viaim RecDot & NoteKit レビュー | 日常のどんなシーンでも記録に残す第二の脳

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viaim RecDot & NoteKit レビュー | 日常のどんなシーンでも記録に残す第二の脳

この記事でわかること

  • viaim RecDotとNoteKitの特徴や使用感
  • 実際に使ってみた感想と利用シーン

こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。

「あの会議の内容、メモ取れなかったな…」「海外の講演、英語が聞き取れなくて内容が頭に入らない…」そんな経験はありませんか?

最近のAI技術の進化はめざましく、特に音声認識と翻訳の分野では驚くべき進化を遂げています。今回は、そんな最先端技術を活用した画期的なデバイス、viaim社の「RecDot」と「NoteKit」をご紹介します!

RecDotはワイヤレスイヤホン型のAIボイスレコーダー、NoteKitはUSB接続型のAIボイスレコーダーです。どちらも録音した音声をリアルタイムで文字起こし・翻訳してくれる優れもの。

特にワイヤレスイヤホンタイプのRecDotはイヤホンを介して通話している内容や聞いている内容を文字起こし・翻訳してくれます。

会議の議事録作成に悩んでいる方、語学学習を効率化したい方、海外の講演やポッドキャストを日本語で理解したい方など、様々なシーンで活躍するこれらのデバイス。AIがどこまで私たちの仕事や学習をサポートしてくれるのか、ぜひ最後までご覧ください!

じゃが

ワイヤレスイヤホンとUSBタイプでシーンに応じて使い分けることで日常のどこでも録音ができます。

viaim RecDot & NoteKitはどういう商品
  • AIを駆使してリアルタイム文字起こしや翻訳が可能
  • 日本のAWSサーバー
  • (RecDot)イヤホン型のAIボイスレコーダー
  • (RecDot)通話などの録音が可能
  • (RecDot)イヤホンケースに収納している状態でも録音できる
  • (RecDot)LHDC・ノイズキャンセリング対応
  • (NotKit)USB型のAIボイスレコーダー
  • (NotKit)各種Webサービスなど対応
  • (NotKit)ミュートボタンあり

それではviaim RecDot & NoteKit レビュー | 日常のどんなシーンでも記録に残す第二の脳を書いていきます。

本記事はviaimより製品提供を受けて執筆しています。

目次

viaim RecDotのレビュー


viaim RecDot
重量4.90g(片耳)
52g(ケース)
ドライバー11mmダイナミックドライバー
(チタンコーティング仕様)
ノイズキャンセリング-48dB
マイクトリプルマイク + 骨伝導マイク
Bluetoothバージョン5.2
BluetoothコーデックSBC
AAC
LHDC
マルチポイント対応
※LHDC接続時は単体接続
対応OSiOS
Android
駆動時間9時間(イヤホン単体)
36時間(ケース込み)
充電方法USB Type-C
ワイヤレス充電対応
防塵防水性能IP55
カラーブラック
シルバー
viaim RecDotの特徴
viaim RecDotの付属品を並べてみた
付属品
付属品
  • viaim RecDot本体
  • 充電用USB Type-Cケーブル
  • イヤーピース
  • クイックスタート
viaim RecDotの付属のケーブルはオレンジ

付属のケーブルはオレンジでおしゃれですね。

イヤホン型のAIボイスレコーダー

viaim RecDot本体の蓋を開けた

viaim RecDotはワイヤレスイヤホンながら、録音機能を搭載したAIボイスレコーダーです。

viaim RecDotのイヤホン
つまむ操作が可能

イヤホン左右それぞれにストレージを搭載しており、つまむ操作を長押しすることで即座に録音を開始することができます。(操作割当は変更可)

viaim RecDotの録音ボタン

またケース本体にもワンタッチ録音機能があり、viaim RecDotイヤホン本体を充電した状態で録音ボタンを押すと左右のイヤホンどちらかのストレージに対して録音を開始します。(両方入っている場合は左に録音)

viaim RecDotのアプリでイヤフォンの容量を示した画面

左右それぞれ通話録音が約139分・ライブ録音が約69分のストレージとなっています。周囲音を録音するのであれば左右のイヤホンで約2時間弱録音することができ、適宜スマホストレージに転送することでまた録音できるようになります。

Bluetoothイヤホンを介した通話などの録音も可能

viaim RecDotのアプリで録音選択を示した画面

さらにviaim RecDotはイヤホンということもあり、Bluetooth接続時の通話なども録音することが可能。これは左右で約280分可能となっています。

これは今までのAIボイスレコーダーではなかったviaim RecDotの強みです。

このBluetoothイヤホンで聞いている音を録音するということは様々なことに活かせます。

  • YouTubeなど気になった部分だけ録音
  • オンライン・オフライン講座を受講しながら録音
  • ポッドキャストなどの録音
  • 語学学習

など周囲音しか捉えられなかった従来のボイスレコーダーと違い、viaim RecDotはイヤホンで聞いている音をそのまま録音することができます。

さらにBluetooth接続時の通話も録音可能で仕事での通話やオンライン会議も録音できます。最近は通話アプリに録音機能があるものが増えてきましたが、スマホの録音機能有無にかかわらずviaim RecDotがあれば何でも記録に残すことができます。

