この記事でわかること
- UGREEN Nexode Pro 全シリーズの特徴
- 使用するデバイスから適切な充電器を選定してみた
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
デバイスを充電するのに欠かせない充電器。スマホ用に充電器やモバイルバッテリーを持ち歩いている人も多いのではないでしょうか。最近のPCはType-C端子搭載モデルが多く充電器すら持ち運ばなくていいため、ぼくは65W充電器を持ち歩いてPCやスマホを充電しています。
そんな充電器ですがどうしても気になるのはサイズや重量ですよね。最近は日進月歩でどんどん軽量コンパクトな充電器が増えてきています。
今回は最近大活躍のUGREENからNexode Proシリーズというものが発表されました。ラインナップは「65W薄型 / 65W / 100W / 160W」の4種類。価格は安価でかつ高品質な充電器となっています。サイズも今までぼくが使っていた充電器と比べるとかなりコンパクト。重量も約30gも軽くなっていました。
「65W薄型 / 65W / 100W / 160W」の充電器を全シリーズ提供いただいたので、サイズや重量の比較・使うデバイスから適切な充電器を選定していきます。
他メーカーのProシリーズより約1,000円安く提供されておりコスパに優れ過ぎでは・・・
- 65W / 100W / 160Wの出力ラインナップを揃えた急速充電器
- 全シリーズ折り畳みプラグ採用
- メタリックスプレー塗装の本体
それではUGREEN Nexode Pro 全シリーズ一挙レビュー | 価格にもサイズ・重量にもこだわるならこれ一択を書いていきます。
UGREEN Nexode Pro シリーズの特徴
UGREEN Nexode Proシリーズは65W / 100W / 160Wの3つの出力がラインナップされた小型軽量の急速充電器です。65Wのみ薄さが特徴のクッキー型もラインナップされています。(ポートが3つある65W薄型充電器は他になかったりもします。)
以上、上記の合計4急速充電器がラインナップされており出力と形状が異なります。充電器で有名なA社とくらべてサイズや重量が1周り、2周りほど軽量コンパクトになっているのも大きな特徴です。
それではさまざまな観点からUGREEN Nexode Pro シリーズをみていきましょう。
比率が異なる65W クッキー型
65Wは前述の通り、小さく軽薄化したクッキー型もラインナップされています。2つを並べると形状の違いが明らかですね。
搭載ポートはUSB-C × 2 / USB-A × 1ポート搭載しており、出力W数の按分など性能的に変わりはありません。
65W急速充電器といえば「スマホ + PC + イヤホン」や「スマホ + タブレット + イヤホン」などを充電するのにちょうどよい出力です。ちょっとした外出や出張はこれ1つで十分であり、ぼくは普段65W急速充電器を必ず持ち歩いています。
クッキー型は横幅は通常のものより約10mmほど大きい49mmもののより持ち運びに優れた薄さで、ガジェットポーチなどにもすんなり入ります。ちょうど一般的にスマホくらいの薄さなので、ポケットにもサッと入る手のひらサイズで場所を移動するときなどちょっとした持ち運びにも非常に優れています。
ちなみにぼくが普段遣いしている65W充電器(Anker PowerPort Ⅲ 3-Port 65W Pod)と並べてみました。
パット見ただけで一目瞭然となるほどサイズ感が違うのがわかります。Ankerの充電器は1年前に購入したものですが企業の企業努力には頭が上がりません。
サイズや重量の異なるラインナップ
それでは65W / 100W / 160Wの基本的なスペック(サイズ・重量・出力)をまとめてみました。160Wは4ポートもあり、出力も十二分であることからデスクなど充電端末が多い場所に1つ置いておけば十分ですね。
65Wの重量を1倍とすると100Wで約2倍・160Wで約3倍と重量が増加しています。持ち運びするなら100g単位の違いは結構大きいですよね。
また価格差を視ると160Wは流石に高く160W急速充電器 ≒ 65W急速充電器 + 100W急速充電器となっています。自身の使用状況に応じてどの出力を購入するか考慮する必要があります。
単ポートの最大出力に注目 | 100W照明で実際に試してみた
UGREEN Nexode Proの65W / 100W / 160Wはそれぞれ単ポートの最大出力も異なります。
- 65W単ポート最大出力:65W
- 100W単ポート最大出力:100W
- 160W単ポート最大出力:140W
上記のとおり単ポート最大出力は基本その急速充電器がもつ最大容量と同じですが、160W急速充電器のみ単ポート最大出力が140Wとなっているため注意が必要です。
Type-Cは見た目だけでは対応電力やデータ転送規格などわからないものが多いから注意が必要だね。
今回必要入力が100Wの照明「COLBOR CL100X」でそれぞれどの程度の明るさまで照らせるのか試してみました。安定したDC出力が出ているかの実験になります。
COLBOR CL100Xは1%の輝度上昇で約1W上昇してくれるため検証にはちょうどよいです。USBメーターを間に挟んで試してみました。
UGREEN Nexode Pro 65W
