この記事でわかること
- Edifier Neobuds Pro2のノイズキャンセリング性能や音質
- 話題のイヤーピース COREIR -コレイル-を試してみた
- Edifier Neobuds Pro2におすすめのイヤーピース
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
2023年も終盤になりましたが今年は完全ワイヤレスイヤホンが非常に盛り上がっていました。
AppleのAirPods ProがUSB-C対応・SONYのWF-1000XM5が登場。Technics EAH-AZ80が最高音質として登場するなど非常に完全ワイヤレスイヤホンが盛り上がった年となりました。
そんな中Edifierからコスパ最高の「Neobuds Pro2」が登場。AirPods Pro並みの強いノイズキャンセリング性能に音質はドンシャリ寄りの最高クラス音質とほかの完全ワイヤレスイヤホンのいいとこ取りのような製品となっています。
とどめに価格が2万円台を切っていると「どうなってるんだ・・・」と思わず口にしたくなるような性能の高さとなっています。
当然弱点はあり「ワイヤレス充電とマルチポイント接続非対応」と削るとこはしっかり削ってきた尖った製品となっています。
Edifierから「Neobuds Pro2」ご提供頂いたのでレビューしていきたいと思います。
ノイズキャンセリング最高・音質最高、ただしワイヤレス充電とマルチポイント接続非対応。メリハリがはっきりとしたイヤホンだよ。
- AirPods Proクラスの-50dBノイズキャンセリング
- LDAC・LHDC対応
- 空間オーディオ対応
- IP54の防水防塵規格
- 装着検出機能あり
- ワイヤレス充電・マルチポイント接続非搭載
それではEdifier Neobuds Pro2 レビュー | 2023年最高コスパの完全ワイヤレスイヤホンを書いていきます。
Edifier Neobuds Pro2の特徴
外観
カラーはホワイトを提供いただきました。ホワイトと言いつつマットなベージュよりのカラーとなっています。
充電ケースにはLEDが搭載されており、専用アプリを使えばレインボーカラーを選択することができます。
開封すると厳重にスポンジで本体が守られていました。かなり過剰で安心できる梱包となっています。
付属品
- Neobuds Pro2本体
- 充電ケース
- USB-C to A充電ケーブル
- 持ち運び用ポーチ
- イヤーチップ(XXS / XS / S / M / L / XL / XXL)
- 取扱説明書
完全ワイヤレスイヤホンの厳しいところとしてAirPods以外の機種は専用ケースが少なく持ち運びにいつも苦労します。
その点Edifier Neobuds Pro2は最初から持ち運び用のポーチが付属しているため安心して持ち運ぶことができます。
いつも悩まさせられる持ち運び問題が付属ポーチのおかげで即解決です。これはありがたい。
-50dBのノイズキャンセリング対応
Edifier Neobuds Pro2は最大−50dBのノイズキャンセリングに対応した完全ワイヤレスイヤホンです。独自の「ワイドバンドマルチチャネルANC」技術によって周囲の騒音を徹底カット。
広さ最大5kHzのノイズキャンセリング範囲で周囲の騒音をカットします。人間の話し声は0.1kHz〜1kHz、赤ちゃんの鳴き声になると2.5Hz〜4kHzと言われるため広さ5kHzの周波数幅は周囲の音に広く対応しています。
LDAC・LHDC対応
- LDAC:24bit / 96KHz
- LHDC:24bit / 192KHz
Edifier Neobuds Pro2はハイレゾ相当の音楽伝送を可能とするLDACとLHDCに対応しています。
Apple製品はまだ対応していませんが、Androidなどと接続すればAmazon Music Unlimitedなどでハイレゾ音源を楽しむことができます。
空間オーディオ対応
Edifier Neobuds Pro2はヘッドトラッキング機能が搭載されています。これによりDolbyが提供する空間オーディオに対応。周囲360°から音が聞こえてくるような感覚を味わうことができます。
まるで正面で音楽を演奏しているような感覚を味わえ、頭の向きを振ることで左右の音量が変わります。
IP54防水防塵規格
Edifier Neobuds Pro2はIP54の防塵防水規格に対応しており、普段の使用に伴う濡れやホコリを気にせずに使うことができます。
特に運動などで使うときも汗を気にする必要がなく、音楽を楽しみながらトレーニングに没頭することができます。
サイズ / 重量
- イヤホンのみ:35mm × 21mm × 27mm 5.6g
- 充電ケース + イヤホン:67mm × 55mm × 30mm 60.1g
Edifier Neobuds Pro2のイヤホンはカナル式でAirPods Proよりは少し大きいくらいのサイズ感となっています。耳に触れる部分はツルツルとしたAirPodsと同じような素材・タッチパネル部分は樹脂製でサラサラとしています。
充電ケースも同様にAirPods Proと比較すると一回り大きいくらいとなっています。樹脂製のサラサラとした質感となっています。
ケースにはLEDが搭載されておりアプリからレインボーカラー8色の中から点灯する色を設定することもできます。
持ち歩く際には収納袋が別途付属している親切仕様となっています。
収納袋まで付属しているイヤホンには初めて出会いました。持ち運ぶときの傷は気になる性格なのでホントありがたい!
