この記事でわかること
- USBバスパワーだけで、実際にどれくらい鳴らせてしまうのか
- 同じチップを積んだ上位機・DX5 IIと聴き比べて、どこに差が出たのか
- 前面と背面の出力の使い分け、正直わかりにくい本体設定のコツ
- Switch 2やPS5で使うときの条件と、10バンドPEQのゲーミング活用
こんにちは。ガジェットブロガーのじゃが(@jaga_farm)です。
据え置きのDAC内蔵アンプって、導入したあとに必ず一度は思うんですよね。「これ、外に持ち出せたらいいのに」と。
ぼくは先日から、TOPPINGのDX5 IIをデスクで使っています。手持ちのイヤホン・ヘッドホンが軒並みグレードアップして本当に満足しているんですが、945gという重さはさすがに動かす気になりません。電源もACが要ります。つまり、あの音はデスクの前に座っているときしか出せないわけです。
そこに登場したのが「TOPPING DX1 II」でした。DX5 IIと同じESS ES9039Q2Mを積みながら、サイズは手のひらに乗るレベル。しかもUSBバスパワー駆動で、ACアダプタが要りません。それでいて実売は2万5,000円前後。DX5 IIの約半額です。
正直、最初は「サイズと価格を落としたぶん、当然どこかを削っているんでしょ」と思って見ていました。ところが仕様を見ると、4.4mmバランス出力・光デジタルの入出力・10バンドPEQ・リモコンまで載っている。削られてるというよりてんこ盛り。感服です。
というわけで今回は、ホワイトをご提供いただきました。DX5 IIと並べて、同じヘッドホンで聴き比べるところまでやってみています。
- USBバスパワー駆動
DC 5V/1AのUSB Type-C給電のみで動作、ACアダプタ不要 - この筐体で1,000mW×2の出力
4.4mmバランス出力・32Ω/64Ω時 - 上位機と同じDACチップ
ESS ES9039Q2Mを搭載 - 光デジタルは入力と出力の両方に対応
他のアクティブスピーカーへ音を渡すことが可能 - 10バンドのパラメトリックEQ
ブラウザから調整して本体に保存が可能 - UAC1.0/2.0の切替スイッチ
PS5やNintendo Switchにも対応
それでは「TOPPING DX1 II レビュー | USBバスパワーで1,000mW×2、手のひらサイズの2.5万円DAC内蔵アンプ」を書いていきます。
TOPPING DX1 IIのレビュー

DX5 IIの隣に置いて驚いた|設置面積は約3分の1

箱から出して最初にやったのが、DX5 IIと並べることでした。これが想像以上でした。


DX1 IIは100×100×32mmの正方形。対するDX5 IIは190×155×44mmです。上から見た面積で計算すると、DX1 IIはDX5 IIの約3分の1。幅で言えば半分ちょっとです。重さも275gと945gなので、片手で持ち上げたときの感覚がまったく違います。DX5 IIは「動かすぞ」と意識して両手で持つ機材ですが、DX1 IIは無造作に片手で掴めてしまう。


この差が効いてくるのは、デスクの上の可処分スペースです。DX5 IIを置くと、そこはもう「DX5 IIの場所」になります。DX1 IIは脇の空きスペースに滑り込ませられるサイズ感なので、置き場所を作るという発想自体が要らないんですよね。

今回ご提供いただいたのはホワイトです。DX5 IIのシルバーは周囲の色を映し込んで風景に溶けるタイプの質感でしたが、ホワイトはまったく性格が違いました。光をしっかり返すぶん存在感があって、でも金属の硬さがない。可愛らしいという言葉が素直に出てくる質感です。オーディオ機材って基本的に黒くて重々しいものが多いので、この方向性は新鮮でした。ホワイト系のデスクを組んでいる人なら、これは相当刺さると思います。
じゃが「据え置き機は置き場所が…」で諦めていた人にこそ、この100×100mmを見てほしいです!
付属ケーブルの質感が、この価格帯とは思えない
地味なんですが、ここは書いておきたいところです。


付属しているUSBケーブルはUSB Type-C to Type-CとUSB Type-A to Type-Cの2本。この2本がどちらもシリコン素材なんです。しなやかで、変な癖がつかない。触った瞬間に「あ、これは残す側のケーブルだ」とわかる質感でした。


