この記事でわかること
- Vマウントと1/4ネジの両対応が、撮影機材との相性でここまで効くという話
- 引き出した途中の長さで止まる、内蔵の巻き取りケーブルの使い心地
- 100Wクラスの照明を、Nano72とNano36それぞれで点けてみた結果
- 一緒に使ったSmallRigのマウントアクセサリ5点。どれが一番良かったか
- ディスプレイの見え方など、気になった点も正直に書きます
こんにちは。ガジェットブロガーのじゃが(@jaga_farm)です。
撮影中に「あ、ここで電源が欲しい」となる瞬間、ありませんか。照明のバッテリーが切れる、カメラの残量が心もとない、外部モニターが落ちそう。そのたびにモバイルバッテリーを取り出して、ケーブルをどこから伸ばすか考えて、バッグの中でとぐろを巻いたケーブルをほどく。あの一連の作業が、地味に集中力を削ってくるんですよね。
今回レビューするのは、その「どこから伸ばすか」を根本から消しにきた製品です。SmallRigの「Nano36」と「Nano72」。巻き取り式のUSB Type-Cケーブルを内蔵したモバイルバッテリーで、しかも本体に1/4インチ-20ネジ穴とVマウントが載っています。カメラ用品ならほぼ必ず付いている、あの共通規格です。
この共通規格に乗っているというのが、撮影ではとにかく効きます。三脚にもカメラにもジンバルにもリグにも、バッテリーを直接くっつけられるからです。しかも取り付ける場所は、たいてい機材の手が届く範囲。「ここで電源が欲しい」と思ったまさにその場所に、バッテリーを置いておけるわけです。あとはケーブルを引っ張り出すだけで、給電の準備は終わります。
今回は2機種そろえてご提供いただき、あわせてマウント用のアクセサリも5点。2週間ほど、実際に機材と組み合わせながら試してきました。
- 1/4インチ-20ネジ穴とVマウントの両対応
カメラケージ、三脚、ジンバル、リグ。撮影機材のほとんどに直付けできます - 巻き取り式USB Type-Cケーブルを内蔵
67cm。引き出した途中の長さで止められて、離すと自動で戻ります - Nano72は最大100W出力
100Wクラスの照明を、コンセントなしで動かせるレベルです(Nano36は最大45W) - 内蔵ケーブル+Type-C+Type-Aの3ポート同時給電
使わない端子にはシリコンのキャップが付いていて、ホコリが入りません - TFTカラーディスプレイ搭載
残量だけでなく、ポートごとの入出力ワット数や温度まで表示されます - どちらも100Wh未満で機内持ち込み可
21700セル採用。保証は2年です
それでは「SmallRig Nano36 / Nano72 レビュー | 三脚にもカメラにも直付けできる、巻き取りケーブル内蔵モバイルバッテリー」を書いていきます。
SmallRig Nano36 / Nano72のレビュー

| 項目 | Nano36 / Nano72 |
|---|---|
| 容量 | Nano36:10,000mAh(36Wh)/Nano72:20,000mAh(72Wh) |
| 最大出力 | Nano36:45W/Nano72:100W(いずれもType-C単ポート時) |
| Type-A出力 | 最大22.5W |
| 同時給電 | 内蔵ケーブル+Type-C+Type-Aの3ポート |
| 内蔵ケーブル | 巻き取り式USB Type-C/67cm |
| フル充電時間 | Nano36:約1時間47分/Nano72:約1時間22分 |
| ディスプレイ | TFTカラー(残量・入出力W・温度・バッテリー状態) |
| マウント | 1/4インチ-20ネジ穴/Vマウント(プレートは取り外し可) |
| 重量 | Nano36:約300g/Nano72:約500g |
| サイズ | Nano36:52.7×68.5×52.6mm Nano72:53.7×132.5×51.5mm |
| セル | 21700セル |
| 保護機能 | 短絡・過電流・過熱・過電圧・低電圧 |
| 機内持ち込み | 2機種とも100Wh未満のため可能 |
| 保証 | 2年 |
| 価格 | Nano36:10,590円/Nano72:14,390円(いずれも税込) |
Vマウントと1/4ネジ、両方載っているのが一番の価値
この製品の価値は、ここに集約されていると思っています。

