この記事でわかること
- EarFun Wave Proの音質について細かく紹介
- ノイズキャンセリングの音質劣化について
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
本日レビューしていくのはコスパが良すぎる価格破壊のヘッドフォン。
CES2024ベストオーディオ受賞・VGP2024SUMMER コスパ対象受賞などさまざまな賞に輝いている「EarFun Wave Pro」を今回はレビューしていきます。
- LDAC対応
- 40mm大口径DLC複合ドライバー
- -45dBのノイズキャンセリング搭載
- 最大80時間の連続再生
- 有線接続にも対応
- 持ち運び用のケース付属
上記の特徴を持っているEarFun Wave Proですが、なんとか価格が10,000円以下。正直驚きしかありません。
肝心の音質はLDAC接続だとかなり最上位。全体バランスが取れており、女性ボーカルが特に合うという印象を受けました。無線接続が最上・有線接続だと少しコモりが、などピーキーな特徴がありますが、コスパの良さだけは確実に保証します。
一度無線で聞けば分かる音質の良さ。予算別でのNo.1はいただくほどのコスパの良さです。
それではEarFun Wave Pro レビュー | 安すぎると話題のヘッドフォンを使ってみたを書いていきます。
EarFun Wave Proのレビュー
EarFun Wave Pro | |
---|---|
重量 | 268g |
ドライバー | 40mm径 DLC複合振動板 |
接続方法 | Bluetooth5.0 AUX有線接続 |
Bluetoothコーデック | LDAC AAC SBC |
ノイズキャンセリング | |
マルチポイント | |
再生時間 | ANCオフ:最大80時間 ANCオン:最大55時間 |
充電時間 | 2時間 |
バッテリー容量 | 800mAh |
カラー | ブラック ホワイト |
- EarFun Wave Pro本体
- ヘッドフォンケース
- AUXオーディオケーブル
- USB-C ケーブル
- 取扱説明書
この価格帯ながら持ち運び用のヘッドフォンケースが付属しており、持ち運びには困りません。
EarFun Wave Proはサイズ調整可能。横方向に開いていきます。
イヤーパッドは非常に柔らかくなっており、ハイエンドヘッドフォンのようなもちもち感です。側圧はそこまで強くなく長時間装着していても痛みなどは全くありませんでした。
また連続再生がノイズキャンセリングオフで最大80時間となっており、充電をあまり気にすることなく毎日使うことができます。
実売価格10,000円以下のコスパモンスター
- LDAC対応
- 40mm大口径DLC複合ドライバー
- -45dBのノイズキャンセリング搭載
- 最大80時間の連続再生
- 有線接続にも対応
- 持ち運び用のケース付属
EarFun Wave Proの特徴を簡単に並べてみました。これだけのスペックは10,000円以下で購入できるというモンスタースペックとなっています。少し前であればもっと上の価格となっていても納得しそうな性能ですよね。
安くても音質や機能性が劣っていれば後悔しますが、EarFun Wave Proはそんな後悔させません。
早速音質からどんな感じだったのか見ていきましょう。
音質について
EarFun Wave ProはBluetooth接続と有線接続に対応しています。それぞれの接続で評価してみました。
Bluetooth接続
EarFun Wave Proの音質は低音から高音まで全体バランスの取れた音造りとなっています。そのため最初は迫力がなく「ん?」と感じますが、EQと組み合わせることでその評価は一変。
EQと組み合わせば一気にこの価格帯とは思えない澄んだ音へとグレードアップしました。特に女性ボーカルが合うような印象で高音がきれいです。
実施したことといえば純正アプリ「EarFun Audio」内のEarFun イコライザーからカスタムイコライザーを選択しただけ。自分の好みの調整に仕上げることができます。
カスタムが難しい人にはプリセットイコライザーが大量に用意されていますし、自分の耳に合わせた適応イコライザー(1つ1つの音をアプリの操作に従って調整)することもできます。
ただハイエンドヘッドフォンと比べると音の1つ1つの粒立ちが明らかに劣ることが分かります。繊細さはないが、全体バランスで音質の良さを表現しているように感じました。
特にLDACで接続したときに真価を感じれることは間違いありません。iPhoneなどと接続するとAACになるため、可もなく不可もなくという評価です。
有線接続
EarFun Wave Proは有線接続することで本体の電源はOFFとなります。有線接続での音質は先ほど設定したEQもなくなり、少しこもったように聞こえてきます。
MacBookのAudio MIDIアプリでフォーマットを変えても同じ。有線接続より無線接続のほうが音質が良いのではと感じる結果となりました。
少し厳し目の評価をしましたが、思い返してみればEarFun Wave Proは10,000円以下のエントリークラスヘッドフォンでした(笑)音を聞いた瞬間に感激してハイエンドであるかのような批評をしてしまいましたが、それを当然と感じさせるような仕上がりには脱帽です。
予算的にハイエンドヘッドフォンの購入が厳しかったり、サブ機としてほしい場合には最良の選択肢です!
