この記事でわかること
- 装着感やノイズキャンセリングのきき具合
- COREIR -コレイル-との組み合わせ
- Technics EAH-AZ80とiPhoneなどのApple製品との相性
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
ずっと2023年最高峰と呼ばれるあの完全ワイヤレスイヤホンを気になっていました。Technicsから販売されているEAH-AZ80。気になっているが限界突破してついに手を出してしまいました。
AirPods Pro(第2世代)をずっとメインで使っていましたが、購入して大正解。ピュアオーディオが大好きなぼくにはジャストミートな味付けでした。
噂のイヤーピース「COREIR -コレイル-」も組み合わせることで完全勝利。完全ワイヤレスイヤホンが最高峰と呼ばれる所以に納得です。
Apple製品との組み合わせ・Android × MacBookの組み合わせで比較しながらレビューしていきます。
これは最高峰と呼ばれる理由がわかる!
- Technicsの音響技術を継承した完全ワイヤレスイヤホン
- ドライバーユニットの直径10mm
- ノイズキャンセリングやLDACに対応
- マルチポイント接続は最大3台
- COREIR -コレイル-との相性が抜群
それではTechnics EAH-AZ80 レビュー | 2023年最高音質のワイヤレスイヤホンを書いていきます。
Technics EAH-AZ80の特徴
- EAH-AZ80本体
- イヤーピース × 7種類
- Type-C to Cケーブル
- 取扱説明書
Technicsの音響技術を継承した完全ワイヤレスイヤホン
Technicsはパナソニックの高級音響機器向けブランドで約60年の歴史があります。その培った音響技術がTechnics EAH-AZ80に結集されています。
クリアな音質が特徴で原音をそのまま再生するHi-Fiオーディオとなっています。
ドライバー直径10mmのアルミ振動板搭載
Technics EAH-AZ80は完全ワイヤレスイヤホンながら直径10mmの大口径ドライバーを搭載したモデルとなっています。
EAH-TZ700という定価13万円オーバーの有線イヤホンと同じアルミ振動板を使っているのが特徴です。
音を鳴らすための駆動システムであるドライバーのサイズは非常に重要で基本的には大きいほど音を鳴らすのに有利です。
- 完全ワイヤレスイヤホンの中では10mmは大きいサイズとなります。
ノイズキャンセリング・外音取り込み機能搭載
Technics EAH-AZ80はハイエンド完全ワイヤレスイヤホンということでもちろんノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載しています。
ノイズキャンセリング
- フィードフォワード方式(外側のマイク) × デジタル制御
- フィードバック方式(内側のマイク) × アナログ制御
Technics EAH-AZ80は上記の2つの制御を組み合わせた処理となっています。デュアルハイブリッドノイズキャンセリングと呼ばれ、最高峰クラスのノイズキャンセリングを実現しています。
外音取り込み
- トランスペアレントモード:音楽再生しながら周囲の音を全て聞こえるようにするモード
- アテンションモード:音楽を一時停止して周囲の声やアナウンスを特化して取り込むモード
外音取り込みは上記 2つのアンビエントモードを搭載しています。アプリでの切り替えが可能となっています。
ノイズキャンセリング・外音取り込みともに専用アプリ「Technics」から1%→100%で調整できます。
ハイレゾ相当まで伝送するLDAC対応
Technics EAH-AZ80は990kbpsの伝送量を誇るLDACに対応しています。最大96kHz/24bitのハイレゾ相当の音質を再生可能となっています。
Amazon Music UnlimitedやApple Musicのようなサービスと組み合わせることでTechnics EAH-AZ80でハイレゾ音源を楽しむことができます。
LDACは後ほど紹介するマルチポイントの接続台数によって制限があるため注意が必要です。
最大3台接続のマルチポイント対応
Technics EAH-AZ80は最大3台のマルチポイントに対応しています。普段使うPC・タブレット・スマホを設定しておくと切り替えがなく非常に利便性が高いです。
- 2台接続:LDAC / AAC / SBC
- 3台接続:AAC / SBC
ただし3台のマルチポイント接続には成約があり、LDACが無効となってしまいます。
LDACを使うのであれば最大2台までの接続となるので注意が必要です。
アルミ素材の質が高いデザイン
Technics EAH-AZ80の充電ケースはアルミ素材に上部にはTechnicsのロゴが刻印されています。横方向にアルミ加工したときの刷りが入っており非常にかっこいいです。
使いながらトップに入る擦り傷もデザインとして成立しそうです。
イヤホン本体にはサーキュラー仕上げ(円上の模様)が施されています。
カラーはブラックとシルバーの2色展開となっています。
付属イヤーピースの種類が豊富
- XS2 → S2 → XS1 → S1 → M → L → XL
- 左から右にサイズ大きく
Technics EAH-AZ80は付属イヤーピースが7種類と豊富です。XSとSサイズは高さの異なるものが2種類あり、耳の小さい人への配慮がされています。
これだけのサイズが付属されれば自分にあったサイズが見つかること間違いなしです。
ここで実際に1番良かったイヤーピースサイズでサードパーティ製購入したりできるしいいことづくし!
