この記事でわかること
- Palmwork サニーチェアの特徴
- 150cmの大人が実際に座ってみた
- パームワークチェアとサニーチェアの違い
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
普段はオフィスチェアの最高峰アーロンチェアを使っているぼくですが、「今まで座った中で人におすすめするなら?」と聞かれたら真っ先にパームワークチェアと答えます。というほどパームワークチェアを気に入っています。
(ワークチェアの中では)価格安め。座面は包み込む感じで心地よい。メッシュで蒸れない。長時間の作業も苦にならない。と完成度が高すぎるパームワークチェアに登場した当時は度肝を抜かれました。
じゃあなぜ普段はアーロンチェアに?というとパームワークチェアは妻も気に入りすぎて見事に取られました(笑)それもあって勢いに身を任せアーロンチェアをあとから購入したんですよね。
そんなPalmworkより2つ目のチェアが登場。その名は「サニーチェア」。
ポップなデザインとナチュラルな部屋に合うようなインテリアデザイン。さらに座面高が40cmと国内最低基準で背が低い方も十分に使える、どちらかというと女性や子どもに裾野を広げたモデルとなっています。
パームワークチェアの完成度が高すぎて、正直ハードルは最高状態。この高すぎるハードル状態で新登場のサニーチェアをじっくりレビューしていきます。
最初にこの2脚をかなり詳しく比較してみて言えるのは、1日の作業量が
- 数時間作業ならカッチリとしたサニーチェア
- 1日作業ならゆったりとしたパームワークチェア
この感想になりました。この理由はサニーチェアは前傾姿勢のようになり、数時間集中して作業できるから。見た目のポップさとは別に意外としっかりとしたサニーチェアを詳しくレビューしていきます。
パームワークチェアの完成度高かったのでサニーチェアにもかなり期待です。
- 部屋に馴染む可愛らしいデザイン
- 国内最低基準の40cmまで下がる座面高
- アームレストは上下に8段階・角度は3段階調整可能
- 背もたれが身体に合わせて左右に動くバックレストスイング機能
- 最大120° / 4段階のリクライニング
- ベージュ・イエロー・ブラックの3色展開
それではPalmwork サニーチェア レビュー | 150cmの小柄な方でも足が届く座面低めのワークチェアを書いていきます。
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Palmwork サニーチェアのレビュー
部屋に馴染む可愛らしいデザイン
冒頭にも話したインテリアにしっくりくるサニーチェアのデザイン。背面だけでなく側面など多方向から見てナチュラル系のインテリアによく合うベージュやイエロー。カチッとした黒いお部屋にぴったりなブラックとカラーバリエーションにも抜かりありません。
パームワークチェアはどちらかというとカチッとしたデスクイメージでしたが、サニーチェアでそのイメージは完全に払拭されました。実際デスクに設置してみてもふわっとしたイメージはそのままにアッシュ材の天板とよく合います。
白を基調としたデスクスタイルにピッタリのデザイン
今回ベージュ色をご提供いただきましたが、開封したときに感じたのはベージュより淡いカーキーに近しい色をしていました。太陽光で見るとベージュ・夜になり室内灯に照らされると淡いカーキー色に見えました。
丸みを帯びた背面が特徴的
上記でもの述べたように部屋に馴染むデザインとなっている大きな要因がこの背面です。背面に曲線を多用し丸みを帯びさせることで、柔らかな印象を与えてくれます。
サニーチェアとパームワークチェアの背面を背面を比較してみると、違いは歴然。サニーチェアはフレームなどの目に見える部分に金属の使用が少なく、機械的な印象が抑えられ、フレームを白に統一することで温かみを感じるチェアになっています。
フレーム部分は白で統一されておりますが、キャスター部分のみパームワークチェアと同じグレーと濃いグレーの配色となっていました。製造費用を抑えるためだったのか理由はわかりませんが、キャスター部分も統一されていたほうがポイントは高かったです。
40cmまで下がる最低水準の座面高に150cmの妻が座ってみた
ここ数年ブログを始めたときより妻にも裏方として色々と手伝ってもらっており、必然的に妻もデスク作業が増えました。そのときに足がつくワークチェアがないというのが、妻の悩みでした。
散々試してもらい今まで座ったチェアの中で一番低いのはパームワークチェアで、ちょうど足がしっかりと床につくくらいでした。
今回サニーチェアを試してみると、1番低い状態で座ってみると少し低すぎるという状況にまで!そのため一般的なチェアが高くて困っている方にサニーチェアは間違いなくピッタリの製品です。
小柄な大人だけでなく、中高生あたりでも使えそうなサイズ感でした。
(座り心地)パームワークチェアとは性質が異なる