付属ケーブルって、正直に言えば9割方は箱に戻して二度と使わないものですよね。硬くて取り回しが悪くて、結局手持ちの良いケーブルに置き換える。それが当たり前になっていたので、最初から使う気になれる付属品が入っているのは素直に嬉しい誤算でした。
しかもA to CとC to Cの両方が入っているのが偉いです。デスクのドッキングステーションに繋ぐならC to C、古いPCやUSB電源アダプタに繋ぐならA to C。どちらの環境でも、開けた瞬間に鳴らし始められます。
USBバスパワーで1,000mW×2という異常値


ここがDX1 IIのいちばんの見どころだと思っています。
この機材、DC 5V/1AのUSB給電だけで動きます。ACアダプタは付属すらしません。それでいて4.4mmバランス出力は32Ω・64Ωで1,000mW×2。3.5mmのアンバランスでも16Ωで800mW×2出ます。
数字を並べると、この構成のすごさがわかります。入力の条件は5V・1A。公称の消費電力は通常時2.5W、待機時0.8Wです。その入力条件のまま、ピークでは1W×2を出してくるわけです。一般的なヘッドホンを鳴らす用途なら、これで十分すぎる数字だと思います。さすがはTOPPING、と感心。


ぼくの環境では、CalDigit TS5 Plusのドッキングステーションから給電して使いました。MacBookからケーブル1本で、電源もデータも完結します。デスクに機材を1台増やしたのに、コンセントは1つも増えていない。USB給電の利便性を感じます。


スマートフォンやタブレットに繋ぐ場合は、データと電源を分離するOTGケーブルを使います。今回はこの分岐ケーブル経由でも試しましたが、音の鳴り方に違いは感じられませんでした。給電元がドッキングステーションでも分岐ケーブルでも、出てくる音は同じという印象です。ここで音が変わると環境選びが面倒になるので、素直に安心できるポイントでした。
前面と背面に出力がある|「LO」はローじゃなくてラインアウト




DX1 IIは前面と背面の両方に出力を持っています。100mm四方の筐体に、よくこれだけ詰め込んだなという構成です。
- 前面:3.5mm(4極TRRS・マイク対応)/4.4mmバランス = ヘッドホン出力
- 背面:RCA/4.4mmバランス = ライン出力、さらに光デジタルの入力と出力
背面にもバランス端子がある、というのがこのクラスでは珍しいところです。4.4mmライン出力は5.1Vrmsと電圧も高いので、バランス入力を持つアクティブスピーカーやパワーアンプにそのまま渡せます。


ここでひとつ、最初に引っかかったことを書いておきます。前面には「ヘッドフォンアイコン」と「LO」という2つのランプがあるんですが、この「LO」をLow(ロー)だと思い込んでいました。ゲインのLowかな、と。


(みなさんから当たり前だったらお恥ずかしい限りですが・・・)違いました。取扱説明書を見るとLOはLine Out(ラインアウト)です。整理するとこうなります。
| ランプの状態 | 音が出る場所 |
|---|---|
| ヘッドフォンアイコンのみ点灯 | 前面の3.5mm/4.4mm(ヘッドホン) |
| LOのみ点灯 | 背面のRCA/4.4mm(ライン出力) |
| ヘッドフォンアイコン・LO両方点灯 | 前面と背面の両方に同時出力 |
| 光デジタル出力 | 上記に関係なく常時出力 |
注意したいのが最後の行です。光出力だけは、ヘッドフォンアイコン/LOの切り替えとは無関係に常時出力されます。光でアクティブスピーカーに繋ぎっぱなしにしていると、ヘッドホンで聴いているつもりでもスピーカーから音が出続けることになります。
本体だけの設定操作は、正直むずかしい
ここは率直に書きます。本体単体での設定操作は、説明書なしではまず理解できません。
設定モードへの入り方は、スタンバイ状態からスイッチを長押しです。入ること自体は簡単なんですが、問題はそのあと。ディスプレイにコードのような略号が表示されて、それを回して選ぶ形式なんです。何を選んでいるのか、その項目が何を意味するのかが、表示から読み取れません。
ヘッドホン出力のゲインをLowとHighで切り替える、といった基本的な操作もここに入っています。マニュアルを手元に置いて対応表を見ながら操作する前提の設計だと思ってください。