Technics EAH-AZ80のレビュー
それではTechnics EAH-AZ80を実際に使ったレビューをしていきます。
これぞ最高峰!ワイヤレスイヤホン史上最高音質
Technics EAH-AZ80が気になっている人は完全ワイヤレスイヤホンの中で音質が1番良いという情報を1度は目にしたことあるのではないでしょうか。
結果はその通りでぼくが今まで使ってきた完全ワイヤレスイヤホンの中では歴代1位と評価します。
音の粒立ちがはっきりとしており、1音1音が正確に耳に届きます。特に中・高音域の表現力が高く女性ボーカルや管楽器などが目立つ曲を聞くととても気持ちが良いです。
それでいながら低音をしっかり鳴らしてくれるため、全体の音のバランス感がよくしっかりと原音を再現するピュアオーディオ寄りの音づくりとなっています。
ノイズキャンセリングや外音取り込みの評価
Technics EAH-AZ80のノイズキャンセリングや外音取り込みの感想をまとめてみました。個人的にノイズキャンセリングが強く外音取り込みが自然なのはAirPods Pro(第2世代)が最高峰と思っているためそちらと比較していきます。
ノイズキャンセリングの強さ
Technics EAH-AZ80のノイズキャンセリング力はそれなりに高く音楽を鳴らしている状態では周囲の音はほぼ聞こえません。
ただ音楽を停止して耳栓代わりに使おうと思うとそれなりに周囲の音が耳の中に入ってきます。特に高い音に対するノイズキャンセリングは弱くほぼスルー状態と言っても過言ではありません。
外音取り込みの自然さ
Technics EAH-AZ80の外音取り込みはかなり自然に周囲の音を取り込んでくれます。これに関してはAirPods Pro(第2世代)に劣らないと感じました。
話しかけられたり周囲のアナウンス音をきれいに聞き取ることができ、日常生活に支障を及ぼすことはありませんでした。
マルチポイントはこうやって使うと良い
Technics EAH-AZ80は最大3台のマルチポイント接続に対応していますが、LDACを使う場合は最大2台になるという制約があります。
そのためLDACを使うなら接続端末数を工夫する必要があります。ぼくの端末状況を例にあげてみました。
- Apple製品で固めている人(3台接続):iPhone / iPad / Mac(Windows PC)
- LDAC対応のデバイス持ち(2台接続):Android / Mac(Windows PC)
ぼくは上記の2パターンで使用しています。メインスマホがiPhoneとAndroidでコロコロ変えているため、それに合わせて接続状況も少し変えています。
一般の方でメインスマホがコロコロ変わることはなかなかないでしょうし、MacでなくWindowsを使っている方も多いと思います。その場合は上記の「Mac」を「Windows PC」に読み替えたらわかりやすいのではないでしょうか。
Apple製品もAACだけじゃなく新たなコーデックにそろそろ対応してほしいよね。
イヤーピースはCOREIR -コレイル-との相性が抜群
Technics EAH-AZ80といえばイヤーピースCOREIR -コレイル-との組み合わせが有名です。実際にぼくもCOREIR -コレイル-を購入してみました。
結果として相性は抜群。COREIR -コレイルを装着することで音の輪郭(特に高音)がはっきりとします。LDAC接続したときに女性ボーカルなどを聞くと特に相性がよいですね。
コイルが中に入っているので耳穴に挿入するときも形が崩れることはありません。イヤーピースの素材自体は少し摩擦感の強いものとなっているため、激しく動いてもTechnics EAH-AZ80が動くことは一切ありませんでした。
Technics EAH-AZ80に付属しているイヤーピースだとMサイズがちょうどよかったぼくはCOREIR -コレイルだとMSサイズがぴったりでした。
持ち運びが多い人はシリコンケースがおすすめ
アルミ素材のTechnics EAH-AZ80ですが、ぼくは本体に傷が入るのを気になったためシリコンケースを購入しました。
本体にピッタリはまるように設計されており、ランプ穴と充電穴だけがくり抜かれています。
充電ケースの開閉も問題なく行うことができ何も問題なく使うことができます。
装着は長時間可能だったか
Technics EAH-AZ80はコンチャフィット形状という耳穴周囲のくぼみにフィットする設計となっています。
実際装着してみてぼくの場合、最長で4時間程度連続で装着していても耳が痛くなることはありませんでした。
