この記事でわかること
- Galaxy Z Fold5ユーザーがGalaxy S24 Ultraに買い替えた理由
- 実際に機種変更してみて感じたメリット・デメリット
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
2023年の秋からiPhone 14 Pro → iPhone 15 Pro Max → Galaxy Z Fold5 → Galaxy S24 Ultraと乗り換えてきている自称スマホオタクではないじゃがです。
先日iPhone 15 Pro MaxユーザーがGalaxy Z Fold5に機種変更したという記事を執筆し、Galaxy Z Fold5での快適な生活を謳歌していました。しかし数カ月後、気づけば手元にはGalaxy S24 Ultraが届いていました。
なぜ買い替えることになったのか?実際機種変更してみてどうだったのか?Galaxy S24 UltraとGalaxy Z Fold5どちらにしようか迷っているユーザーも多いと思うのでこの辺をまとめていきます。
Galaxy S24 Ultraは1つの完成されたスマホの頂点だと思います。正直弱点がない。(価格くらい・・・)
- Galaxy AIを搭載したスマートフォン(アップデートで前モデルも搭載)
- チタニウムを採用したボディ
- ディスプレイがフラットに(前モデル比較)
- 2億画素のメインカメラを含めた4つのレンズを背面に搭載
- Sペンを本体に内蔵
- ディスプレイの反射が抑えるCorning® Gorilla® Armorを搭載
それではSamsung Galaxy S24 Ultra レビュー | galaxy Z Fold5持ちが買い替えてみた結果を書いていきます。
Galaxy S24 Ultraを購入した理由
それでは今回Galaxy S24 Ultraを購入した理由についてまとめていきます。
Galaxy Z Fold5の取り扱いが怖かった
今回買い換えた最大の理由はGalaxy Z Fold5をいつか壊しそうだから。これに尽きます。
スマホとしては最大級に高い20万オーバーのGalaxy Z Fold5なので小心者のぼくは取り扱いが普段の何倍も丁寧になりました。ズボンのポケットには当然入れない・持ち運ぶときは最低でもショルダーバッグなど小型のバッグを持ち歩くなどしていました。その結果気を使いすぎて疲れたというのが本音です。
Galaxy Z Fold5は一般的なケースではヒンジ部分がむき出しになります。これは構造上仕方のないことです。解決策としてヒンジ部分を保護するケースを装着すると本体重量が約300g前半とモンスター級の重量に。
保護と重量のトレードオフにはなりますが、この塩梅がなかなか難しいもので本体重量300gオーバーは流石に持ち運び方や持ち上げたときの手首などに支障をきたすものでした。
ヒンジ部分に傷がつくとリセール時の価値がなどと考えるぼくのような方にはGalaxy Z Fold5は取り扱いが少し難しくなります。ガシガシと使える人にはこの問題は全く問題ありません。
折りたたみ状態で使うシーンが非常に多かった
Galaxy Z Fold5を購入してすぐは開いて使うことがとても多かったですが、フォルダブルスマホって街なかで持っている人ほぼ見かけないですよね(身の回りでぼく以外の人が使っているのを未だに見たことないですw)。
そのため電車内で使っていると見られることが多いこと。多いこと。
特に見られて困ることをしているわけではないため、ドヤ顔で使えばいいはずですがその視線が小心者の私にはかなり気になりました。
この時点でGalaxy Z Fold5には向いてなかったのかも知れません・・・ただX(旧Twitter)などは細長の縦画面がかなり見やすいんですよ(笑)X(旧Twitter)の閲覧端末としてZ Fold5の折りたたみ状態はかなり気に入っていました。