ちなみに、この手の操作は付属のリモコン(RC15C)を使ったほうが圧倒的にラクです。ボタンが独立しているので、長押しと回転の組み合わせを覚える必要がありません。2万円台の機材にリモコンが付いてくるだけでも十分ありがたいんですが、実用性の面でも「あって助かる」側の付属品でした。
なお、本体のディスプレイ自体は優秀です。音量がdB表記で大きく表示され、前面のダイヤルで調整できます。日常的に見る情報については、視認性でストレスを感じることはありませんでした。設定モードだけが別世界という感じです。
答えはTOPPING Home Web|アプリを入れずにブラウザで完結する


で、その設定のわかりにくさを一気に解決するのが「TOPPING Home Web」です。結論から言うと、DX1 IIを買ったら真っ先に開くべきはこれです。
TOPPING Home Webは、TOPPING製品をブラウザから操作できる公式のWebコントロールセンターです(home.toppingaudio.com)。専用アプリのインストールが一切要りません。ChromeやEdge系のブラウザでアクセスして、USB接続したDX1 IIへのアクセスを許可するだけです。
できることはこのあたりです。
- 入出力・音量・各種設定の変更(本体の略号を解読しなくていい)
- 10バンドPEQの編集(周波数・Gain・Q値を指定して本体に保存)
- PEQプリセットの保存・呼び出し、コミュニティのプリセット共有
- ファームウェアのアップデート


ファームウェアアップデートは実際にやってみました。メニューから「ファームウェアアップデート」を選ぶと、ローカルヘルパーとWebUSBのどちらで実行するかを選べます。WebUSBを選んだところ、そのままブラウザ上でインストールまで完了しました。追加のソフトを何も落とさずに済んだので、拍子抜けするくらい簡単でしたね。
オーディオ機材のファームウェア更新って、専用ツールを探して、OSのバージョンを確認して…という手間がつきものでした。それがブラウザで完結するのは、地味ですが確実に体験として進歩している部分だと思います。
Switch 2に繋いでみた|UAC1.0切替とOTGケーブルの組み合わせ


DX1 IIには背面にUAC1.0/2.0の切替スイッチがあります。これはUSB Audio Classというオーディオ転送の規格バージョンを切り替えるもので、UAC2.0はPCやスマートフォン向け、UAC1.0はゲーム機向けと考えてください。PlayStationやNintendo Switchは古い規格であるUAC1.0しか受け付けないため、この切替が必要になります。
今回はNintendo Switch 2で試しました。手順としてはこうです。
- 背面のスイッチをUAC1.0側に倒す
- OTGケーブルを使い、電源供給を別系統に分けた状態でSwitch 2に接続する
- Switch 2側の出力先がDX1 IIに切り替わる


結果、接続した瞬間にSwitch 2の出力先がDX1 IIに切り替わり、本体の設定画面の表示も変化しました。認識されないとか、一度抜き差しが必要といったつまずきはなく、あっさり通っています。




ここでポイントになるのがOTGケーブルによる電源分離です。DX1 IIへの電源供給はゲーム機やスマートフォンから直接給電すると電力が足りなくなる可能性があります。データはSwitch 2から、電源はUSB電源アダプタから、という形に分けてやるのが確実です。MUSINも、PC以外の機器(スマートフォン・タブレット・ゲーム機)で使う場合には給電分離用のOTGケーブル(TC-OTG-Y20)が必要としています。ここは別売りなので、ゲーム機用途で考えている人は購入時に一緒に用意しておくのが安全です。
PS5についても仕様として整理しておくと、UAC1.0に切り替えてUSBケーブルを挿し直し、PS5のサウンド設定で入出力デバイスにDX1 IIを選べば使えます。ボイスチャットのマイクにも対応していて、前面の3.5mmは4極TRRS。CTIA規格のマイク付きヘッドセットに対応し、マイク用に2.5Vのバイアス電圧を供給、マイク入力は最大192kHz/24bitです。なお、4.4mm側はヘッドホン出力専用でマイク入力には使えません。ここはぼくがボイスチャットまで実際に試した部分ではないので、仕様として書いています。
10バンドPEQは、ゲーミングでこそ活きるかもしれない
TOPPING Home Webから触れる10バンドPEQ(パラメトリックイコライザー:周波数・持ち上げ幅・効かせる範囲の広さを個別に指定できるイコライザー)ですが、これ、音楽用よりもゲーミングでの使い道が面白いと思っています。
FPSで足音を聞き取りたいとき、普通のイコライザーだと「高音を上げる」くらいの大雑把な調整しかできません。それだと銃声や環境音まで一緒に持ち上がってしまう。パラメトリックEQなら聞きたい音の帯域だけを狙って持ち上げることができます。しかも設定は本体に保存されるので、ゲーム機側には何のソフトも要りません。PCで詰めた設定を、そのままSwitchやPS5に持っていける形です。M