本体にはVマウントのプレートが付いています。そしてそのプレートを外すと、下から1/4インチ-20のネジ穴が出てきます。


この二段構えが、かなり気が利いています。Vマウントで固定したい場面と、1/4ネジで固定したい場面って、実際に機材を触っていると両方出てくるんですよ。ジンバルのマウントプレートに載せるならVマウント。マジックアームの先に付けるなら1/4ネジ。どちらか一方しか対応していなかったら、片方の運用は諦めるしかありません。
2週間いろいろな場所に取り付けてみて、Vマウントって意外とこんなに使えたのかと思わされました。これまでは業務用の大型バッテリー専用の規格くらいの認識だったんですが、手のひらサイズのバッテリーに載ると話が変わります。挟む、吊るす、載せる。どこにでも持っていけます。
1/4ネジとVマウントは、カメラ周辺機器なら必ずと言っていいほど付いてくる共通規格です。つまりこのバッテリーは、すでに手元にある機材の「余っているネジ穴」に、そのまま居場所を作れるということになります。後半でアクセサリを紹介しますが、そこで書くことのほぼすべては、この2つの規格に乗っかった話です。
巻き取りケーブルは、途中の長さで止まるのが効きました
この製品の心臓部は、正直ここだと思っています。

本体に67cmのUSB Type-Cケーブルが巻き取り式で内蔵されていて、必要な分だけ引き出して使います。触ってみるとすぐ分かるんですが、フルに伸ばしきらなくても、途中の長さでちゃんと止まってくれるんです。20cmで止めたければ20cmで止まる。カメラケージに付けたバッテリーからカメラ本体まで給電するなら、その程度の長さで十分ですからね。
余ったケーブルが垂れ下がらないというのは、思っていた以上に快適でした。撮影中って、垂れたケーブルが三脚の脚に引っかかったり、風で揺れて画角に入ったりするんですよ。あれが構造的に起きなくなります。
戻すときもスムーズです。この手の巻き取り機構って、途中で引っかかったり、斜めに巻かれて次に出てこなくなったりするイメージがありませんか。2週間使った範囲では、そういう場面には一度も出くわしませんでした。公式によると16,000回以上の伸縮テストを通しているそうで、そのあたりの安心感はありそうです。

ただし、67cmという長さについては書いておきたいことがあります。撮影機材と組み合わせている限りは何も困りません。バッテリーと機材が近い位置にあるので、むしろちょうどいい。問題は、これを普通のモバイルバッテリーとして使ったときです。
後述するバックパック用のプレートを使って、リュックのショルダーベルトにNanoを付けた状態でiPhoneを充電していたとき。スマホをポケットに入れようとしたら、あと少し届かないんです。肩から腰までを67cmで繋ごうとすると、これがギリギリ足りない。撮影用途では気にならなかった長さが、日常使いに持ち込むと途端に短く感じます。ここは用途によって評価が割れるポイントだと思いました。
100Wクラスの照明を、実際に点けてみました

スペック表の数字だけ見ても実感が湧かないので、100Wクラスの撮影用照明を用意して、両機種で給電してみました。
結果は、スペックそのままでした。
| 機種 | 最大出力 | 100Wクラス照明の点灯結果 |
|---|---|---|
| Nano72 | 100W | 100%の明るさで点灯 |
| Nano36 | 45W | 45%相当までで頭打ち |
Nano72は、100Wの照明を100%で点灯させました。これ、けっこうすごいことだと思うんです。コンセントも延長コードもいらない。バッテリー1個とType-Cケーブル1本で、撮影用の照明が最大光量で立ち上がるわけですから。ロケでライトを使いたいけれど電源が取れない、という状況が丸ごと解決します。
Nano36のほうは45%まででした。これは故障でも不良でもなく、単純に最大出力45Wという仕様どおりの挙動です。ただ「45%までしか点かない」と書くと物足りなく聞こえますが、照明の光量を半分で使うのは撮影ではごく普通のことなので、実用上これで困る場面ばかりではありません。フルパワーが要るならNano72、という切り分けです。
照明に給電できるということは、Type-Cケーブル1本と1/4ネジさえあれば、その機材はバッテリー内蔵機に化けるということでもあります。汎用性という言葉で片付けるには、ちょっともったいない拡張の仕方だなと感じました。
「36」「72」という数字は、容量のWhを表しています