ノイズキャンセリング性能
EarFun Wave Proのノイズキャンセリング性能はかなり強めで周囲の音がなくなる静寂に包まれます。ノイズキャンセリングの強さはAirPods Proなどと比較するとそれ以下ではありますが、かなり肉薄するほど近いものがあります。
音楽再生を始めたら環境音はほぼカット。音楽再生に没頭することができます。
音質に対しての影響もモデルによっては強く感じるものがありますが、EarFun Wave ProはLDAC接続でハイレゾ音源を再生しているときには高音が抑圧されているように聞こえてきました。
後述しますが、マルチポイント接続特はLDACが無効化されます。その状態で音質の劣化は感じなかったので普段遣い(AAC接続)でノイズキャンセリングは常用で使って問題なさそうです。
LDAC接続ならノイズキャンセリングOFF・それ以外ならONで問題ないです!
マルチポイント接続で複数デバイスをシェア
EarFun Wave Proは2台のデバイスと常時接続できるマルチポイント接続にも対応しています。普段遣いとしてはPCとスマホの2台に常時接続しておけば電話かかってきたときなどにシームレスに切り替えることができ便利です。
EarFun Wave Proの気になった点
EarFun Wave Proの気になった点についてまとめていきます。
LDACのマルチポイント接続には対応していない
EarFun Wave Proはマルチポイント接続に対応していますが、LDACでのマルチポイント接続は不可。AACまでの接続に限られます。
そのためハイレゾ音源を楽しもうと思ったときには1台のみに接続することになります。
AndroidやWindowsと接続するならLDACが圧倒的におすすめです。LDACで1台とだけ接続してノイズキャンセリングOFFにするのがEarFun Wave Proのスペックを1番活かせます!
外音取り込みの音が不自然
EarFun Wave Proには外音取り込みも用意されています。一応しっかりと外音は取り込んで装着したままの状態で環境音を聴くことができますが、その音にかなり違和感があります。
明らかにマイクから取り込んだような音が耳に返ってくるため、違和感が強いです。自分の声ですら直接返ってくるため、おや?となるかと思います。
環境音は聞こえるけどもう少し自然に音を取り込めていたら良かったなという感想を抱きました。
EarFun Wave Proはどんな人におすすめ?
最後にEarFun Wave Proはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 10,000円前後でLDAC対応ヘッドフォンを探している
- サブ的な使い方のヘッドフォンを探している
EarFun Wave Pro使用の大前提として音質面からいくとLDACでの使用が圧倒的におすすめです。AACも音質が良いですがポテンシャルをフルに活かせません。
そのため10,000円以下でLDAC再生環境のヘッドフォンを探している人にはベストな選択肢の1つとなるでしょう。
またこの価格ということで外出先・職場などで使うようなサブ的な使い方もおすすめできます。
まとめ
コスパの高いBluetoothヘッドフォン EarFun Wave Proをレビューしてみました。
- 実売価格10,000円以下
- LDAC対応・40mm径のドライバー対応
- バランスの取れた澄んだ音表現
- 強力なノイズキャンセリング
- マルチポイント接続対応
- マルチポイント接続時はLDAC使用不可
- 外音取り込みの音が不自然
ぼくが今まで扱ったヘッドフォンの中で圧倒的にコストパフォーマンスに優れているヘッドフォンでした。
前述しましたがEarFun Wave Proの性能をフルに活かすならLDACでの接続が基本。マルチポイントだとLDACが無効となるため基本的には1:1の接続となります。
音質有線の場合・マルチポイントでフランクに使いたい場合と使い分けることさえ許容できれば、大満足のヘッドフォンだと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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