ただしがあり、購入当初に高さの低い社外品のイヤーピースを装着していると1時間くらいで耳が痛くなりました。実際はAirPods Pro(第2世代)で使っていた装着感の良いイヤーピースを装着していたら、耳穴までの長さが足りず本体を必要以上に奥へねじ込んでしまったのが原因です。
Technics EAH-AZ80のデメリット
Technics EAH-AZ80のデメリットをまとめます。
LDAC使用時の連続再生時間の短さが少し気になる
Bluetoothコーデック | 連続再生時間 |
---|---|
LDAC | 約4.5時間 |
AAC | 約7.0時間 |
SBC | 約6.5時間 |
Technics EAH-AZ80はLDAC使用時の連続再生時間がイヤホン単体で4.5時間と少し短いです。
ぼくの場合早い時は朝の4時に起床して最長8時くらいまでの4時間作業することがあるため、LDACの4.5時間は少し心許ないです。(実際切れたことはないんですけどね)
逆に4時間連続で装着しても問題ないという表れでもあります。
在庫がない
最近は回復傾向にありますが、Technics EAH-AZ80。ホントに在庫不足が多いです。
ぼくも実際注文してから手元に届くまで約1ヶ月半もかかりました。特に今レビューしているシルバーが大人気で家電量販店などで見つけた時にはかなりラッキーと思って良い在庫状況です。
欲しい人にしっかり届くよう在庫状況は潤沢であってほしいという希望はあります。
価格が高い
Technics EAH-AZ80の実売価格は36,630円もします。パナソニック製品は定価からの値引きはないため基本的にはどこの店舗で購入しようとこの価格です。(一部ポイント還元をやっているサイトはあり)
ハイエンド完全ワイヤレスイヤホンとして標準になりつつある30,000円台後半の価格帯となっています。
全部入りを考えると決してパフォーマンスが悪いわけではありませんが、初期投資としてそれだけ必要。
個人の自由にはなりますがTechnics EAH-AZ80と相性の良いイヤーピース「COREIR -コレイル-」を揃えれば40,000円に届くほどの出費となります。
Technics EAH-AZ80 レビューはどんな人におすすめ?
最後にTechnics EAH-AZ80 レビューはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- ピュアサウンドが好みの方
- 音質の良い完全ワイヤレスイヤホンを探している
- Appleデバイスを切り替えながら高音質を楽しみたい方
Technics EAH-AZ80は原音を忠実に再現してくれるためピュアオーディオが好みの方にはマッチすると思います。普段遣いとして少し高価な買い物にはなりますが、満足度はかなり高いです。
AndroidやWindows PCをお持ちの方はLDAC接続が可能なため、ハイレゾ相当の音源を楽しむことができます。
Appleデバイスをお持ちの方は最大3台のマルチポイント接続が可能なためiPhone / iPad / MacBookに同時接続すれば音質が更に良いAirPods Proとして使うことができます。
まとめ
完全ワイヤレスイヤホン Technics EAH-AZ80をレビューしてみました。
- 2023年完全ワイヤレスイヤホンの最高音質
- ノイズキャンセリング・外音取り込み対応
- 最大3台のマルチポイント接続
- 付属イヤーピースのサイズが豊富
- コレイル -COREIR-との相性抜群
- アルミ素材のデザインが良い
- LDAC使用時の連続再生時間が4.5時間と短い
- そもそも在庫がない
- 価格が高い
音質を求める人は購入して間違いありません。今まで購入してきた完全ワイヤレスイヤホンの中で最高の音質となっています。
音質に関しては前述しましたが音の粒立ちが1つ1つはっきりとしており原音を忠実に再現してくれる印象です。コレイルと組み合わせることで原音再現力は更に向上します。
付属イヤーピースが7種類もあることから耳に合うサイズが見つかりやすく、それを起点にその他のイヤーピースにも手を出しやすいです。
ノイズキャンセリングはAirPods Pro(第2世代)ほどの強さには一歩及びませんが耳栓用途としては及第点で装着しながら作業に集中することができます。
1点在庫不足だけが気になるため早く解消してくれることを望みます。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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