基本的にBluetoothイヤホン機能を介して聞いているものはすべて録音することができます。

文字起こし・翻訳に対応

viaim RecDotで録音した音は即座に文字起こしすることが可能。リアルタイムでの文字起こしが可能となっており、翻訳にも対応しています。

文字起こし・翻訳(16言語対応) ※うち、1言語は文字起こしのみ・翻訳非対応

日本語、英語(共通・アメリカ英語・イギリス英語)、 中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、スペイン語、フランス語、 ドイツ語、イタリア語、ロシア語、アラビア語、タイ語、マレー語、 ポーランド語、ベトナム語、オランダ語、広東語(※広東語は文字起こしのみ対応、翻訳非対応)

執筆時(2025年5月)では上記の言語に対応しています。

これらの機能はプランによって1ヶ月あたりに使える時間が決まっており、無料では600分/月となっています。

プラン文字起こし時間/月月額年額
Basic600分無料無料
Pro1800分1,500円12,000円
Ultra無制限3,000円22,000円

注意:RecDotとNoteKitのアカウントを同期される場合、2つの端末で月600分の利用時間になります。また、別々のアカウントで利用される場合は、それぞれ月600分の利用時間になります。

他のAI文字起こしサービスと比べたら無料プランの時間は少し多いと感じましたが、有料プランだと1,500円〜と少し高価に感じます。

さらに文字起こし・翻訳した情報をTo-Doリストにまとめたり、要約する機能が搭載。会議などで録音したデータを見返す場合にアプリ内でシームレスにまとめることができ情報整理することが可能です。

viaim RecDotを実際に使ってみた

viaim RecDotの蓋を開けて手に持っている

viaim RecDotを実際に使ってみました。

イヤホンをつまむ操作をすれば周囲の音を録音する現場録音か通話時であれば通話録音が即開始されます。

  • イヤホン使用時:イヤホン本体をつまむ操作
  • イヤホン未使用時:ケースのボタンを押下

通話録音であればイヤホンを介してのリアルタイム文字起こしが可能となっており、通話しながらスマホ画面には文字が出てきます。

通話していないときに録音を開始すれば周囲音の録音が開始。こちらはリアルタイムに文字起こしは対応しておらず、録音後スマホ側にデータ転送して文字起こしをするといった感じでした。

スマホでWEB講演を聞いていてそれを録音したいと思ったら、viaim RecDotを接続している状態でスマホviaimアプリからオーディオ/ビデオ録音を選択する必要があります。この辺の録音の使い分けは少し慣れが必要と感じました。

実際仕事の現場などで使ったため、内容は公開できないのですが文字起こしの精度は悪くなく誤字は少なめと9割以上は正確だと感じました。話者選択も精度高く人が変わるたびに話者を分別できていることを確認できています。

日本設置のAWSサーバーにデータが送信される

AI文字起こしのサービスは各社から出ていますが、ネックな点として録音したデータのサーバーアップロードが必須となり、機密情報になればなるほどセキュリティが気になりますよね。

viaimの文字起こしや翻訳のAIは日本設置のサーバ(AWS)で運用するということで、海外に出て行くことはないようです。

仕組み上インターネットへのアップロードは避けられませんが、データのやり取りが日本国内で止まるということで安心感は増します。

じゃが

サーバーの設置箇所まで明らかにしてくれていると安心感は増すよね。

ノイズキャンセリングを搭載したハイレゾイヤホン

viaim RecDotの録音機能ばかりに着目してきましたが、11mmのドライバーを搭載。-48dBの強力なノイズキャンセリング・LHDCにも対応したハイエンドイヤホンとなっています。

Xiaomi 15 Ultraとviaim RecDotを並べている

LHDC対応スマートフォンは多くないですが、Xiaomi 15 UltraがLHDCに対応しているため、実際に聞いてみました。

結論から行くと価格帯からハイエンドイヤホンとして評価すると1歩劣るかなという印象。録音機能ありのこの価格なのでそこを考慮すべきと感じました。

低音は強めに鳴らしてくれるため迫力のあるサウンド。思った以上に鳴るためファーストインプレッションで驚かされました。

一方で中音から高音にかけての音の分離感が少しイマイチで混合して少しごちゃごちゃと聞こえてきます。特に高音の伸びが足らないと個人的には感じました。

そのため明瞭感を得ることができず、総合的には音質特化型のハイエンドイヤホンと比べれば1歩劣ると感じました。

viaim RecDotのイヤホンとイヤーピースを並べている
viaim RecDotのイヤーピース

ワイヤレスイヤホンという意味ではオリジナルのイヤーピースが使われており、サードパーティ製の イヤーピースが取り付けられない点も注意が必要です。

じゃが

酷評気味だったけど十分聞ける音表現ではあります。あくまでAIボイスレコーダーであるという点を考慮する必要はありそうです。

LHDCを有効にしていると録音できないシーンがある

viaim RecDotのアプリでLHDCを有効にしている画面
LHDC接続しているときの注意点
  • 接続デバイスでの再生デバイス録音不可
  • マルチポイント接続不可