これだとGalaxy Z Fold5がただの重いスマホに変わるわけですから、意味がないですよね。
Sペン内蔵でメモがいつでも撮れる
Galaxy S24 UltraはSペンを本体に内蔵しています。
専用のケースか別途持ち歩く必要のあったGalaxy Z Fold5とは違いSペンが常に近くにあり、思いついたら即メモに残して別のことを考えるようなことを日常的に繰り返している私には最適な端末となります。
Galaxy S24も選択肢入りしていましたが、Sペンの有無が最大の決め手でした。Galaxy S24はSペンに非対応で当然本体に内蔵もされていません。
本体下部にあることもポイントで、画面を正面に持った状態で向きを変える必要もなく取り出すことができます。
Dexモードが必須となった
Galaxy Z Fold5からの買い替えにGalaxy以外、他メーカーの機種にしようかとも考えましたがSamsungのハイエンドスマホに搭載しているDexモードがGalaxyシリーズの決め手でした。
Galaxy Z Fold5から使い始めたのですが、外部ディスプレイに接続すればPCライクに使うことができるDexモードはType−C → HDMIへ変換できるハブさえあれば、ほぼどこにでも使うことができる素晴らしいものでした(DP Altモードに対応しているのでUSB-C接続やDisplayPortへの接続もできます)。
出社したときの社内ではもちろん、出張先や外出先でも汎用性の高いHDMI端子さえ接続できればPC作業環境が完成です。特に1日・2日くらいの出張であれば荷物は最小限にしたいため、スマホは当然持って行くとすると、他にType−Cのハブ(HDMI端子搭載)とキーボード・マウスくらいしか必要ないミニマルな環境にハマってしまいました。
ほかにもXRグラスを所持しているのでそれと組み合わせて電車移動中などでも作業したり、スマホアプリでしかうまく動作しないものを指でなくマウスとキーボードで並列に作業するときなど作業性の高さをGalaxy Z Fold5で知れたぼくにはGalaxyから逃れることはできませんでした。
MacBookを持ち歩かなくてもネット環境さえあれば遠隔でMacBookに乗り込むこともできるため、作業性に不都合を感じることがほぼありませんでした。
カメラ性能
Galaxy Z Fold5で不満を持った1つがカメラ性能でした。iPhone 14 Pro → iPhone 15 Pro Max → Galaxy Z Fold5 → Galaxy S24 Ultraという遍歴できた私にはGalaxy Z Fold5機種変更時のカメラ性能の劣化が少し気になりました。
iPhone 15 Pro MaxとGalaxy Z Fold5はどちらも50MP前後の画素数を有していましたが、暗所性能が著しくGalaxy Z Fold5のほうが劣化していると感じました。iPhone 15 Pro Maxのときに感じていた「どんなシーンでも綺麗に仕上げてくれる」という感覚がGalaxy Z Fold5では味わえなかったのが不満に感じていた点です。
フルサイズのカメラなどを持ってはいますがやはり日常的に1番使うのはスマホカメラになるため、せっかくのワンシーンをきれいに残したいという気持ちを優先するとGalaxy S24 Ultraが候補にあがりました。
噂ではありますが、次世代モデルGalaxy Z Fold6 Ultraというものが登場するかもという情報もあります。次世代モデルではGalaxy Z Fold5の後継だけでなくカメラ性能はS24 Ultra並みのモンスタースマホが登場する可能性があると思うとワクワクしますね。
望遠レンズ性能はホント圧巻。電子とはいえ100倍ズームは肉眼では分からないところまで見えます。
Z Fold 5から買い替えてみてどうだった?