サニーチェアとパームワークチェアの仕様についてまとめてみました。
主に調整部分に違いがありますね。座面の調整機能は少なくなったけど、アームレストには角度調整がついて一部削られるなど、どっちつかずな印象。
ただスペック比較では全くわからない、両者に座ったときの感覚が全く異なるのでかなり詳しくまとめてみました。まずは座面について
サニーチェア | パームワークチェア | ||
---|---|---|---|
座面 | 素材 | モールドウレタンクッション | メッシュファブリック |
蒸れ | 熱がこもりやすく蒸れにつながる | 通気性が良く、蒸れにくい | |
形状 | フラット | 左右が凹・上下が凸のラウンド気味 | |
座り心地 | 沈みは少なく反発が強いので包み込まれる感覚が少ない 太ももとおしりを支えてくれている | 沈みが深いので包み込まれる感覚強い 太もも全体が包まれ沈む感覚 おしりは奥までしっかり入り込む |
今回サニーチェアに座ってみた初感で感じたのは「え?これ同じ会社が作った椅子?」という感想です。同メーカーのパームワークチェアとは全く性質が結構異なります。
届く前から座面がウレタンスポンジとメッシュで異なる点は知っていましたが、同じ方向性(柔らかく・体が包みこまれる感じ)で来ると勝手に思っていました。そのため座った瞬間の感想は違いすぎて「あれ?」でした。
サニーチェアはウレタンスポンジの座面でおしりから感じる反発は固め。一言でまとめるならウレタンスポンジの数万円オフィスチェアと同等の座り心地に感じました。本業でオカムラの数万円するワークチェアに座ること機会が多いのですが、それに近いかなり印象を受けました。
完成度としては全く悪くなく、後述してますが全体評価としてライトな使い方であれば十分すぎる性能だと思います。
背もたれや背骨の支えについて
座面に続いて背もたれやリクライニング部分も詳しく比較してみました。
サニーチェア | パームワークチェア | ||
---|---|---|---|
背もたれ | 前傾作業 | 肩甲骨、肩まわりまでサポート | 肩が浮くためノーサポート |
サポート | 背骨は支えられない | 背骨、特に尾てい骨上から肩甲骨下辺りの背骨を優しく支えてくれている (腰のS字カーブに沿うイメージ) | |
リクライニング | 反発力 | 反発力が強い (調整不可) | 反発力は程よい力 (調整不可) |
ストレッチ | バックレストスイング機能 肩甲骨周辺の筋肉が伸び、ストレッチできる | 背伸びをすると背面がすべてを包み込みサポートしてくれるので気持ちが良い | |
アームレスト | 質感 | クッションなし | クッションあり |
調整 | 角度15° 高さ7cm | 前後3cm 左右5cm 高さ10cm |
サニーチェアには座面の前後調整はありません。それでも座高を低くしたためなのか背もたれがかなり前傾まで傾きます。そのため足をつくために多少深く座らない状態であっても背もたれは常に背中に来る状態。
175cm前後のぼくが座れば少し前傾姿勢となっても、背もたれはピタッと背にあります。背もたれ部分は少し固めでしっかりと反発がある印象。リクライニングの反発も強いため常にピッタリと背を支えてくれます。
肩に目線をやってみると肩甲骨までしっかりと支えてくれる幅広さがあります。ただ一方で背骨を支えるような機構はなく、背骨の形によっては肩がついて背骨が少し浮いたような感じになりました。パームワークチェアと比較すると肩甲骨は支えられているが、背骨へのサポートはあまり感じられず一長一短という感想です。
座面から背もたれなど比較していると数時間作業ならカッチリとしたサニーチェア。1日作業ならゆったりとしたパームワークチェアがおすすめできますね。
座面とは異なりサニーチェアの背もたれはメッシュ素材で長時間座っていても蒸れは感じにくくなっています。
リクライニングしてみるとサニーチェアにはバックレストスイング機構があり、座った状態でも身体をしっかり伸ばすことができ気持ちよかったです。
最後にアームレスト部分ですが、サニーチェアには念願の角度調整(全体で15°)が搭載されました。アームの幅が52.5cmと少し広いことは否めませんが、キーボード作業で使うには角度調整があるとありがたいですね。クッションがなく少し無機質なので冬は寒く固さを感じやすいかもしれません。
アームレストに関しては左右・前後調整も付けば完璧でした。
組み立て方法
サニーチェアの組み立て方法は比較的簡単にできるようになっていました。印象としては女性一人であってもできるかな?という印象。簡単にまとめてみました。
サニーチェアの組み立て方法は以下のとおりです。
- キャスターをはめ込み、主軸を装着
- メカニズムとバックレストを取り付け
- シート部分を取り付け
- 主軸にシート部分を差し込んで完成
脚を裏返した状態でキャスターを5つは差し込んでいきます。奥まで差し込むには少し力が必要ですが、7割以上入っていれば最悪座ったときの荷重で入り込みます(非推奨)。
