この記事でわかること
- HiDock P1の革新的な機能と実際の使用感
- BlueCatch™技術によるBluetoothイヤホン録音の実力
- 75言語対応AI文字起こし・要約機能の精度
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
外出先で急なオンライン会議が入って、Bluetoothイヤホンを付けているから録音できない…そんな経験はありませんか?特にカフェや移動中での会議が多い方だと、「録音したくてもイヤホンが邪魔で録れない」という課題があるかと思います。
今回はHiDock P1を実際に使ってみたので、革新的なBlueCatch™技術の実力と、AIによる文字起こし・要約機能について詳しくレビューしていきます。

世界初のBluetoothイヤホン対応録音機能「BlueCatch™技術」を搭載し、注目を集めています。
- BlueCatch™技術: 世界初のBluetoothイヤホン対応録音機能
- 重量72gの手のひらサイズで優れた携帯性
- 75言語対応: 文字起こし・AI要約機能が生涯無料で利用可能
- デュアルECMマイク: スタジオレベルの高音質録音
- 8時間連続録音・1000時間音声保存が可能
- PC用P1とスマホ用P1 miniから選択
それではHiDock P1 レビュー | Bluetoothイヤホンで録音できる革新的AIボイスレコーダーを書いていきます。
HiDock P1のレビュー




- HiDock P1本体
- USB Type-C to Cケーブル
- 金属プレート
- クイックスタートガイド
コンパクトで軽い


手に取った瞬間、想像以上に軽い!重量約76gしかなく「持ち運びのストレスゼロ」という印象です。


スマホよりもさらにコンパクトな126 × 38 × 15.8mmで、バック内のちょっとしたポケットやズボンのポケットにも入るサイズ感です。
触ってみると表面はマットな質感で滑りにくく、ズボンポケットに入れて歩いても邪魔にならない絶妙なサイズ感だと感じました。



このサイズだとどこにでも持ち歩けるね!
手持ちのイヤホンがそのまま使えるBlueCatch™技術
世界初のBluetoothイヤホン録音


HiDock P1の大きな特徴として手持ちのBluetoothイヤホンを装着したまま録音できるというBlueCatch™技術があります。従来のボイスレコーダーであれば対応のイヤホンやマイクで録音を送受で行うことが基本でしたが、手持ちのBluetoothイヤホンをそのまま使えるのは非常に便利。
実際にAirPodsを装着してオンライン会議で使ってみると、従来のAIボイスレコーダーでは絶対に不可能だった「イヤホン越しの相手の声」と「自分の声」を同時に録音できる技術は担っています。


初期設定さえ済ませれば、ボタン一つでBluetoothイヤホンとペアリングし、会議終了後はワンタッチで元の接続に戻せる操作性も秀逸でした。



外出先でのオンライン会議が多い人にぴったりです!
セットアップは簡単


セットアップは驚くほど簡単です。PCに付属のUSB Type-Cケーブルで接続し、専用アプリ「HiNotes」に登録するだけですぐに使用開始できます。PC向けはブラウザ(Chrome)から起動することができ、アカウント登録をする → HiDock P1を接続するだけでつなげることができました。
実際にやってみると、デバイス登録から初回録音まで3分程度で完了し、技術的な知識がなくても迷うことなく操作できます。
HiDock P1本体のみでの録音ももちろん可能


HiDock P1のWeb会議をメインでフォーカスしたBlueCatch™技術を紹介しましたが、オフラインの対面会議や1人でアイデアを録音する文字起こしにももちろん対応しています。


HiDock P1の背面はマグネットになっているため、ホワイトボードへの貼付けや机に直置きすれば内臓のφ6 ECMマイク × 2が周囲音を録音。内臓の64GBストレージに約1,000時間録音できるため、ストレージ不足になることは考えにくいです。
録音開始方法は本体の録音・ボイスマークボタンを押すだけ。シームレスに録音を開始することができます。
AI文字起こし・要約機能の精度
HiDock P1は購入者特典で生涯無料の文字起こしプランが付属します。


重要なセキュリティについてですが、AzureのAI連携機能を使っているようです。ユーザーの録音データはHTTPSでデータはAzureサーバーに連携。そこからAI学習しない契約となっているChatGPTやClaudeなどと連携。これによりChatGPTのサーバーにデータは送信されますが、タスク終了後はAI学習されず即削除という仕組みになっています。
それでもインターネット上に録音データがアップロードされる点はどのAI文字起こしサービスも同じですが、この点が気になる方やセキュリティ的に厳しいという方は購入前にチェックが必要です。