DX1 IIは製品ページでもゲーミング用途を前面に出しているモデルなんですが、その中身は「バランス出力+マイク入力+PEQ+UAC1.0を2万円台で全部乗せ」ということなんだと思います。ゲーミングヘッドセット専用機を買うより、こちらのほうが音楽にも潰しが利きます。
ひとつだけ注意点を。PEQが有効になるのはPCM 44.1〜192kHzまでです。それを超えるハイレゾやDSDを再生している間は、PEQは効きません。ゲームや通常の音楽再生ではまず問題にならない範囲ですが、DSD中心で聴く人は頭に入れておいてください。
DX5 IIと聴き比べてわかった、価格差2倍の中身


ここが今回いちばん書きたかったところです。同じESS ES9039Q2Mを積んだ兄弟機を、同じヘッドホンで切り替えて聴いてみました。使ったのはfinal DX4000CLです。
先に結論を言うと、思っていたよりはっきり差がありました。
音量については、どちらも十分に取れます。当然出力は違いますが、伝えたい差はここではない。DX1 IIでも音の粒立ちはちゃんと出ていて、「鳴らせていない」という感じはまったくない。ここは強調しておきたいところです。


違いが出たのは音の奥行きと、音と音との分離感でした。DX5 IIに切り替えると、重なっている音がそれぞれ別の位置にいるのがはっきりわかります。DX1 IIは、その重なりがもう少し近い距離に収まっている印象です。分離感は、確実にDX5 IIのほうが上でした。
とはいえ、これは価格2倍・重量3.4倍・AC電源の据え置き機と、USBバスパワーの100mm四方を比べた話です。むしろこのサイズでここまで鳴らせることのほうが驚きでした。
| 項目 | DX1 II | DX5 II |
|---|---|---|
| 価格 | 24,750円 | 54,450円 |
| サイズ・重量 | 100×100×32mm/275g | 190×155×44mm/945g |
| 電源 | USBバスパワー 5V/1A | AC電源 |
| DACチップ | ES9039Q2M ×1 | ES9039Q2M ×2(左右独立) |
| USB対応 | 384kHz/DSD256 | 768kHz/DSD512 |
| バランス出力(32Ω) | 1,000mW×2 | 6,400mW×2 |
| ヘッドホン端子 | 3.5mm/4.4mm | 6.35mm/4.4mm/4ピンXLR |
| デジタル入力 | USB-C/光 | USB-B/光/同軸/Bluetooth |
| 光出力 | あり | なし |
| ゲーム機対応 | UAC1.0切替・マイク入力あり | 光デジタル経由(変換が必要) |
表にすると、出力の差が6.4倍もあることに目が行きます。ただ、この差が体感として効いてくるのは鳴らしにくいヘッドホンを使ったときです。300Ω級や低能率の平面駆動型を持っているならDX5 II一択ですが、そうでなければDX1 IIの1,000mW×2で足りてしまう場面のほうが多いはずです。
面白いのは、DX1 IIにしかない機能もあることです。光デジタル出力はDX1 IIだけが持っていますし、UAC1.0切替とマイク入力によるゲーム機対応も、DX5 IIでは変換基板を挟む必要がありました。単純な上位互換ではないんですよね。
DX5 IIのほうは別記事で詳しくレビューしているので、据え置きでガッツリ組みたい方はこちらもどうぞ。


MacBook直挿しから乗り換える価値はあるのか
DX5 IIと比べると分離感で一歩譲る、と書きました。ただ、比較対象を変えるとまったく違う話になります。


MacBookの直挿しと比べると、DX1 IIは明確に上です。ゲインをHighにしてしっかり鳴らしてやると、音の余裕がまるで違います。2万5,000円でここまで変わるのかというのが正直な感想でした。
ぼく自身、オーディオの沼に入ったのは最近です。普段はBluetoothの手軽さも当たり前に享受していて、ケーブルレスの快適さは手放せません。それでもこだわって聴きたいときには、有線が要るというのが、ここ数ヶ月で腹落ちしたことでした。
で、その「有線で聴きたいとき」の環境をどこにでも持っていけるのがDX1 IIなんです。特殊なケーブルも電源アダプタも要らず、USB1本でバランス接続の環境が立ち上がる。これはかなり価値があると思います。


