この記事でわかること
- TCL Q6CとQ7Cの徹底比較
- Switch 2やPlayStation 5 Proでの描写を見てみた。
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
「4Kテレビを買い替えたいけど、高画質と手頃な価格の両立は無理だと思っていませんか?」そんな悩みを量子ドットMiniLEDが解決します。
そんな「高画質」と「高コスパ」を両立させたいという、わがままな願いを叶えてくれるかもしれないテレビがTCLから登場しました。それが、最新の量子ドットMini LED技術を搭載しながら、驚きの価格を実現したAmazon限定モデル「TCL 55Q6C & 55Q7C」です。
他社と比較すると完全に破格価格で、従来の高級機を凌ぐ3,000nitsの輝度と2,048ローカルディミングゾーンを実現。
高コスパと言わざるを得ない価格と性能について深堀りしていきます。
ちょうどレビュー期間とSwitch 2発売が被ったので、高画質でマリオカートを遊び倒しました(笑)

TCL製TVは初めてしっかり触りましたが、完成度が高く驚かされました。TV買い替え検討しているなら選んで間違いなし。
- 量子ドットMiniLED搭載
- プレサイスローカルディミング
- TCL全領域ハロー制御テクノロジー
- AiPQ Pro プロセッサー
- HDR10+ 搭載
- Dolby Vision/HDR/HLGに対応
- Dolby Atmos搭載
- Google TV・Google Cast・Google Assistant・Hey Google
- BS/CS 4Kチューナーx 2
- 最大144Hzのネイティブリフレッシュレート · ゲームモード VRR機能対応
それではTCL 55Q6C & 55Q7C 比較レビュー | 高画質 × 高コスパを良質させた量子ドットMini LEDを書いていきます。
6/17 (火) 10:00~7/21 (月) 23:59までAmazonで使える5%OFFクーポンが用意されています。
クーポンコード『TCL2506』
\ 商品URLはこちらから /
購入ページに上記クーポンコードを入力することで適応されます。
TCL 55Q6C & 55Q7Cのレビュー


それではTCL 55Q6Cと55Q7Cのレビューをしていきます。まず結論を先にお伝えすると使用感を簡単にお伝えします。
Google TV対応で別途ストリーミングデバイスを用意しなくていいほどアプリが充実しています。さらに思った以上に動作がサクサクでCPUが公開されてはいませんが、使う上で動作が遅いからと不満に思うことは一切ありませんでした。
さらに後述していますが、映像がとにかく綺麗。
とはいえ、それは別メーカーのテレビでも同じ。TCL 55Q6Cと55Q7Cの強みは何なのか?実際に使ってみた感想をお伝えしていきます。
特徴
基本性能


- 量子ドットMiniLED搭載
- プレサイスローカルディミング
- TCL全領域ハロー制御テクノロジー
- AiPQ Pro プロセッサー
- HDR10+ 搭載
- Dolby Vision/HDR/HLGに対応
- Dolby Atmos搭載
- Google TV・Google Cast・Google Assistant・Hey Google
- BS/CS 4Kチューナーx 2
- 最大144Hzのネイティブリフレッシュレート · ゲームモード VRR機能対応
両モデルとも高画質でありながら手頃な価格を実現しているのが特徴です。
- 55Q6C:手の届く価格で高画質なMini LEDテレビを
- 55Q7C:価格以上の画質・音質
機能 | Q6Cシリーズ | Q7Cシリーズ |
---|---|---|
ローカルディミングゾーン | 最大512ゾーン | 最大2048ゾーン |
ピーク輝度 | Q7Cより低い(非公表) | 最大3000nits |
サウンドシステム | 2.1ch (40W) | ONKYO 2.1.2ch (60W) |
価格帯 | より手頃 | 高価 |
それぞれのモデルには数万円の価格差があり、画質や音響などをさらにアップグレードさせたのが55Q7Cとなっています。
画質
項目 | TCL Q6C | TCL Q7C |
---|---|---|
発売年月 | 2025年4月 | |
販売形態 | Amazon限定モデル | |
画面サイズ | 55/65/75/85/98インチ | |
解像度 | 4K (3840×2160) | |
パネル技術 | HVAパネル | |
バックライト | Mini LED | |
量子ドット | ○ | |
色域 | 10億色以上 |
TCL 55Q6Cと55Q7Cは解像度4Kに対応した量子ドットMini LED搭載モデルです。まずは量子ドットMini LEDとは一体何がいいの?ということを細かく見ていきます。
量子ドットMini LEDとは
パネル