UGREEN Nexode Pro 65Wでは68%の出力までしか照らすことができませんでした。ここは想定内ですね。
UGREEN Nexode Pro 100W
UGREEN Nexode Pro 100Wで100W照明を使えるのか試してみましたが、100%での運用は可能です。ただしがあり起動時に100%の輝度で立ち上げると突入電力によるものなのか、保護機能が働いて落ちてしまいました。
50%くらいで起動して段階的に100%に上げていくと使用可能という結果に。いきなり100Wを必要とする負荷は少し厳しそうです。
UGREEN Nexode Pro 160W
UGREEN Nexode Pro 160Wでは照明100%明るさで照らすことができました。立ち上げから100%で使っても全く問題ありません。
動作も安定しており、実際に撮影などで長時間使用していても動作が不安定になることは一切ありませんでした。
ジャスト100Wの負荷をUGREEN Nexode Proで使うには、起動時の突入電力も考慮してUGREEN Nexode Pro 160Wが安定していることがわかりました。
全機種折り畳みプラグ採用
充電器購入で忘れちゃいけないのがプラグ形状。プラグが折り畳めるのかどうかで本体サイズも大きく変わってきます。
折り畳みプラグになっていることで持ち運ぶ際に他のモノを傷つけたりすることなく持ち運ぶ事ができます。
メタリックスプレー塗装の本体
UGREEN Nexode Proはメタリックスプレー塗装の本体をしており、正直かっこいいです(笑)
どの出力であっても同一塗装がなされており、所有欲を満たします。充電器は性能さえあればという見方もありますが毎日持ち運ぶものは見た目が良いほど歓迎ですよね。
UGREEN Nexode Proはその点しっかりしており、見た目にこだわったデザインは非常に評価できます。
UGREEN Nexode Proシリーズ別おすすめ端末
充電器を接続したい端末や外出・出張などシーンに応じて使う出力も異なるため、ぼくが思いつく製品組み合わせや心をまとめてみました。
比較はApple製品で行っていますが、下記の給電情報を参考にしてもらえれば幸いです。
Apple信者での組み合わせになっていることをご了承ください(陳謝)。WindowsやAndroidをお使いの方は読み替えていただけると幸いです。
- iPhone:30W
- Apple Watch:20W
- AirPods Pro:7.5W
- iPad Pro:30W
- MacBook Air:30W
- MacBook Pro 14インチ:65W〜96W
日常(iPhone / Apple Watch / AirPods Pro)
- iPhone:30W
- Apple Watch:20W
- AirPods Pro:7.5W
日常でiPhone(スマホ) / Apple Watch(スマートウォッチ) / AirPods Pro(ワイヤレスイヤホン)を持ち歩いている想定で使うならNexode Pro 65W 急速充電器がベスト。
出力容量としては十分足ります。またサイズや重量も65Wなら53 × 40 × 33mm・107.5g(クッキー型なら92 × 49 × 15mm・105.4g)とそこまで大きくなく持ち運びには非常に適しています。
+ iPad ProやMacBook Airの組み合わせ
- iPhone:30W
- Apple Watch:20W
- AirPods Pro:7.5W
- iPad Pro:30W
- MacBook Air:30W
上記に + iPad Pro(タブレット)か + MacBook Air(PC)いずれかを持ち運ぶときの組み合わせです。この場合もぼくならNexode Pro 65W 急速充電器を使います。
Apple Watchが急速充電するなら20W必要ですが外出時に充電することは基本ないため、4台を一気に充電するシーンが想定されなければ65Wで十分でしょう。Nexode Pro 65W 急速充電器でも3ポート搭載しているため同時充電が可能です。
iPad Proと MacBook Airを同時に使うなどでも、65WはUSB-C1 + C2(45W + 20W)に対応しているため給電に困ることはありません。
+ MacBook Pro 14インチの組み合わせ
- iPhone:30W
- Apple Watch:20W
- AirPods Pro:7.5W
- MacBook Pro 14インチ:65W〜96W
単独で65W 〜 96Wの入力を必要とするMacBook Pro 14インチ(ハイエンドPC)との組み合わせを想定した場合です。この場合はNexode Pro 100W 急速充電器が必要となるでしょう。
とはいっても例えばMacBook Pro 14インチの場合常に65W必要としているのか?というとそうではありません。画像編集や動画編集など比較的重い作業をしたときだけ、65W〜96Wの入力を必要とします。
そのため軽作業のみであればNexode Pro 65W 急速充電器でバッテリーに負荷をかけることなく利用可能。なんならスマホも充電しながらの運用でもバッテリーは充電保留状態で使うことができます。
+ MacBook Pro 16インチの組み合わせ
- iPhone:30W
- Apple Watch:20W
- AirPods Pro:7.5W
- MacBook Pro 16インチ(最高スペック):140W
