この記事でわかること
- PLAUD NotePinの利用シーンや身につけたときの写真
- 文字起こしや要約の精度について
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
皆さんは会議や日常的な会話の中で「あれ?あのときなんて話したっけ?」「このあと何をすればいいんだっけ?」と記憶が曖昧になり、再度考えるようなことありませんか?
お恥ずかしながらぼくは日常的に頭であれこれ考えることが多く、都度メモやタスク管理アプリなどに残さないと「あれ?」ってなることがよくあります。
今回はそんな悩みをかいけつしてくれる最新AIボイスレコーダー「PLAUD NotePin」をレビューしていきます。
カプセル型のコンパクトデザインで常に身につけられるウェアラブルデバイスながら、高精度な録音と文字起こし機能を兼ね備えています。
日常のふとアイデアが浮かんだとき・会話から会議などを記録してあとから整理することができる次世代のボイスレコーダーです。PLAUDユーザー数は70万人を突破し、AIボイスレコーダー界でとても勢いのあるメーカーです。
本記事では利用シーンや文字起こし・要約などAIの精度を詳しくレビューしていきます。脳のリソースを節約して仕事や生活の効率をアップさせてい方必見です!

声を録音しておいて、AIで文字起こしから要約までやってくれるので他のことにリソースを回すことができます!
- カプセル型のAIボイスレコーダー
- OpenAIのo3-miniや4o・Claude 3.5 Sonnetと選べる言語モデル
- ネックレス・リストバンド・クリップ・マグネットピンの4つの装着方法あり
- ノイズに強い2つのMEMSマイク搭載
- スタンバイ40日・連続録音20時間の電池持ち
- 充電は専用ドック
それではPLAUD NotePin レビュー | 脳のリソースを節約する最新AIのボイスレコーダーを書いていきます。
PLAUD NotePinの特徴
![]() ![]() PLAUD NotePin | |
---|---|
サイズ | 51 × 21 × 11mm |
重量 | 16.6g (マグネットピン含める場合は23.2g) |
マイク | 2MEMS |
バッテリー容量 | 270mAh |
電池持ち | スタンバイ:40日間 連続録音:20時間 |
ストレージ | 64GB |
装着方法 | ネックレス リストバンド クリップ マグネットピン |
カラー | グレー シルバー パープル |
返品期間 | 30日無条件で返品可能 |


- NotePinデバイス x 1
- マグネットピン x 1
- クリップ x 1
- ネックストラップ x 1
- リストバンド x 1
- 充電器 x 1
- USB-C充電ケーブル x 1
- クイックスタートガイド x 1
カプセル型のAIボイスレコーダー


PLAUD NotePinは51 × 21 × 11mm・23gのカプセル型デザインのコンパクトなボイスレコーダーです。2つのMEMSマイク(ノイズに強い小型高精度マイク)を搭載し、数メートルの範囲で音声をクリアに録音することができます。


また大きな特徴として身につけることが前提のウェアラブルとしてデザインされており、見た目は非常にシンプル。付属のアクセサリーを使って4つの着用オプションを用意しています。
ネックレス


- 付属のランヤード(ネックレス用ストラップ)をPLAUD NotePinのストラップホールに取り付けます 首からかけてネックレスとして使用できます
- ひもの長さは調節可能で、首の後ろに垂れることなくスマートに着用できます
リストバンド


- 腕時計のように腕に巻いて使用することができます
- 専用の腕時計ユニットに本体を物理的にはめ込んで装着します
- ベルト部分はマグネット式になっているため、簡単に固定できます
クリップ




- 付属のクリップを使って、胸元や衣服の任意の場所に装着できます
- 本体とクリップの間はマグネットでの装着となります
- スーツの胸元などに取り付けるのに適しています
マグネットピン


- スーツを着ている方には、ラペルピン周りに裏からマグネットで服を挟み込み固定することができます
- おしゃれな着用方法として人気があります
使用者のTPOに応じた装着が可能となるため、常に録音できる環境を提供してくれます。Appleの「探す」に対応しているため、日々持ち運んでいても紛失対策万全です。



大事な場面はいつ来るかわからないからいつでも録音できる状態になっているということだね!
高精度な文字起こし
PLAUD NotePinは録音だけに優れているだけでなく、AIを活用した文字起こし機能が用意されています。OpenAIのGPT-4oやAnthropicのClaude 3.5 Sonnetを利用した大規模言語モデルを搭載しており、高精度な文字起こしが可能です。


1時間の録音データの文字起こしを約5分という非常に高速な速度を提供してくれます。さらにただ文字起こしするだけではなく、「話者識別・自動要約・マインドマップ生成」など複数機能が用意されています。