パネルにはTCLグループのCSOTが開発した更に進化したVA型液晶パネルが採用されています。
従来のVAパネルの弱点(視野角の狭さ・応答速度の遅さ)を改良。
- 視野角178度(IPSと同等の広さ)
- コントラスト比7000:1(従来VAの2倍以上)
- 高速応答性能(1msレベルでの駆動) を実現。
VAの構造を進化させることで、IPSが得意とする「視野角」とVAの「高コントラスト」を両立した技術です。
量子ドットMini LED


超簡単に示すならバックライトとなる電球(Mini LED)と波長を変換する発光材料(量子ドット)を組み合わせて更に明るく鮮やかな照明を作る技術となっています。
量子ドットは例として「青色の光を赤/緑」の原色に変換する技術です。これが数マイクロ・数ナノの極小サイズで行われることで、かなり細かな色表現が可能となっています。
各ピクセルが独立して発光する有機ELが表現する完全な黒(黒部分が発光しないので完全な黒)には追いつきませんが、焼き付きのデメリットがない液晶技術なので長時間同じ画面を表示していても問題ありません。



細かく発光するMini LEDの表現した色を波長変換(量子ドット)して1色で表現してたものを色の三原色に戻して色表現を拡大する技術なんだね!
プレサイスローカルディミングゾーン数の違い




項目 | TCL Q6C | TCL Q7C |
---|---|---|
ローカルディミングゾーン数 | 最大512ゾーン | 最大2048ゾーン |
ピーク輝度 | 非公表(Q7Cより低い) | 55/65型:2300nits 75/85/98型:3000nits |
コントラスト比 | 高コントラスト | 3000万:1 |
倍速機能 | 120Hz(4K 144Hz VRR対応) | |
映像エンジン | AiPQ Proプロセッサー | |
HDR対応 | HDR10+/Dolby Vision/HDR10/HLG | |
ハロー制御 | TCL全領域ハロー制御テクノロジー |
さてHVAパネルと量子ドットMini LEDの組み合わせが優れていることがわかったことでTCL 55Q6Cと55Q7Cの違いであるローカルディミングゾーン数の違いについて触れていきます。
量子ドットMini LEDの性能を決める重要な要素が「ローカルディミング」です。
明るい部分は強く発光、暗い部分は発光を抑制するなどゾーンごとに選択することができます。つまりゾーン数が多いほど、より細かな明暗制御が可能となっているのです。
写真で言う画素数のようなイメージですね。細かいほうがよりディテールが際立つように、ローカルディミングゾーン数が大きいほうが色表現が豊かになります。
512ゾーン=HD画質とするなら2048ゾーン=8K画質となります。



例えるなら部屋の照明を「全体で1つ」ではなく「エリアごとに複数」設置して、必要な場所だけ明るくする技術だね!
つまりでは512ゾーン(Q6C)と2048ゾーン(Q7C)ではこのエリア分けが最大で4倍違います。これにより更に表現が豊かとなるTCL 55Q7Cのほうが映像表現に適していると言えます。


黒の表現が白く浮いているQ6Cに対してQ7Cはしっかりと引き締まっていることがわかります。目で見たらわかるのですが、写真越しだとわかりにくくなってしまいました。
ただTCL Q6Cも見るに耐えないほどの表現ではなく、黒の引き締まりを感じます。これはTCL独自の技術「TCL全領域ハロー制御テクノロジー」により光のにじみを効果的に抑制しています。


さらに描写についてこちらは写真でもわかると思いますが、上のQ7Cのほうが明らかに鮮やかです。こちらは輝度の違いもあるとは思いますが、どちらも輝度100%に設定しています。近くで見ると描写もきめ細かく明らかな違いを感じました。


また細かいところで行くとQ6CとQ7Cではベゼルの処理が違います。Q7Cのほうがより細く仕上がっており、質感も高くなっていました。
音響
それでは次に音響システムについて比較していきましょう。
項目 | TCL Q6C | TCL Q7C |
---|---|---|
サウンドシステム | 2.1ch | ONKYO 2.1.2ch |
出力 | 40W (10W×2+20W) | 60W (10W×2+20W+トップトゥイーター) |
立体音響 | Dolby Atmos/DTS Virtual | Dolby Atmos/DTS Virtual |
TCL 55Q6Cと55Q7Cは両方2.1chに対応しており、2つのミッドスピーカー + サブウーファーを組み合わせたサラウンド技術で立体音響技術(Dolby Atmos)にも対応しています。