実際Galaxy Z Fold5からGalaxy S24 Ultraに買い替えると手持ちのデバイス環境から日常生活まで多少の変化があったのでまとめていきます。
iPad mini 6を別で用意した
Galaxy Z Fold5のときにできていたフォルダブルスマホならではのマルチウィンドウでの作業がGalaxy S24 Ultraでは当然難しくなりました。7.6インチの横長ディスプレイだったからこそできていたものですよね。
Galaxy Z Fold5を開いた状態で外出中のスキマ時間にブログ記事の下書きやメールの返信などをマルチウィンドウでこなしていたため、Galaxy S24 Ultraに機種変更してからはマルチウィンドウで作業できるデバイスがほしくなり、iPad mini 6を新たに購入しました。
金銭や持ち運びデバイスの重量増を加味しなければ、作業効率的には間違いなく向上しました。Galaxy Z Fold5のときに感じていた7.6インチの手狭感が、iPad mini 6の8.3インチになることでちょうどよいと感じるサイズになりました。数値的にはたった0.7インチのサイズアップですが、体感的にはかなり別物に感じます。
その様子はXにもアップしましたが、意外と違うことが感じ取れるかと思います。比率もアプリの最適化具合も違うことがわかるかと思います。Galaxy Z Fold5の不満としてアプリが最適化されていないものが多くただ拡大されたアプリ画面が多かったのも事実です。
普段Ergofinite THE TOKYO TECHPACKを持ち歩いているため、iPad mini 6分の重量増は個人的には全く気になりませんでした。
手持ちスマホでパッとマルチウィンドウは使えなくなりましたが、作業すると決めたときの作業性が大きく向上したのはありがたいです。
メモがより身近に感じられる
Galaxy Z Fold5では純正ケースやSpigenのペン収納ケース・PITAKAのケースでSペンは別途持ち出しなど色んなパターンを試しましたが、Sペンが本体下部に内蔵されているGalaxy S24 Ultraの手軽さにはどれも叶いませんでした。
メモできる画面サイズは小さくなりましたが、Sペンを取り出したら画面OFFの状態でもメモアプリ(Samsung Notes)が立ち上がるため、サッとメモできる手軽さは非常に快適です。
ふとした時に思いつくようなアイデアを常に手元にあるGalaxy S24 Ultraにサッと残し、あとで時間ができてからNotionやタスク管理アプリに落とし込むことで取りこぼしがかなり少なくなりました。
メモに残すことで頭の中の記憶を常に空へと持っていけるため、1つのことに集中できるこの方法は何事においても非常におすすめですよ!
Galaxy S24 Ultraは正直高いのでメモと小さいペンを常に持ち歩いても同様のことはもちろん可能です(笑)ここで重要なのはメモに落とし込んで、頭の中を常にスッキリさせておく点ですね!
手首への負担が減った
- 本体重量減
- MagSafeアクセサリが身近に
Galaxy Z Fold5(約253g)からGalaxy S24 Ultra(約233g)に変わったことで若干ではありますが、重量が軽いです(公式スペックで20gの減)。
ここで数字では語れない体感で行くと重量が重く感じるのは次の順番です。
- 開いているGalaxy Z Fold5 < Galaxy S24 Ultra < 閉じているGalaxy Z Fold5
本体の重量バランスでしょうが、開いているGalaxy Z Fold5はそれなりに軽く感じます。ただ前述した通り外では閉じて使うことが多くなった僕にとってはGalaxy Z Fold5は非常に重く、補助のために保護ケースをMagSafe対応させてアクセサリを装着してましたが、まぁ重い。かなりの300g後半のスマホになったことは言うまでもなく、閉じて使うなどもってのほかでした。
その点Galaxy S24 Ultraは他のスマホに比べると最重量級であることは事実ですが、Galaxy Z Fold5から機種変更したぼくにとっては手首の負担減となりました。
Galaxy Z Fold5と違い、Galaxy S24 UltraのほうがMagSafe対応保護ケースのラインナップがとても多いことも手持ちの補助には影響します。
バッテリー持ちが良い
- Galaxy Z Fold5:4,270mAh
- Galaxy S24 Ultra:5,000mAh
Galaxy S24 Ultraのバッテリー容量はモンスター級の5,000mAhとなります。そりゃ本体重量も重いはずですよね。対してGalaxy Z Fold5は4,270mAhと大型ディスプレイを搭載している割には心もとない数字となっています。
- Galaxy Z Fold5:21時間
- Galaxy S24 Ultra:30時間
- iPhone 15 Pro Max:25時間(参考)
その結果ビデオ再生時間で比較するとGalaxy S24 Ultraのほうが約1.3倍近く持つ計算に。1日普通に使って夜には約40%前後のバッテリーが残っています。あまり使わない日であれば2日は持つ計算となります。一方Galaxy Z Fold5は20%もあればいいほうで毎日充電が必須でした。
参考にiPhone 15 Pro Maxのビデオ再生時間も引用してきましたが、海外の比較サイトなどによるとGalaxy S24 UltraよりiPhone 15 Pro Maxのほうが電池持ちが良い結果が出ています。単純な数値比較ではわからない点があるため、1つの参考になれば幸いです。
Galaxy S24 Ultraはどんな人におすすめ?