要約テンプレートが執筆時(2025年4月)に有料プランだと30種類用意されており、随時更新中。「会議」「通話」「セミナー」などシーンに応じた要約テンプレートが用意されています。
下記に折りたたみでまとめてみました。それぞれシーンに応じたテンプレートが用意されています。中には言語モデルに渡すプロンプトとして情報がまとめられており、背景・目的・出力スタイルなどが用途ごとに用意されています。
テンプレート一覧
一般 | 自動適応 会議メモ 通話メモ 音声メモ ディクテーションノート キーポイント |
一般推論 | 自動適応推論 |
ミーティング | コンサルティング ディスカッション レポート タスク割り当て ロバートルール |
スピーチ | クラス 講義 トレーニング |
電話 | ディスカッションコール Q&A(質問と回答) 割り当てコール |
インタビュー | インタビュアーのメモ 仕事の面接 パネルディスカッション |
医療 | SOAP 心理療法メモ 医療相談 |
販売 | BANT コンサルティング ディスカッション |
コンサルティング | ニーズ評価 |
教育 | 教科ノート |
建設 | パンチリスト |
これに加えてUnlimitedプランやProプラン契約者はカスタマイズテンプレートあり。


さらにベータ版で要約のテンプレートプロンプトを作成することもできます。
多言語にも対応しておりなんとその数、112カ国語。日本語だけでなくグローバルな環境でも活用することができます。
ちなみに文字起こしには時間制限などがあり、プランが3つ用意されています。
スタータープラン | プロプラン | Unlimited | |
---|---|---|---|
料金 | 無料 | 月額1000円(年間契約の場合) | 月額3333.33円(年間契約の場合) |
文字起こし時間 | 月300分 | 月1200分 | 無制限 |
内容 | ・プロフェッショナル要約テンプレート13種類以上 ・マインドマップで情報を視覚化 ・発言者識別 ・無制限のクラウドストレージ (PLAUD PRIVATE CLOUD) ・AI人声強化 ・音声インポート ・スマート音声トリミング ・録音のマージ ・豊富なエクスポート形式 (WAV、PDF、DOCX、JPEG…) ・日本語を含む112か国語対応 | ・スターター全機能+以下の限定機能 ・プロフェッショナル要約テンプレート26種類以上 ・カスタムテンプレート ・チャット式AI「Ask AI」 | ・プロ全機能+以下の機能 ・業界用語集 |
期間限定特典で180日間のPLAUD AIプロプランが付帯。それ以降は利用頻度に応じたプランの契約が必要です。
長時間の電池持ち
wPLAUD NotePinは常に装着しておくAIボイスレコーダーということはわかりましたが、こういったデバイスは電池持ちも肝心。いざというときに手元にあっても電池切れでは話になりません。
- スタンバイ:40日間
- 連続録音:20時間
PLAUD NotePinは上記の通りスタンバイで40日間・連続録音は20時間となっており、1日中使えるバッテリー容量(270mAh)となっています。単三電池1本分のサイズや重量感でありながら、使用には十分な電池持ちです。


PLAUD NotePinのレビュー
それではPLAUD NotePinを実際に使ったレビューをしていきます。
※実際に本職の会議などでも使いましたが、掲載できる内容ではないため一部写真の省略が含まれます。
どこにでも持ち出せるのは強い


PLAUD NotePinを使ってみて思ったのはどこにでも持ち出せて使えるのが、1番のメリットに感じました。会議などわかっていればPLAUD NotePin以外の他製品を持ち出して録音することも正直できますが、パッと思いつくアイデア・話しかけられたときなど今この瞬間を残せるのはNotepinだからできることだと思います。


- ネックレス
- リストバンド
- クリップ
- マグネットピン
Notepinは上記4つの装着方法がありましたね。実際に使うとTPOに合わせて使うことでどこにでも持ち出すことができました。


外出時や社内などではネックレスやリストバンド、スーツ着用で客先に出向くときはマグネットピンなどを私は使うことが多かったです。
シャツで過ごすことが多い方は クリップが一番使いやすいと思いますが、私は胸ポケットのないものを着ることが多いのでクリップの出番は少なめでした。
文字起こしや要約の精度はどんな感じ?
PLAUD NotePinを手に入れてから気に入って毎日のように持ち出しており、なにか会話が発生するたびに録音して必要に応じて文字起こししたり、単純に聞いたりしています。


まず実際の文字起こし精度についてですが8割くらいの精度かと思います。誤りという程ではないですが、読めばわかるレベルには仕上がっており、完璧ではないけど分かるといった感じです。誤り部分でいくと特に句読点が所々にあり、内容が途切れ途切れとなっており、Notepinが一部聞き取れなかったのかな?という印象。
ただAIを使って文字起こしというだけではなくPLAUDはここから要約をしてくれます。これが本当に便利で特に会議の要点を整理してさっと共有というのが数分で完了してしまうんです。