先程の脚をひっくり返して主軸を差し込みます。これは特に力いらず。
座面高やリクライニングの固定を調整するメカニズム部分にバックレストを取り付けていきます。
バックレストを机の上か何かに乗せてやったほうがやりやすいですが、撮影の関係でこのままの状態で行いました。
付属の頭なしネジと六角レンチで奥まで回していきます。バックレストの金具部分にネジがねじ込まれていきます。
続いてメカニズム部分にシートを取り付け。こちらもシート部分を机の上などに置いたほうがやりやすいです。
付属のネジと六角レンチで固定。長ネジ・短ネジあるので間違いないよう注意。
最後に脚に取り付けた主軸にシート部分を差し込みます。シート部分が結構重くなっているので力に自身のない方は2人でやることをおすすめします。
これだけで組み立ては終了。最後にガタツキがないかしっかり確認しておきましょう。
完成まで撮影しながら行いましたがトータル30分もかからず終了しました。普通に組み立てるだけであれば20分前後で終了する印象。部品点数と組み立て工数が比較的少なくわかりやすかったですね。
Palmwork サニーチェアの気になった点
サニーチェアの気になった点をまとめていきます。
長時間座っていると蒸れる
サニーチェアの座面はモールドウレタンクッションが使われているため、メッシュ素材と比べたら明らかに蒸れます。特に夏場長時間座ると空気が循環しないため、少し不快感を感じるでしょう。
ただ1日作業として使うようなヘビーな使い方ではなく1度に1,2時間弱のライトな使い方であれば、そこまで気にならないと思います。
前述した通りサニーチェアは前傾めの姿勢も相まって数時間集中して作業するのに良いなと感じたため、蒸れが気になった時点で1度休憩して集中力を回復させてもいいのかも。
身長が170cm以上ある人には少し低い
サニーチェアは座面が国内最低基準の40cmに合わせたことで40cm〜48cmの調整幅となっています。そのためぼくのような170cm以上ある人にとっては少し低く感じます。
パームワークチェアも少し低めの44cm〜52cmだったのですが、さらに低くなっているため体型に合わせた選択が必要です。
同メーカーのパームワーク昇降デスクを使っていればチェアの低さがそこまで気にならないと思います。
Palmwork サニーチェアはどんな人におすすめ?
最後にPalmwork サニーチェアはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 部屋のインテリアに合わせたチェアがほしい
- 座面高が低いワークチェアを探している
- 前傾で作業することが多く背もたれでしっかり肩をサポートしたい
今回はインテリアにより合わせたワークチェアとなっており、家具としての調和が感じられるプロダクトデザインになっていました。
特にベージュは北欧風のインテリアに凄くマッチしますし、イエローでワンポイントにしてみるのもありですね。この価格帯でデザインが秀でているチェアはなかなか少ないですよね。
また最低座面高40cmには身長150cmの妻が歓喜。一般的な椅子では足が届かないと嘆いていましたが、サニーチェアならなにも問題なく使うことができています。一方で170cm以上あるぼくの場合だと、少し低いと感じる一面もあるのでこの辺は一長一短ですね。
嬉しい誤算だったのがサニーチェアの背もたれが少し前傾よりからリクライニングできること。キーボード作業や集中すると少し前のめりになりがちですが、サニーチェアの背もたれは常に背にピッタリとくっついて支えてくれます。腰のサポートをあまり感じないのは残念点ですが、凝り固まりやすい肩周りをしっかりとサポートしてくれます。
まとめ
Palmwork サニーチェアをレビューしてみました。
- 部屋に馴染む可愛らしいデザイン
- 40cmまで下がる最低水準の座面高
- アームレストに角度調整あり
- 背もたれが前傾姿勢となっており、常に背中が支えられている
- 肩甲骨まで支えてくれる幅広さ
- バックレストスイング機構で座りながら身体を大きく伸ばせる
- キャスターが脚と一致していると更によい
- 長時間座っていると蒸れる
- 身長170cm以上ある人には少し座面が低い
同じ会社が作ったとはいえ、また違った性質のサニーチェアには驚かされました。素材の違いはさることながら、スペックではわからない座り心地、反発力、包みこまれる感覚などパームワークチェアとは結構な差がありました。
どちらかというと、リモートワークで1日ガッツリ使うというよりは1日数時間のライトな使い方にこそ向いているワークチェアだと感じています。
パームワークチェアやサニーチェアを検討するにあたって何を重視するのかが選ぶポイントになりそうです。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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