最後にGalaxy S24 Ultraはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- カメラ・Sペン内蔵・Samsung Dexどれかに魅力を感じる
- スマホとして最上位モデルがほしい
- 大型スマホに苦を感じない
独自のカメラ性能の高さ・Sペン内蔵これらに魅力を感じるならUltraシリーズ1択となります。Galaxy S24 Ultraは登場したばかりで非常に高いので状態の良いGalaxy S23 Ultraを中古も選択肢的にはありだと個人的には思います。(Galaxy AIもアップデートで追加されましたしね)
Galaxy S24にSペンが内蔵されていればUltraではなく無印シリーズも選択肢には入っていましたが、Galaxy S24 Ultraの6.8インチくらいは最低ないと手書きメモするスペースが狭すぎる気がします。
またGalaxy S24 Ultraはスマホとして完全に完成したと思っていて、どの視点から見ても非常にハイスペックでバランスに優れた機種です。長持ちするバッテリー性能を含めて作業的にGalaxy S24 Ultraで困ったことはマルチ表示ができないくらいです。
2023年の秋以降iPhone 14 Pro → iPhone 15 Pro Max → Galaxy Z Fold5 → Galaxy S24 Ultraと大型スマホを連続で使ってきたぼくは全く気にならなかったですが、下手すれば300g級のスマホは正直重たいし大きいです。持ち運びが苦になる人にはGalaxyのUltraシリーズはおすすめできませんが、これさえクリアすればスマホの中では最良の選択肢の1つですよ。
まとめ
今回はGalaxy Z Fold5からGalaxy S24 Ultraに買い替えた理由などをまとめてみました。
- Galaxy Z Fold5のように取り扱いに気を使わなくて済む
- Sペン内蔵でいつでもどこでもメモができる(メモが身近に)
- カメラ性能が非常に高くきれいな写真をいつでも残せる
- バッテリー持ちが良い
- Galaxy S24 Ultra単体でマルチタスク作業は難しい
- 価格が高い
個人的にGalaxy Z Fold5の最大デメリットだった「取り扱いが怖い」はGalaxy S24 Ultraに変えたことで解消されガンガン使えるようになりました。折りたたみスマホはまだまだ発展途上ですね。
Galaxy Z Fold5ではケースを選んでいたSペンがGalaxy S24 Ultraになったことで内蔵となり、真の意味でいつでもどこでもメモができるようになりました。メモの頻度が高いぼくにとってはアイデアやタスクの取りこぼしが減って選んで良かったと思っています。
1点Galaxy Z Fold5では単体でできていたマルチタスク作業がGalaxy S24 Ultraでは表示領域的に難しかったので持ち歩きデバイスにiPad mini 6が加わってしまいました。結果的に作業性は向上したので個人的に大満足ではありますが、一般の方がGalaxy S24 Ultra + iPad mini 6を用意するかと思うと少し沈黙してしまいます・・・Samsung Dexを含めてこの組み合わせであれば出張中などもMacBook不要でいけるのでおすすめではあります。
Galaxy Z Fold5のようなフォルダブルスマホと通常のスマホで悩んでいる方の参考になれば幸いです。Galaxy Z Foldがさらにアップデートして取り扱いへの不安がなくなったらまた挑戦してみようと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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