製品名の数字についても、ここで触れておきます。
Nano36が36Wh、Nano72が72Wh。この数字は容量を表すWh(ワットアワー)で、ミリアンペアアワーに直すとそれぞれ10,000mAhと20,000mAhになります。先ほどの45Wや100Wは出力の数字なので、そこだけ分けて覚えておくと分かりやすいです。
- mAh(ミリアンペアアワー)
スマホ用のモバイルバッテリーでおなじみの単位。「10,000mAh」のように書かれます - Wh(ワットアワー)
実際に取り出せるエネルギーの量。電圧を掛け合わせた数字なので、容量を正しく比べるならこちらです - なぜWhで名前を付けたのか
飛行機に持ち込めるモバイルバッテリーの上限が100Whだからです。撮影機材は持ち出してなんぼ。製品名を見た瞬間に「持ち込める」と分かる名付けは、実はかなり親切だと思います
カメラ用のVマウントバッテリーの世界では、そもそも容量をWhで表記するのが当たり前です。その文化に寄せた名前なんでしょうね。スマホ用のバッテリーから来た人には最初ちょっと分かりにくいけれど、撮影機材として見ると筋が通っています。
本体に搭載されているディスプレイについて

本体にはTFTカラーディスプレイが載っています。残量だけでなく、どのポートから何ワット出ているかまで表示してくれるので、この情報量は素直に便利です。照明に給電しながら「いま何ワット出ているか」が数字で見えるので、先ほどの検証もこの画面で確認しました。

ただ、表示そのものが暗い。バックライトでパッと明るく光るタイプではないので、陽の当たる屋外だと見づらくなります。光が正面から当たっていれば読めますが、屋外でサッと視線を落として残量を確認する、という使い方は少し厳しい。
撮影機材として屋外に持ち出せる製品なので、ここはもう少し明るくしてほしかったところです。とはいえ2週間使って、明確に不満だったのはこの一点だけでした。他は本当に、よくできています。
アクセサリを足すと、置き場所がどこまでも広がる

ここからが本題かもしれません。Nano36とNano72の真価は、SmallRigのマウントアクセサリと組み合わせたときに出てきます。今回は5点をあわせてご提供いただいたので、それぞれどこに付いたかを書いていきます。
【三脚・ライト用】ミニVマウントプレート 29が、今回いちばん気に入りました

5点のうち、これが断トツで良かったです。カニ型クランプの付いたミニVマウントプレートです。

やっていることはシンプルで、パイプに挟み込めるクランプの先にVマウントのプレートが付いている、それだけです。三脚の脚、一脚、ライトスタンド、デスクの天板の端。挟めるところなら、どこにでもバッテリーを吊るせます。クランプの開口は最大54mmまで対応していて、アルミ合金とステンレスの組み合わせ。重量は430gほどです。

感動したのは着脱です。付けるときは赤いボタンを押しながら、上から下にスッと落とすだけ。外すときも赤いボタンを押しながら上に持ち上げるだけ。ワンアクションで終わります。Vマウントの着脱って初めてだったんですが、こんなに気持ちいいものなんですね。
この感触を一度味わってしまうと、もう戻れません。「このモバイルバッテリー、どこに置いとこう」とバッグの中やポーチを探る、あの数秒がまるごと消えます。撮影のたびに何度も繰り返していた小さな迷いが、ボタン一つで解決してしまった感じです。

価格は定価4,599円。プレート一枚と考えると決して安くはありません。ただ、これ一つバッグに入れておくだけでNanoの置き場所が現場で無限に増えることを思うと、真っ先に買い足すべきアイテムだと思います。
【三脚・リグ用】マジックアーム11インチは、2,099円という価格が強い

