイズ | イヤホン:19.5 × 21.45 × 25.3mm 充電ケース:54.3 × 40.8 × 25mm |
重量 | 4g(イヤホン片耳) 33g(イヤホン + 充電ケース) |
連続再生時間 | イヤホン単体:6時間 充電ケース組み合わせ:24時間 |
対応コーデック | SBC |
Bluetooth | Bluetooth5.3 |
防塵防水規格 | IP55 |
充電ポート | USB−C |
カラー | ブラック / ホワイト |
EDIFIER X3 Liteの充電ケースはUSB-C充電端子を搭載しており、そこから充電をしていきます。
今回はホワイトを提供してもらいました。カラーバリエーションにはブラックもあります。
EDIFIER X3 Liteはカナル式のイヤホンになっており、耳の奥に取り付ける形となっています。
- EDIFIER X3 Lite本体
- イヤーピース
- USB-C to Aケーブル
- 取扱説明書
AI搭載のスマートノイズキャンセリング
EDIFIER X3 LiteはAIを搭載したスマートノイズキャンセリングに対応しています。これにより通話時に周囲の雑音をカット。
通話品質を向上させ周囲が騒がしい場所でもクリアな通話を実現します。
6mmダイナミックドライバー
EDIFIER X3 Liteは小型の本体に6mmのダイナミックドライバーを搭載。
周波数特性は20Hz〜20kHzまでとなっており、全ての音域をパワフルに再生します。
最大24時間再生可能
EDIFIER X3 Liteは本体のみだと連続6時間。ケースの充電込みであれば最大24時間再生が可能となっています。
通常利用であれば1日フルに使っても数日は充電なしで使える計算です。
Bluetooth 5.3搭載で60msの低遅延ゲームモード
EDIFIER X3 LiteはBluetooth5.3を搭載。低遅延かつ大容量の無線伝送を可能とします。
専用アプリよりゲームモードをONにすると60ms程度の低遅延へと早変わり。スマホなどでゲームをした際に遅延が気にならないレベルで鳴らしてくれます。
専用アプリでEQ設定可能
EDIFIER X3 Liteには専用アプリ「Edifier Connect」が存在します。
Edifier ConnectからはEQやボタンのカスタマイズ機能などさまざまな設定をすることができます。
- クラシック
- ポップ
- クラシック(2つ目)
- ロック
EQはなぜかクラシックが2つありましたが、中身は異なっているため違うEQと捉えて大丈夫です。
4つのプリセットから好みのEQを選ぶ形となっており、カスタマイズEQなどはありませんでした。
IP55規格の防塵防水性能
EDIFIER X3 Liteは防塵防水規格IP55に対応しており、生活防水以上の性能を発揮してくれます。
これに伴いジョギングや水場での使用などでも気兼ねなく使うことが可能。使えるシーンは幅広くなります。
EDIFIER X3 Liteのレビュー
それではEDIFIER X3 Liteをレビューしていきます。
音質
EDIFIER X3 Liteの音は一言で言うと非常にクリアな味付けです。全音域をフラットに鳴らしてくれるため、例えば低音が強いなどといった印象を受けることはありません。
さすがに数万円するようなハイエンドイヤホンと比較すると全ての音域においてもう一歩足りないかなという印象があります。
ただ実売価格4,000円ということを考えると十分すぎる性能であることに間違いはありません。
BluetoothコーデックがSBCであることを考えていると十分頑張っているチューニングだと思います。
本体は4gと装着感が軽快
EDIFIER X3 Lite本体は片耳の重量が4.1gと非常に軽量です。本体サイズも小さいことから耳への負担は少なく、長時間装着していても苦になることはありません。
耳の穴の形には個人差がありますが、ぼくの場合全く気になることはありませんでした。
タッチ操作
EDIFIER X3 Liteは側面をタッチすることで一時停止など簡単な操作をすることができます。
- 一時停止 / 再生
- 前の曲
- 次の曲
- ボリュームアップ
- ボリュウムダウン
- 音声アシスタント
- ゲームモード切り替え
上記の操作をタッチ操作ですることができます。さらにタッチ操作は左右個別にカスタマイズすることが可能。
- タッチ2回
- タッチ3回
- 長押し
この3つの操作を左右別々に割り当てることができるため、最大6つの操作をEDIFIER X3 Liteに割り当てることができます。
実売価格4,000円台で高音質を実現
EDIFIER X3 Liteは実売価格4,000円という求めやすい価格で販売されています。
それにも関わらず高音質を実現しており、コストパフォーマンスとしてはかなり高いです。
音楽視聴時のノイズキャンセリングは非対応ですが、カナル式ということで静音性は高く集中するための耳栓代わりとしては十分使うことができます。
作業に没頭したいときなど無音空間がいいのでEDIFIER X3 Liteは簡易耳栓として使うことができるよ!
EDIFIER X3 Liteの悪かった点
EDIFIER X3 Liteの悪かった点をまとめていきます。
BluetoothコーデックがSBCのみ対応
EDIFIER X3 LiteのBluetoothコーデックはSBCのみに対応しています。せめてAACにも対応してほしかったというのが正直な感想です。
SBCとは思えないほど音質面は頑張っていますが、それだけにコーデックもAACにも対応してほしかったですね。
ただ冒頭も記載したとおりSBCしか対応していないデバイス(Nintendo Switchなど)との相性は抜群です。
アプリの翻訳が甘い
専用アプリ「Edifier Connect」でカスタマイズすることができますが、ところどころ日本語がおかしい部分があります。
顕著だったのがタッチ操作カスタマイズ画面でした。
雰囲気で察することはできますが、このあたりの細かい部分はフィードバックして修正されていくものと思います。
EDIFIER X3 Liteはどんな人におすすめ?
最後にEDIFIER X3 Liteはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 低価格の完全ワイヤレスイヤホンが欲しい
- 完全ワイヤレスイヤホンでゲームを楽しみたい
- 操作をカスタマイズできるイヤホンを探している
EDIFIER X3 Liteは実売価格4,000円台前半と非常にコストパフォーマンスに優れた完全ワイヤレスイヤホンです。この価格でのイヤホンは多く販売されていますが、どれも価格以上の性能を発揮してくれる製品が多い印象です。
EDIFIER X3 Liteも完全に価格以上の性能を感じさせてくれます。
個人的にはタッチ操作をカスタマイズできる点は非常に良いと感じました。好みに応じて操作を変えることができるのでイヤホン特有の操作感に悩まさせられる必要がありません。
まとめ
EDIFIER X3 Liteをレビューしました。
- 通話ノイズキャンセリング搭載
- 6mmダイナミックドライバー
- SBCながら高音質を実現
- 60msの低遅延でゲームに対応
- IP55規格の防塵防水性能
- BluetoothコーデックがSBCのみ対応
- アプリの翻訳が甘い
EDIFIER X3 Liteは実売価格4,000円前半ながら音質に優れたコストパフォーマンスの高い完全ワイヤレスイヤホンです。
音質は中域・高域を中心に鳴らしてくれるため低音が欲しい方はEQでプラスする必要があります。全体的にフラットな印象を受け、この価格帯であれば十分すぎる音質です。
驚くのがこの音質をBluetoothコーデックSBCで実現していること。SBCしか搭載していないデバイス(Nintendo Switchなど)で使うのであれば相性は非常に良いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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