先ほど文字起こしした内容(妻と車内で韓国旅行の計画を立てているとき)をo3-miniで要約してもらいました。
いかがでしょうか。今回の例で行くと旅行プランを主に話していたためそれがまとめられています。車内の何気ない会話を帰宅してから何だったっけ?となることもなく、必要なタスクだけをTickTickに登録して旅行準備を進めることができました。
ほかにも妻には悪いですが、どうしても手が離せなかったときにしれっとPLAUD NotePinで録音してあとで見返すこともしばしば(笑)
- みなさんは作業を中断して身体ごと傾けるようにしてください!!!
これはとんでもなく便利なものを出してくれたなと。1度使ったらもう手放せません。
利用シーンについて
私が使った利用シーンを紹介。みなさんのシーンとは違うかもしれませんが参考にされてください。
- 仕事などの打ち合わせ
- 展示会など複数の人と話すとき
- 家族内会議
- ぱっとアイデアを思いついたとき
おおよそこの4つくらいでした。展示会にはレビュー期間中2度しか持って行く機会がありませんでしたが、忙しない展示会こそ話した内容覚えてないことのほうが多いので、見返したときに非常に役に立ちました。
あとは、「ぱっとアイデアが浮かんだとき」これも今まではそのアイデアを頭の中でまとめてからメモアプリなどに登録していましたが、PLAUD NotePinがあれば頭の中で要約することもなくつらづらと話し続けるだけで良いので便利です。
どのシーンにおいても記憶・要約をPLAUD NotePinに任せられるので脳のリソース節約がすすみ、他の仕事が非常にはかどりました。
(私はTickTickを使っていますが)PLAUD NotePinにまとめてもらったあとに、タスク管理アプリなどに登録。とすると「何すればいいんだっけ?」ということが一切なくなり、私生活から仕事まで非常に行えます。
PLAUD NotePinの気になった点
最後にPLAUD NotePinの気になった点をまとめていきます。
無料プランは月300分の文字起こしは足りる?
無料のスタータープランであれば月300分(5時間)の文字起こしが可能となっています。
日常でぱっと思いついたときのアイデアメモ程度あれば余裕で足りますが、PLAUD NotePinの真骨頂となる会議など多人数で話をするときに使っていたら月300分では短く、月1,000円(年間契約のとき)のProの1200分(20時間)くらいはないと心もとなく思います。
これは利用者の環境によってかなり変わるとは思いますが、使えば便利さが分かるのでガンガン使いたくなります(笑)そのため月に最低1,000円のサブスク費用もかかるかもしれないことは頭に入れておくべきです。
文字起こしするにしてもインターネットに会話内容をアップロードする必要あり
AIの最大の弱点と思いますが、録音したデータを文字起こしするときはインターネット上に録音したデータをアップロードする必要があります。大規模言語モデルをローカルの閉塞環境に設置していれば機密性は高いですが、PLAUDもローカル環境で動作するものではありません。
そのためどのような内容であっても特にビジネスに関わるもの、他から傍受されては絶対に困るものでは使えない点は注意が必要です。
PLAUD NotePinはどんな人におすすめ?
最後にPLAUD NotePinはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- あれ?なんだっけ?と振り返ることがよくある方
- 日々の会話を記録しておいて脳のリソースを節約したい・効率化したい方
PLAUD NotePinは日常の中で「あれ?何すればよかったっけ?」と振り返ることがある方には非常におすすめです。起こったことをPLAUD NotePinで録音しておいて文字起こし → 要約。あとはやることをタスク管理アプリなどに登録しておけば、あとはひたすら作業にリソースを割くことができます。
上記の方法を取るためにPLAUD NotePinを常に身につけておけば、振り返りもできる。要約作業をなくせる。効率化できる。とメリットは多くあります。日常的に効率化したいと思っている人は導入をかなりおすすめです。
まとめ
カプセル型のAIボイスレコーダー PLAUD NotePinをレビューしてみました。


- 51×21×11mm・23gのサイズ感で常に身につけられる
- いつでも記録・文字起こし・要約までシームレスにできる
- 装着方法が4つあり、TPOによって使い分け
- 無料プランでも月300分まで文字起こし可能
- スタンバイ40日・連続録音20時間と長時間の十分な電池持ち
- 月300分以上の文字起こしが必要なときはサブスク加入
- 文字起こしの際、インターネット上に録音データをアップロードする必要あり
51×21×11mmという単三電池1本分ほどのコンパクトサイズながら、ネックレス・リストバンド・クリップ・マグネットピンと4つの装着方法で常に身につけられるウェアラブルデバイスとして、手元に届いてから常に持ち歩くことができました。これにより、「話した内容を忘れてしまった」「アイデアをメモし損ねた」といった日常の”うっかり”を劇的に減らせます。
使ってみて実感したのは「脳のリソース節約」効果です。「あれ?何だったっけ?」「このあとどうすればいいのかな」という振り返りの手間が激減し、記憶や要約作業をPLAUD NotePinに任せることで、他の仕事に集中できます。
一方で月300分という絶妙な時間は日常のいざというときだけの録音なら範囲内に収まりますが、会議などが多い方は300分(5時間)では足りないかと思いました。またインターネット上にアップロードする必要があるので機密性の高い会話内容の取り扱いには注意が必要ですね。
上記デメリットさえ考慮できれば、日常の中で非常に価値のあるデバイスであり、生活や仕事の質を格段に向上させてくれます。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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