この記事でわかること
- CZUR ET MAXの主要スペックと進化ポイント
- 実際のスキャン精度と操作性
- 設置・運用で注意すべき点
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
紙の書類や本をデジタル化したいけど、時間がかかって面倒…そんな経験はありませんか?
特に分厚い本や大量の書類をスキャンするとなると、従来のフラットベッドスキャナでは1枚ずつ蓋を開け閉めする作業の繰り返しで、思った以上に時間と手間がかかってしまいます。
今回はCZURの最新ハイエンドモデル「CZUR ET MAX」をレビューしていきます。
- 見開き本でも1秒/ページでサクサク取り込み、曲面補正 + 指消しで“まっすぐ・読みやすい”データに仕上げてくれます。
- さらに上部ディスプレイで構図を上から確認でき、フットペダルで手を離さず連続スキャン。
- 取り込んだデータはOCRで文字としてコピーできるので、請求書整理や学習ノートの検索も一瞬です。
3800万画素の高画質、高速スキャン、そして本の湾曲を自動補正する機能など、これまでのスキャナーの常識を覆す性能を持った製品です。
じゃが従来のスキャナーでは考えられない速度でスキャン。かつ鮮明に記録を残します。
- 3800万画素 410dpiのシリーズ最高の解像度
- ライトを標準搭載
- 書類の歪みを自動補正
- 上部ディスプレイで構図がひと目で分かる
- OCR(文字起こし)に対応
それではCZUR ET MAX レビュー|上部ディスプレイ×3800万画素で“撮るスキャン”が劇的に快適にを書いていきます。
CZUR ET MAXのレビュー


- CZUR ET MAX本体
- サイドライトモジュール ×1
- USBケーブル ×1
- 電源アダプタ ×1
- ハンドボタン ×1
- フットペダル ×1
- 黒マット ×1
- 指サック ×2




付属品が多めではありますが、専用設計の箱にしっかりと梱包されて手元に届きます。
3800万画素 410dpiのシリーズ最高の解像度


CZUR ET MAXは高画素、高画質のスキャナーとなっています。3800万画素、410dpiの高画質でスキャナする書類を鮮明に残します。
実際にスキャナしたときにデータ量が増える一方で鮮明さが増し、タブレットなどで拡大したときでも文字視認がさらにしやすくなっています。
最大の特徴は俯瞰でのスキャンスタイル。従来のスキャナでは蓋の開閉などが必要でしたが、CZUR ET MAXにはそれが全く必要ありません。






ちなみに取り込みデータサイズ設定については解像度・DPI・jpgの画質設定があり、変更することができます。文字の小さい書類などはDPIを上げて取るといいかもですね。


実際に取り込んだスキャナデータを見てみると細かい文字まで視認できるレベルとなっており、記録として残すには十分すぎる解像度となっています。




スターバックスのレシートをスキャンしたものを並べてみました。左はスマホアプリでスキャンしたもの。右はCZUR ET MAXでスキャン。


書類が鮮明に取り込めるようにET MAXは上部とサイドにライトが搭載されているのも特徴。上部ライトは2段階の明るさ調整もできます(サイドライトは明るさ調整なし)。


メインのライトは本体から点灯させることができます。サイドライトは背面にタッチ式のスイッチあり。
書類の歪みを自動補正


CZUR ET MAXは書類の歪みの自動補正機能を搭載しています。折り曲がっている書類や開きにくい本で生まれる歪みをしっかりと自動補正してくれます。
実際に自宅にある本をスキャナしてみましたが、本の見開きにより湾曲しているものが修正されます。


見開きの本は抑える必要があるため、付属の指サックを使うことで指部分が隠れます。
Shineモデルを使ったからこそわかる上部ディスプレイの便利さ


CZUR ET MAXでスキャナをしてみるとスキャナ本体上部にあるディスプレイの便利さがわかりました。
今までは同メーカーの他モデル Shineシリーズを使ったことがあるのですが、PCに接続しながらスキャナするのでモニターを何度も見ながら全体が枠に入っているのかなど確認しながら作業する必要がありました。
が、ET MAXは違います。PCモニターを見ずとも書類を俯瞰するようにET MAXを上から覗き込むだけでスキャナーへの映り具合がわかります。
長いレシートや複数のレシートをスキャナするときに枠内に入っているのかなど、サッと確認することができさらにシームレスなスキャンが可能となりました。これは便利。