最後に140Wというかなり大きな電力を必要とするMacBook Pro 16インチ(最高スペック)を使用した場合です。これはNexode Pro 160W 急速充電器一択ですね。
Apple充電器より21%小型化されているNexode Pro 160W 急速充電器は持ち運びにも適しています。
単ポート140W出力の急速充電器はラインナップが非常に少なく、Nexode Pro 160W 急速充電器は現状最も持ち運びに適したサイズにまとめられた急速充電器といえます。
複数のMacBookを使う場合の組み合わせ
最後に複数人で作業する場合を想定した急速充電器の組み合わせです。我が家は夫婦でブログを運営しているためMacBook Air(30W)とMacBook Pro 14インチ(65W)の2台を所有しています。
そのため一緒に作業するときは100Wか160W 急速充電器が適しています。
小容量の充電器しか所持していなかったときは65W急速充電器と30W急速充電器などをそれぞれ持ち歩いていたため、Nexode Pro 100W 急速充電器のおかげで荷物が1つ減りました。
2つの充電器を持ち運ぶよりまとめたほうが間違いなく軽量コンパクトです。
UGREEN Nexode Proの気になった点
最後にUGREEN Nexode Proシリーズの気になった点をまとめていきます。
USB PD規格では使うケーブルに注意が必要
UGREEN Nexode Proだけではなく急速充電器全般に言えることですが、100Wのまで対応しているUSB PD・240Wまで対応しているUSB PD EPRなど規格があります。これらのケーブルにはeMarkerというICチップが搭載されており、機器はそのICチップを読み込むことで安全に高速充電を実現しています。
ただType-Cのケーブルだけ見てもどの電力まで対応しているのか全くわからず誤って使いたい電力以下のケーブルを接続してしまうことも。100W以上の急速充電器を使うときは特に注意して使うことをおすすめします。
USB PDは最大100Wまで対応していますが、65Wまでしか対応していないケーブルも多く販売されています。
使うケーブルが電力にどこまで対応しているか注意して使うようにしましょう。
価格だけで見ると他充電器より少し高くなっている
UGREEN Nexode Proは最低出力の65W 急速充電器であっても5,000円オーバーのPro用充電器です。一般的に充電器に5,000円って少し高価な部類ですよね。
ただデバイスごとに充電器を持ち運んでいる人などは充電器が1つにまとまるNexode Proシリーズのような大容量充電器非常におすすめです。持ち運びの軽量化できるだけでなく出力も安定しているためバッテリーにも優しいです。
価格が気になる方は以前レビューした同メーカーのNexode RG 65W 急速充電器が約4,000円と比較的安価に購入できるためおすすめです。(ただし重さは約30g増)
UGREEN Nexode Proはどんな人におすすめ?
最後にUGREEN Nexode Proはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- コスパと質を重視した充電器がほしい
- できる限りコンパクトな充電器がほしい
- 薄型軽量の65W充電器を探している
UGREEN Nexode Proシリーズは他メーカーのPD充電器より価格が少し安く設定されており、高品質なコスパの高い充電器となっています。特にセール時はかなり安いのでAmazonセールやタイムセール時は要チェックです。
Nexode ProシリーズはProと名乗るだけあって、他の同出力数の充電器と比べてもサイズは小さくなっています。
65Wクッキーに関してはType-C × 2・Type-A × 1のポートを搭載している薄型65W充電器は他になく、唯一無二となっています。厚みが15mmしかないため持ち運びにかなり適している点も良いですね。
まとめ
UGREEN Nexode Pro 全シリーズレビューしてみました。
- 薄型の65Wクッキー型充電器がラインナップ
- 出力ごとに細かくラインナップされており、自分の環境に合う充電器が見つけやすい
- 全機種折り畳みプラグ採用
- メタリックスプレー塗装がかっこいい
- サイズがほかの充電器と比べて一回り小さい
- 価格だけで見ると他充電器より少し高くなっている
どのモデルも高品質で使っている間動作はすごく安定していました。
- 100W急速充電器でいきなり100Wの端末を起動すると落ちるときがある(徐々に上げていくん分にはOK)
- 160W急速充電器で単ポート140W給電するときはUSB PD EPRのケーブルを使う必要がある
使う上で上記2点の注意点がありましたが、普段遣いするには全く問題ないかと思います。
今回比較してみて気付いたのはA社現行モデル(Primeシリーズ)と見てもUGREENのほうが軽量・コンパクトであることに驚きました。価格面でもサイズ感でも勝っている点は非常に評価できますね。
UGREEN製品は特にセール時最安クラスになるため、気になる電力量の急速充電器があれば是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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