55Q7Cはそれに加えてトップトゥイーター(20W) × 2を搭載。トゥイーターは高音域を対応します。
- 低音域:サブウーファー
- 中音域:ミッドスピーカー
- 高音域:トップトゥイーター
これらの組み合わせの音表現を実現しています。


実際に聞いてみると明らかに今までのテレビ内蔵スピーカーとは音の密度が違います。よくありげなスカスカの音ではなく、迫力のある低域から伸びのある広域までよく聞こえてきます。
また55Q7Cの方はサラウンドも2.1.2chということで見ているコンテンツによっては音の広がりをより感じることができます。設定からサラウンド効果を加えることもでき、そういった音が好きな方にはありがたい機能です。Q6Cと音を比べた時も密度とそれによる広がりが明確にQ7Cの方が優れています。



実際に2機種で映画や音楽を再生すると明確に違いがあり、エンタメを多く楽しむという方は断然Q7Cです。
ただ勘違いしてはいけませんが、あくまでテレビ搭載のスピーカーとしてはという評価で、低域で行くと本格的なサブウーファーほど振動することはありません。さらにサラウンドも四方八方から聞こえてくるものではありません。やはり音へこだわりたい人はサウンドバーなどの導入をおすすめします。
ゲーミング性能


次はゲーミング性能に見ていきましょう。最新のSwitch 2やPlaystation 5 Proを接続して試してみました。
まずリフレッシュレートなどゲーミング性能にふれる前に画質はHDRの表現が美しく、明るいところと暗い部分の明暗差が非常に優れています。


量子ドットMini LEDでの表現が美しく、ゲームの要所要所で「おぉ!」と感動する場面があり、画面表現だけ見ても非常におすすめできます。
項目 | TCL Q6C | TCL Q7C |
---|---|---|
リフレッシュレート | 4K/144Hz | |
VRR対応 | 48-144Hz (4K) 48-240Hz/288Hz (1080p) | |
ALLM(自動低遅延モード) | ○ | |
Game Accelerator | 最大288Hz | |
ゲームマスター | ○ | |
ゲームバー | ○ | |
AMD FreeSync | Premium Pro |
TCL 55Q6Cと55Q7Cはゲーミング性能も充実しています。4K 120Hz表示に加えて、可変リフレッシュレート(VRR)にも対応しており、4K解像度であっても144Hzまで対応。1080pであれば最大288Hzとゲーミングモニター並みの性能を有しています。(288Hzは65型以上が対応)
- PlayStation 5:4K 120Hz対応
- PlayStation 5 Pro:4K 120Hz対応・VRRにて4K 144Hz対応
- Switch 2:4K 60Hz・フルHD時 120Hz対応


初めてゲームを接続するとゲームアシスタントが自動で起動するという案内が出てきます。


中心に照準器を生じしたり、シャドウの見えにくい部分を持ち上げるなど設定変更可能です。また表示は時間が経てば消えるのはもちろん、リモコンの機能ボタン長押しで再度呼び出すこともできます。メニューより現在のリフレッシュレートを右上に常に小さく表示することもできました。


Switch 2やPlayStation 5で大画面で遊びたい人には最適解ともなりうる製品かと思います。
スマートホーム機能や接続性


項目 | TCL Q6C | TCL Q7C |
---|---|---|
OS | Google TV | |
音声アシスタント | Google Assistant/Alexa | |
キャスト機能 | Chromecast built-in/AirPlay 2 | |
HDMI端子 | 3ポート (HDMI2.1対応) | |
USB端子 | 2ポート | |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 | |
Bluetooth | ver5.2 | |
チューナー | 地デジ×2/BS・CS 4K×2 | |
録画機能 | 外付けHDD対応(裏録可) |
TCL 55Q6Cと55Q7Cのスマートホーム機能や接続性に違いはありません。
どちらのモデルもGoogle AssistantやAmazon Alexaに対応しています。さらにChromecast built-inやApple AirPlay 2も本体内蔵となっているため、スマホ画面を簡単にミラーキャストすることが可能です。