最大22時間の長時間再生に対応
- ANC ON:4時間(イヤホン) + 12時間(充電ケース)
- ANC OFF:5.5時間(イヤホン) + 16.5時間(充電ケース)
Edifier Neobuds Pro2はノイズキャンセリング(ANC)OFFの状態だと充電ケースと組み合わせて最大22時間の連続再生に対応しています。
後述で詳しくまとめますが、実はノイズキャンセリングOFFのほうが音質が良いのでその状態で使う場合は最大22時間の長時間使用ができます。
充電ケースは急速充電にも対応しており、15分ほどの充電で2時間の音楽再生ができるほどの充電速度となっています。
合計7サイズのイヤーピース付属
Edifier Neobuds Pro2はXXS / XS / S / M / L / XL / XXLの7サイズが付属されています。
Edifier Neobuds Pro2のイヤーピースは横の大きさだけでなく高さも違うので耳に入る感覚も少し異なります。
これだけ種類があれば自分に合うサイズがあることは間違いありません。
装着検出機能搭載で外せば音楽OFFに
Edifier Neobuds Pro2は装着検出機能が搭載しています。そのため耳から外すことで音楽再生を一時停止することができます。
- 装着検出OFF
- 脱着:音楽一時停止 / 装着:音楽再生再開
- 脱着:音楽一時停止 / 装着:アクションなし
脱着・装着したときの動作はアプリで上記の3パターン設定することが可能となっています。
誰かに話しかけられたとき片耳外せばすぐに音楽が止まるため装着検出機能は個人的には非常に重要視しています。装着検出機能がないイヤホンを使うと脱着だけでは音楽が止まらないため、一時停止してから脱着と一手間増えてしまいます。
基本的には脱着で音楽一時停止・装着の動作は好みで選べばよいと思います。
Edifier Neobuds Pro2のレビュー | 1万円台とは思えない製品クオリティ
詳細は後述していきますが、ノイズキャンセリング・音質・装着感どれをとっても1万円台後半の完全ワイヤレスイヤホンとは思えないクオリティです。
「ハイエンドの中でコスパがいいモデルは?」と聞かれたら「Edifier Neobuds Pro2」と間違いなく答えます。それでは詳細を見ていきましょう。
ノイズキャンセリングがAirPods Pro並みに強力
- 高ノイズキャンセリング
- 中ノイズキャンセリング
- 軽ノイズキャンセリング
- アンビエントサウンド
- 風切り音
- ノイズキャンセリングオフ
Edifier Neobuds Pro2のノイズキャンセリングに関するモードは6つ用意されています。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングは「高・中・軽」の3モード用意されており、周囲の騒音レベルに応じて使い分けることができます。
なかでも高ノイズキャンセリングの騒音カットレベルは非常に高くAirPods Pro並です。非常に強力で耳栓として存分に力を発揮することができます。
1点弱点があるとすればノイズキャンセリングをONにすると、高音が特にカットされるため音がスカスカになる感覚がどうしてもあります。
アンビエントサウンド(外音取り込み)
アンビエントサウンドの中にも3モード切り替えることができ、「ボーカル強調・バランス・バックサウンド強調」と切り替えることができます。
サウンドにこだわる場合にはノイズキャンセリングオフが正直1番音質は良いので、ぼくは普段ノイズキャンセリングオフで使っています。あとは状況に応じてノイズキャンセリングやアンビエントサウンドを使い分けるのが個人的におすすめの使い方です。
音質は1万円台とは思えない音質
Edifier Neobuds Pro2がすごいなと思う点は、音の粒立ちがはっきりとした聞いていて心地の良い音を表現してくれます。メリハリがしっかりとしており、一音一音が際立って聞こえてきます。
同価格帯のイヤホンと比べてみても1段階上の音質となっており、ハイエンドイヤホンと十分戦っていけるクオリティを有しています。
低音も高音もしっかりと鳴らしてくれるため、個人的には洋楽など音がはっきりとしたジャンルを聞くのが一番心地よいと思いました。
装着感のよいカナル式
Edifier Neobuds Pro2の装着性は驚くほど快適です。形状はカナル式イヤホンとなっており、AirPods Proと同じような形状・装着感となっています。
タッチパネル部分が伸びているため取り付け外しの際にとても持ちやすくなっており、取り回しは非常に良いです。
特に耳にふれる部分の丸みはAirPods Proとほぼ同等で、人を選ばず装着できる軽量な設計となっています。
おかげで長時間装着していても圧迫感を感じることはありませんでした。
話題のイヤーピースCOREIR -コレイル-は装着できる?