先ほど書いたとおり、NanoはVマウントのプレートを外すと1/4ネジが顔を出します。そこで出番になるのがマジックアームです。


11インチのアームで、360°自由に角度を決められるタイプ。片側にはカニ型クランプも付いているので、1/4ネジがある場所にも、挟める場所にも取り付けられます。三脚、カメラリグ、どこにでも噛ませられるわけですね。素材はアルミ合金と耐食ステンレス、クランプの開口は最大54mm、滑り止めのクッション付きです。
面白いのは、これがNano専用アイテムではまったくないところです。1/4ネジさえあれば何でも付きます。ポータブルディスプレイ、LEDライト、外部モニター、マイク。小型のカメラくらいなら乗せられるでしょう。定価2,099円ということを考えると、ひとつ持っておいて損のない道具だと思います。
【バッグ用】クイックリリースプレート 5053で、肩にバッテリーが生える


名前は「カメラバックパック用クイックリリースプレート」。


本来はリュックのショルダーベルトにカメラをぶら下げるためのアイテムです。

でもこれ、1/4ネジを使ってNanoを付けられるんですよ。リュックの肩紐にこのプレートを噛ませてNanoを装着すると、肩にモバイルバッテリーが生えます。字面がちょっと変ですが、実際に使ってみるとこれが非常に使いやすい。そこから内蔵の巻き取りケーブルを伸ばせば、手元の機材でもスマホでも、歩きながら充電できます。


安定感も問題ありません。もともとフルサイズのカメラ本体をぶら下げる前提の製品で、垂直方向の耐荷重は40kg。500gのNano72を付けたところで、びくともしませんでした。対応するストラップは幅65mm・厚さ15mmまで、クリップは3段階で調節できます。アルカスイス互換のスライドイン式で、カチッと自動ロックされる機構です。重量は140gほど。定価は10,590円になっています。
撮影用機材以外でも使えるというのが、この組み合わせの面白いところですね。旅行や街歩きでも、そのまま持ち出せます。ただし前に書いたとおり、肩から下のポケットまでとなると67cmでは少し届かないので、そこだけ覚悟しておいてください。
【カメラ用】モニターマウント 2905Bなら、カメラに直接乗る

コールドシュー互換の、パン軸&チルト軸が動くモニターマウントです。

360°回転、180°チルト。底部に1/4インチ-20のネジ穴があります。

手持ちのα7 Vとα7C IIのコールドシューに取り付けてみたところ、問題なく装着できました。カメラの上にバッテリーが乗る形になります。公式では10,000回の可動テスト後もチルトの保持力が80%以上残るとされていて、重量は100gほど。

ただ、この運用をするなら選ぶべきはNano36のほうです。理由は単純で、Nano72は重すぎるから。約500gの塊がカメラの上に乗ることになります。α7 Vのボディの上で500gは、さすがに現実的ではありません。Nano36なら約300g。それでも軽くはありませんが、こちらなら成立します。

ちなみにNano Power Bank 1/4ネジの横にはARRIピン穴があります。Nano 72は全方向に、Nano 36は横方向にしかありませんので向き調整には注意を。
三脚に載せて固定する撮影や、リグに組んで担ぐ運用ならNano72でもいいと思います。でも手持ちでカメラの上に乗せるなら、迷わずNano36です。
【ジンバル用】DJI RS用マウントプレート 4189は、Nano36一択でした
DJIのジンバル用に、Vマウントバッテリーを取り付けるためのプレートです。RS 5、RS 4 Pro、RS 4、RS 3 Pro、RS 3、RS 2、RSC 2に対応。重量は80gほどで、落下防止機構も付いています。

今回はDJI RS 4 Proに取り付けてみました。NanoのVマウントプレートをそのまま活かせるので、装着自体はすんなりいきます。


ただしここでもサイズの壁がありました。Nano72はRS 4 Proには大きすぎます。物理的に付かないわけではないのですが、実際にジンバルを動かしている最中に他の部分と干渉する可能性が出てきます。ジンバルは回るものですから、そこにぶつかりそうな塊を付けるのは怖い。

RS 4 Proに組むなら、Nano36がちょうどいいサイズ感でした。ジンバル運用を考えている人は、この時点でNano36を選んでおくのが無難です。
Nano36とNano72、どちらを選ぶべきか