試しにMacの画面をAirPlayしてみるとフルHDでのミラーリングが可能です。これはApple TV以外だとフルHDまで解像度が落ちる他メーカーのTVと同じ動作となっています。


さらにApple HomeKitにも対応しており、SiriからTCL 55Q6Cや55Q7Cの電源ON / OFFや入力切替をすることができます。


入力端子もHDMIが3ポートと充実しています。各ポートは一部スペックが異なるため注意が必要です。
- HDMI1:最大4K 120Hz映像入力(eARC対応)
- HDMI2:最大4K 120Hz映像入力
- HDMI3:最大4K 60Hz映像入力


せっかく4K 120Hz(HDMI2.1)に対応しているHDMI1がeARC対応ということでそこにサウンドバーを接続するのであれば、なんかもったいないですね。AVアンプなどを使う場合にはその限りではありませんが、4K 120Hz VRR対応・HDR10、Dolby Vision対応など高性能なAVアンプでないとせっかくのHDMI2.1ポートを無駄にします。
さらに外付けHDDの接続に対応し、TV単体での録画も可能。チューナーが2つ内蔵しているため、録画しながら別番組視聴を楽しめるいわゆる裏録にも対応しています。
リモコンが使いやすい


最後にTCL Q6CとQ7Cを比較レビューする中で何度も付属リモコンに触ってきましたが、この付属リモコン地味に使いやすくぼくが触ってきたリモコンの中ではダントツで質感が高かったです。
ボタンの質感が高い


付属リモコンのボタン、特に中央に設置された十字キーの反発力が硬めで押し心地が気持ち良いです。
またボタンの素材が少し摩擦するくらいのヌルヌルとした感触で押し心地とマッチして使いやすいと感じました。
よく使うストリーミングサービスが押さえられている


リモコンには9つのストリーミングサービスが下部に配置されています。
- NETFLIX
- hulu
- U-NEXT
- ABEMA
- YouTube
- FOD
- Amazon prime video
- TVer
- TCL CHANNEL
個人的には使うストリーミングサービスほぼ集約されており、大満足。これはメーカーごとの配置にもよるので個人で大きく異なりますよね。
最後に注目すべきは「アプリ」ボタン。これの存在により、ボタンにプリセットとしてないストリーミングサービスであっても即座にアクセスできる点がポイント高いです。
背面のつなぎ目がない
最後に細かい部分ですが、付属リモコンは単4電池で動作します。普通は下部の方に電池ボックスにアクセスできるようなパネル配置をしますが、付属リモコンは背面一体型となっているためつなぎ目がなく背面が美しく仕上がっていました。
まとめ
最後にTCL Q6CとQ7Cシリーズはどんな人におすすめなのかまとめていきます。


- Q6C:コスパ重視で量子ドット Mini LEDを楽しみたい
- Q7C:画質・音質を更に追求していく
まず今回レビューしたTCL 55Q6CとQ7Cは量子ドットMini LEDを搭載したTVとしては破格となっており、他メーカーと比べると完全に価格破壊です。
Q6Cは普段遣いでも十分な画質・音質を有しており、予算を押さえつつ高画質を楽しみたい方におすすめ。
Q7Cはバランス重視のハイエンドとなっており、画質と音質両方にこだわりたい方・映画やゲームを楽しむ機会が多い方におすすめ。
今回の比較レビューではQ6CとQ7Cを並べて比較したため明確に違いがわかりましたが、Q6Cだけ手元に届こうものなら間違いなく完成度の高さに感動していました。音の密度が少し気になりましたがQ6Cを購入し浮いたお金をサウンドバーなどに使うというのも1つの選択肢かと思います。
今回紹介しませんでしたが、実はさらにプレミアムなC8Kシリーズというラインナップがあります。こちらはローカルディミングゾーン数が更に増え、音響もBang & Olufsen共同開発したものが搭載しているなど更に進化しています。TCLのプレミアムな体験をしたい方はこちらも是非チェックしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
6/17 (火) 10:00~7/21 (月) 23:59までAmazonで使える5%OFFクーポンが用意されています。
クーポンコード『TCL2506』
\ 商品URLはこちらから /
購入ページに上記クーポンコードを入力することで適応されます。
コメント