Edifier Neobuds Pro2に今話題のイヤーピース COREIR -コレイル-が装着できるのか試してみました。
装着自体はできましたが、付属のイヤーピースとは高さが異なるため装着感が変わってきます。
ぼくの耳の形では耳の奥までフィットせずに装着感がかなり低下してしまいました。
ただし音質はさすがCOREIR -コレイル-といったところで特に高音域が向上します。
結論としてはCOREIR -コレイル-とEdifier Neobuds Pro2の組み合わせは装着感が大きく変わることからおすすめできません。
おすすめイヤーピースはAZLA SednaEarfit MAX for AirPods Pro
COREIR -コレイル-が使えなかったからと思った方安心してください。AirPods Proで使っていた背の低いイヤーピースであれば装着感が純正と変わらない状態で使うことができます。
ぼくのおすすめするイヤーピースは「AZLA SednaEarfit MAX for AirPods Pro」です。医療用メディカルシリコン素材を使用したサラサラ素材で密閉力は維持しながら圧迫感を軽減することができます。
密閉力が高いのでただでさえ最高クラスのノイズキャンセリング性能はアップ・音質は特に低音が強化されます。更にドンシャリとした印象を与えてくれます。
サイズラインナップも豊富となっているため、Edifier Neobuds Pro2の付属イヤーピースでサイズが1番合うものを選んで大丈夫です。
筆者のぼくがピッタリと感じたサイズを載せておくので参考にされてください。
- Edifier Neobuds Pro2 付属イヤーピース:Mサイズ
- AZLA SednaEarfit MAX for AirPods Pro:MSサイズ
AZLA製品の比較はこちらから
Edifier Neobuds Pro2の気になった点
Edifier Neobuds Pro2の気になった点をまとめていきます。
ワイヤレス充電とマルチポイント接続が搭載されていない
Edifier Neobuds Pro2は前述のとおり最高クラスのノイズキャンセリング性能と音質を有している完全ワイヤレスイヤホンです。しかも価格は2万円を切っておりコストパフォマンスの高さは随一となっています。
当然削られた機能もありそれがこの2つ「ワイヤレス充電」「マルチポイント接続」です。
この2点が必ずほしいという人にとってEdifier Neobuds Pro2はとても惜しい機種となるでしょう。
ただノイズキャンセリングや音質といった完全ワイヤレスイヤホンに必要な基本性能は最高クラスです。お財布事情と機能取捨選択さえ合致すればこれほど魅力的な機種はありません。
ワンタッチ操作もほしかった
Edifier Neobuds Pro2はタッチ操作をカスタマイズすることができます。
- 左2回・左3回
- 右2回・右3回
左右へのタッチ操作2・3回それぞれに操作を割り当てることができ、再生一時停止や音量調整・ノイズキャンセリングのモード切り替えなどを割り当てられます。
アプリの翻訳が少しおかしいところがある
EdifierアプリでEdifier Neobuds Pro2のモード切替などできますが、一部翻訳のおかしい箇所がありました。
少し
Edifier Neobuds Pro2はどんな人におすすめ?
最後にEdifier Neobuds Pro2はどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 最高クラスのノイズキャンセリングと音質にこだわりがある
- ワイヤレス充電とマルチポイント接続はなくてもよい
- 完全ワイヤレスイヤホンの購入費用をできるだけ抑えたい
Edifier Neobuds Pro2は最高クラスの完全ワイヤレスイヤホンの中で圧倒的にコストパフォマンスが高い製品となっています。
完全ワイヤレスイヤホンで重要なファクターであるノイズキャンセリング性能と音質が最高級クラスと同等程度でありながら価格が2万円切りとコスパモンスターと言っても過言ではありません。
弱点としてはワイヤレス充電とマルチポイント接続が非対応のため、この機能が必要不可欠の人は注意が必要です。
まとめ
Edifier Neobuds Pro2をレビューしてみました。
- 最高クラスのノイズキャンセリング性能
- LDAC・LHDC対応でハイレゾを楽しむ
- 最高クラスのドンシャリとした音質
- 装着感がよく長時間の装着可能
- 購入費用を抑えた最高クラスの完全ワイヤレスイヤホン
- AirPods Proで使っていたイヤーピースがそのまま使える
- ワイヤレス充電・マルチポイント接続非搭載
- ワンタッチ操作が割当不可
Edifier Neobuds Pro2は耳にした瞬間に「この価格の製品ではない・・・」と度肝を抜かれた完全ワイヤレスイヤホンでした。2023年コストパフォマンスに優れた完全ワイヤレスイヤホンNo.1は間違いなくこの機種でしょう。
話題のイヤーピース COREIR -コレイル-が使えないのは残念でしたが、AirPods Proのイヤーピースがそのまま使えるのは魅力的でEdifier Neobuds Pro2のパフォーマンスを1段階上げてくれます。
ワイヤレス充電とマルチポイント接続がないため、この点だけが残念ポイントですが価格と性能を考えたら大納得できるほどの完成度でした。
セール時は15,000円台まで下がるため、気になっている人は特にセール時要チェックです!
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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