2機種を2週間並行して使って、選び分けの基準ははっきりしました。機材に「乗せる」ならNano36、機材に「吊るす・背負う」ならNano72です。
| 使い方 | Nano36(300g) | Nano72(500g) |
|---|---|---|
| カメラのコールドシューに乗せる | ◎ | △(重すぎる) |
| DJI RSジンバルに付ける | ◎ | △(干渉の恐れ) |
| 三脚・スタンドに吊るす | ○ | ◎ |
| バックパックに背負う | ○ | ◎ |
| 100Wクラスの照明を最大光量で使う | ×(45%まで) | ◎ |
| 価格(税込) | 10,590円 | 14,390円 |
重量差はわずか200gですが、その200gがカメラの上とジンバルの上では効いてきます。逆に、三脚に吊るしたりバッグに背負ったりするなら、その200gは体感でほとんど分かりません。だったら容量も出力も倍あるNano72のほうが圧倒的に有利です。
迷ったときは「このバッテリーを、何の上に乗せるか」で考えると答えが出ます。手で持つものの上に乗るならNano36。地面や体に支えてもらえるならNano72。
使う前に確認したいところ
2週間使って気になった点を、正直に並べておきます。
- ディスプレイが暗い
バックライトで明るく光るタイプではないので、屋外の直射日光下では読みづらくなります。日陰などで確認すれば視認可能でした。 - 内蔵ケーブル67cmは、日常使いだと短い場面がある
撮影機材と組み合わせる分には困りませんが、肩に付けてポケットのスマホを充電、といった使い方では少し長さ足りないシーンがあるかもしれません。撮影機材との組み合わせは問題なしです。 - Nano72は、載せる場所を選ぶ
約500g。カメラの上やジンバルに付けるには重く、大きい可能性があります。必要な出力と耐荷重を確認する必要があります。 - 本体だけでは真価が出ない
この製品はマウントアクセサリと組み合わせて完成します。本体に加えてクランプやプレートの予算も見込んでおくのが現実的です
こんな人におすすめです

ロケ撮影などで電源に困ったことがある人には、ほぼ無条件でおすすめできます。特に照明を屋外に持ち出したい人。Nano72が100Wの照明を最大光量で回せるというのは、それだけで撮れる画が変わる話です。
ジンバルや外部モニターを長時間回す人にも刺さるはずです。機材の給電をバッテリー1個に集約できて、しかもそのバッテリーが機材本体にくっついている。ケーブル配線を考える時間がまるごとなくなります。
すでにSmallRigのリグやケージを組んでいる人なら、話は早いです。余っている1/4ネジ穴に、そのまま居場所ができます。
逆に、スマホの充電だけが目的なら他のモバイルバッテリーのほうがいいです。1/4ネジもVマウントも使わないなら、この製品の価値の大部分は眠ったままになります。同じ価格帯でもっと軽くて、もっと長いケーブルを内蔵したものがいくらでもあります。
まとめ:撮影中の「電源どうしよう」が、ボタン一つで終わる

SmallRig Nano36とNano72を2週間使ってきました。
この製品の一番の発明は、容量でも出力でもなくて、「バッテリーの置き場所を考えなくてよくなった」ことだと思っています。1/4ネジとVマウントという、撮影機材なら誰でも持っている規格に乗ってきた。そこに巻き取りケーブルが内蔵されているので、配線を考える手間まで同時に消えます。
特にミニVマウントプレート2989と組み合わせたときの、赤いボタンを押してスッと落とすだけの着脱。あれを味わってしまうと、普通のモバイルバッテリーをどう持ち歩くか悩んでいた日々が、ちょっと馬鹿らしく思えてきます。
- 良かったところ
1/4ネジとVマウントの両対応/巻き取りケーブルが途中の長さで止まる/Nano72は100Wクラスの照明を最大光量で駆動/ポートごとの出力が数字で見えるディスプレイ/2機種とも機内持ち込み可 - 気になったところ
ディスプレイが暗く屋外で見づらい/内蔵ケーブル67cmは日常使いだと短い場面あり/Nano72はカメラ・ジンバルには重い/本体だけでなくアクセサリ込みの予算が要る
価格はNano36が10,590円、Nano72が14,390円。純粋なモバイルバッテリーとして見れば安くはありませんが、Vマウントバッテリーの相場を知っている人なら、この値付けはかなり良心的に映るはずです。撮影で電源に悩んだ経験がある人なら、買って後悔することはないと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!


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