さて実際の文字起こしは75言語に対応しており、要約機能も用意されています。要約には執筆時下記3モデルが選択できました。
- ChatGPT-4.1
- ChatGPT-5(β版)
- ClaudeAI-3.5


ただHiDock P1を購入することで付帯するプランはメンバーシッププラン。さらにプロメンバープランという上のプランも有り、そちらでは要約テンプレートが拡充されたり、csv,srt,Word,PDF形式でのファイルエクスポート。GoogleドキュメントやNotionへの連携機能が用意されています。


実際に日本語でのオンライン会議を録音してみました。文字起こしの精度は80点近くといったところ。ちょっとした単語のミスなどはあります。
プロメンバーシップになると複数人の会話でも話者を自動で識別してくれる機能があります。誰が何を発言したかが明確に分かるため、議事録作成など業務用途で使う場合は必須に近いですが、有料となっているのは少し残念ですね。
20分程度の会議録音をAI要約してもらうと、重要なポイントが簡潔にまとめられており、会議の振り返りが格段に楽になります。
ポータビリティの優秀さ


超軽量による携帯性
重量72g(公証)という軽さは、日常的に持ち歩く上で大きなアドバンテージです。ペンケースやポケットに入れても全く負担にならず、「録音機を持っている」という意識すら忘れてしまいます。
この携帯性の良さが外出先での会議録音への心理的ハードルを大幅に下げてくれると実感しました。
バッテリー性能
8時間の連続録音に対応したバッテリー性能は、一日の業務をカバーするには十分です。実際に丸一日使用しても余裕があり、充電切れの心配をすることなく安心して使用できます。
音質・録音品質


デュアルECMマイクの実力
スタジオレベルのECMマイクを搭載しているだけあって、録音品質は従来のボイスレコーダーとは別次元です。騒がしいカフェでも、双方向ノイズキャンセリング機能により、会話がクリアに録音されます。
実際にテストしてみると、背景ノイズが効果的に抑制され、音声の明瞭性が格段に向上していることが確認できました。
気になった点
HiDock P1を実際に使用して気になった点をまとめていきます。
有料機能の存在
話者識別、要約の翻訳、PDF形式でのエクスポートは有料のProメンバーシップ(1,880円〜28,800円)が必要です。基本機能は無料ですが、本格的なビジネス利用には追加費用が発生します。
Bluetooth接続の安定性
手持ちのBluetoothイヤホンが使えるBlueCatch™技術を紹介しましたが、手持ちのBluetoothイヤホンの動作を100%保証するものではありません。公式からも見解が出ており、MakuakeのQ&Aページにも記載があります。AirPodsで試したときは問題なかったですが、手持ちのBluetoothイヤホンで100%どうさするものではないためこの点は注意が必要です。
HiDock P1どんな人におすすめ?


最後にHiDock P1はどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 外出先でのオンライン会議が多い方: カフェ・移動中でもBluetoothイヤホンで録音可能
- 営業・コンサルタント: 客先訪問時の議事録作成を効率化したい
- フリーランス・リモートワーカー: 場所を選ばない柔軟な働き方を求める
- 語学学習者: 75言語対応で発音チェックや会話練習に活用
- 研究者・ジャーナリスト: インタビューや取材の音声記録を効率化
- 学生: 講義やゼミの録音・要約作成に活用
- アイデア重視のクリエイター: 移動中のひらめきを即座に音声メモ
まとめ
AIボイスレコーダー HiDock P1をレビューしました。


- 手持ちのイヤホンをそのまま録音に使える
- コンパクトで軽い
- 本体のみでもMacに接続しても録音可能
- 生涯無料の文字起こしが付帯する
- 価格が少し高い
HiDock P1は、手持ちBluetoothイヤホンでの録音という技術によりAIボイスレコーダーの常識を覆す製品でした。
BlueCatch™技術による圧倒的な利便性は高く、手持ちのイヤホンを装着したままシームレスに録音を行うことができました。
AI文字起こし・要約機能も想像以上に実用的で、会議後の議事録作成時間を大幅に短縮できます。75言語対応の文字起こしが生涯無料という点は、長期的なコストパフォーマンスを考えると非常に魅力的です。
価格は約26,800円と決して安くありませんが、外出先での会議録音+AI処理による時間節約という価値を考えると、毎日のように会議のある方には十分投資価値があると思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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