更に要望として出すなら見開き本スキャンのときは中央線に配置することが重要なのですが、上部ディスプレイに中央線の表示はありません。この辺の表示内容がカスタマイズできるとさらによいですね。
実際のスキャナ方法
CZUR ET MAXのスキャナ方法は手動取り込み・自動取り込みのモード選択があります。


- 手動取り込み(フットペダルやハンドボタンの活用あり)
- 自動取り込み
手動取り込みにはマウス操作でスキャナボタンを押すのはもちろんですが、他にも方法があります。
付属のフットペダルやスキャナボタンの活用です。ET MAX本体とUSB-A端子で接続すれば、ボタン押しによるスキャナができます。
特にフットペダルの取り込みが楽で見開き本や複数枚の書類をスキャナするときに両手を使うため、空いた足でスキャナできるのは非常に楽です。
また手めくりで自動スキャンできるモードも用意されており、この場合はフットペダルなどなしでスキャナ可能。こちらはページめくりをしたときなど書類のスキャナ準備が整ったかをソフトが自動判断。整って約1秒もすれば自動スキャナで取り込んでくれます。
正確性を求めるならフットペダルなどを活用したほうが確実です。
OCR機能によりスキャナした書類を画像じゃなくデータに


CZUR ET MAXにはOCR機能でスキャンした画像を文字データとして認識可能です。
付属のソフト(CZUR Scanner)にこの機能は搭載しており、特段サブスクへの加入なども必要ありません。
精度は非常に高く、スキャナした書類から文字列をコピーすることも可能です。これにより業務上の書類なんかも取り扱えたりしますね!
1点懸念点としてOCR(文字起こし)は処理に少し時間がかかります。1,2枚なら全く気になりませんが、一気に数十枚などやると待つシーンがありました。
設置環境が場所をとる


CZUR ET MAXの懸念点は結構な設置スペースを取る点があります。
540 × 530mmくらいの設置スペースが最低でも必要です。それに電源ケーブルを接続し、PCとUSBも接続する必要があるため、設置場所も限られてきます。
かといって直し込んでしまうと本末転倒。手軽にできるスキャナが準備に多大な時間がかかることになり、頻繁に使うにはやや設置スペースを考慮する必要があります。




ちなみにシートは常設せずに巻いて収納しても良いかと思います。その場合は145 × 215mm程度のスペースが必要です。無印良品のポリプロピレンブラシ・ペンシルスタンドに入れてみました。
CZUR ET MAXはどんな人におすすめ?


最後にCZUR ET MAXはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 紙の書類や本を頻繁にスキャンする人:1秒で高速スキャンでき、業務効率が大幅アップ。
- 分厚い書籍を電子化したい人:曲面補正と指消し機能でキレイに整ったページデータを保存可能。
- 在宅ワーカー・フリーランス:請求書や領収書をまとめてPDF化してクラウド保存に最適。
- 教育・研究分野のユーザー:資料・論文のデジタル化やOCR文字認識が正確で使いやすい。
- 家族アルバムや思い出をデジタル保存したい人:写真や印刷物も色鮮やかにスキャン。
- 従来のフラットベッドスキャナに不満がある人:設置してすぐスキャンでき、操作も直感的。
まとめ
ハイエンドスキャナー CZUR ET MAXをレビューしてみました。


- 3800万画素 410dpiで鮮明にデータを残す
- 従来のスキャナーと違い、置くだけでスキャン
- 書類の歪みを自動補正
- 上部ディスプレイで構図が一目でわかる
- 付属のフットペダルを使えばさらに楽にスキャン
- OCRで文字起こしが簡単
- 設置スペースが必要
- 価格が高価
CZUR ET MAXは、単なる高画質スキャナーではなく、「紙をデータに変えるプロセス」そのものをスマートにしてくれる一台でした。
3800万画素の高精細スキャンに加え、曲面補正・指消し・OCRといった実用機能がすべて高速で動作し、書類整理や電子化のハードルをぐっと下げてくれます。
特に上部ディスプレイとフットペダル操作の組み合わせは、一度使うと他には戻れないほど快適。フラットな書類であれば配置するだけでガンガンスキャンできます。
一方で、設置スペースの確保は必要なので、常設できる環境があるかどうかが購入の判断ポイントになりそうです。ただ、その手間を補って余りある効率性と品質を考えると、紙の書類や本を頻繁に扱う方には間違いなく投資する価値があります。
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最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!




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