1点注意点としてLHDCを有効にしていると接続デバイスで再生している音の録音ができません。

ほかにもマルチポイント機能はありますが、こちらもLHDCを有効にしていると使うことができず、録音メインで使うときはLHDC機能を無効にする必要があります。

音楽を楽しむ用途としても使いたい場合は都度切り替える必要があり、少し面倒に感じるかもしれません。

viaim NoteKitのレビュー

それではもう1機種のviaim NoteKitのレビューをしていきます。


viaim NoteKit
サイズ(本体)43.2 × 15 × 7mm
サイズ(アダプター・カバー込み)60.1 × 15 × 7mm
重量(本体)4.4g
重量(アダプター・カバー込み)8.5g
マイクデュアルマイク
接続端子USB Type-A
USB Type-C
Bluetoothバージョン5.3
Bluetooth通信距離10m
録音機能オンライン通話
現場録音(周囲音録音)
PC再生音内部録音
対応OS Windows10以降
macOS 10.15以降(2025年7月末対応予定)
viaim NoteKitの特徴
viaim NoteKitの付属品を並べてみた
付属品
付属品
  • viaim NoteKit本体
  • クイックスタート

プラグ&プレイのUSB型AIボイスレコーダー

viaim NoteKitはラップトップなどに直接接続して使用するUSBタイプのAIボイスレコーダーです。viaim RecDotと同様に文字起こしや翻訳に対応しており、PC向けの製品となっています。

viaim NoteKitのキャップを外して並べた

USBはType-AとType-Cともに対応しており、キャップの抜き差し場所で端子が変わります。

ドライバーのインストールは不要でWindows向けアプリが配信されており、MacOS向けは2025年7月に配信予定。今回はWindows端末で試しました。

ドライバーインストールは不要でも外部接続をUSB接続する必要があるので、組織のセキュリティによっては外部デバイス接続NGなどあります。その点は注意が必要です。

viaimのAIサービスを使いたいときにviaim RecDotのようにイヤホンとして使うのではなく、スピーカーでWEB会議するときやPC版のようなイメージですね。

各種webサービスや通話に対応

viaim NoteKitのPC版アプリの画面
PC版viaimアプリ画面

USB接続の利点として各webサービスの通話などPCで再生中の音を録音することができます。

  • viaim RecDot:イヤホンで聞いている音や周囲音をマイクから録音
  • viaim NoteKit:PC再生中の音や周囲音をマイクから録音
viaim NoteKitの録音モードを選択する画面

単独でWeb会議や通話が多いならRecDotが使いやすいですが、会議用のスピーカーフォンなどに繋いで複数人で同空間で参加するシーンなどではNoteKitのほうが使い勝手が良いかと思います。

文字起こしや翻訳などAI機能や使用時間などはviaim RecDotと一緒。要約やTo-Doリストの作成も行うことができます。

viaim NoteKitを実際に使ってみた

viaim NoteKitをパソコンに接続している

例えば海外の講演などをPCから見るときにviaim NoteKitがあればリアルタイムに文字起こしと翻訳を同時に行ってくれます。これは正直かなり便利。

あとから時間をとって全体を翻訳する必要もなく、その場で日本語の講演が行われているような感覚で聞くことができます。

viaim NoteKitのPCでの学習モードの画面
学習モード

またPC版は学習モードというものも搭載しており、半透明の小さいウィンドウが表示してそこにリアルタイムに翻訳結果が文字起こし。まるでその講演に字幕がついているような感覚で見ることができ、完全に新体験でした。

録音結果はクラウド上で同期され、他のデバイスから確認することもできます。

じゃが

海外の講演なども臆することなくリアルタイムで聞けるのはすごくいい。

物理ミュートボタンあり

viaim NoteKitの物理ミュートボタン

viaim NoteKitには物理ボタンが本体側面に1つ搭載されており、マイクミュートに対応しています。

viaim NoteKitが白色に点灯
通常は白
viaim NoteKitが赤色に点灯
ミュート時は赤

ボタンを押すことで本体のインジケーターライトが赤に点灯。マイクがミュートになっており、その間は録音されないことがわかります。

録音したくない内容などを話し始めたときにシームレスにミュートにすることができます。

まとめ

viaim RecDotとNoteKitを並べている

viaim RecDotとviaim NoteKitのレビューをしてみました。

この2つの組み合わせがあればほとんどのシーンで文字起こし・翻訳が可能となります。日常的にある会議やWeb講演参加など個人的に活かせるシーンは多く、viaim製品で記録してAIで要約することで日常的なタスクがスムーズに進みます。

今回Macアプリでの試用はアプリ公開がまだのためできませんでしたが、iPhoneの通話をMacで受けるシーンなど考えればNoteKitをMacに接続しておけば、録音困らないなという未来構想も膨らみました。

Mac版のアプリ公開が楽しみですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!

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