ポータブルDACとして常時カバンに入れるには、100×100×32mm・275gは人によって判断が分かれる絶妙な大きさ。スティック型のドングルDACのようにはいきません。ただ、外出先の滞在場所にポンと置いて使うという運用なら、このサイズは十分に現実的です。ホテルでも、実家でも、コワーキングでも、置いてUSBを挿せばデスクと同じ環境になる。そういう使い方なら、DX1 IIで足ります。
気になった点
良いところばかり書いてきたので、引っかかった部分もまとめておきます。
- 本体だけの設定操作が難解:長押しで入る設定モードは略号表示で、マニュアルなしでは何を選んでいるかわかりません。リモコンかTOPPING Home Web前提の設計だと思ったほうがいいです
- 「LO」の表記が紛らわしい:Line Outの略ですが、ゲインのLowと勘違いしやすいです
- 光出力は常時オン:本体側では切れません。TOPPING Home Webまで行けば個別にオフにできます
- ゲーム機・スマホ用途ではOTGケーブルが別売り:給電分離が必要になるので、本体だけ買っても完結しないケースがあります
- DX5 IIと比べると分離感で一歩譲る:final DX4000CLでの比較では、音の奥行きと分離に明確な差がありました
- PEQは192kHzまで:それを超えるハイレゾやDSDでは無効になります
並べてみると、致命的なものはありません。設定まわりの2つはTOPPING Home Webを開けば全部解決する話ですし、OTGケーブルも用途がはっきりしていれば買い足すだけです。
TOPPING DX1 IIはどんな人におすすめ?


- 据え置きDACに興味はあるが、デスクに置き場所がない人
- 2万円台でバランス接続の環境を始めたい人
- ゲーミングと音楽を1台に集約したい人(UAC1.0切替+マイク入力+PEQ)
- ACアダプタとコンセントをこれ以上増やしたくない人
- ホワイト系のデスクを組んでいる人(このホワイトはかなり良いです)
- 出先にも同じ音の環境を持っていきたい人
逆に、あまり向かないのはこういう方です。
- 600Ω級や低能率の平面駆動型ヘッドホンを鳴らしたい人:素直にDX5 IIか、専用のアンプを選んだほうが幸せです
- Bluetooth・同軸・XLRが必要な人:DX1 IIの入力はUSB-Cと光のみです
- ポケットに入るサイズを求めている人:275gはドングル型DACの代わりにはなりません
まとめ


DX5 IIを使い始めたときに感じた「この内容でこの価格は安すぎないか」という感覚を、DX1 IIでも同じように味わうことになりました。
USBバスパワーだけで動いて、特殊なケーブルも電源も要らず、それでいてバランス接続の環境がそのまま立ち上がる。持ち込めるDAC内蔵アンプという存在は、想像していた以上に自由度が高いものでした。
| 良かった点 | 気になった点 |
|---|---|
| USBバスパワーで1,000mW×2の出力 | 本体単体の設定操作は説明書必須 |
| DX5 IIの約3分の1の設置面積 | 「LO」表記がゲインのLowと紛らわしい |
| 付属ケーブル2本がシリコンで質感が高い | 光出力は本体からは切れない |
| 光デジタルの入力・出力を両方備える | ゲーム機・スマホではOTGケーブルが別売り |
| TOPPING Home Webでブラウザから全部設定できる | DX5 IIと比べると分離感で一歩譲る |
| UAC1.0切替でSwitch 2にあっさり繋がった | PEQは192kHzまで(DSDでは無効) |
| ホワイトの質感が良い・リモコン付属 | ポータブルと呼ぶにはやや大きい |
DX5 IIとどちらを選ぶかで迷っているなら、判断軸はシンプルです。鳴らしにくいヘッドホンを持っている、または今後買う予定があるならDX5 II。それ以外の大半の人はDX1 IIで足ります。そして、ゲーム機に繋ぎたい人や置き場所に困っている人は、むしろDX1 IIのほうが向いています。
2万5,000円という価格で、バランス出力・光I/O・10バンドPEQ・リモコンまで揃う。ここから有線オーディオを始めるという選択は、かなり良い入り口だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!




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