この記事でわかること
- 日本初上陸のLG製 衣類乾燥除湿機の性能
- エアコンの湿度戻りへの対策
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
夏場に不快感を感じるのは温度と湿度。特に湿度が高いと室温が低くても不快度はMAX。梅雨に多く感じるのではないでしょうか。
ただエアコンをつけてもおおよそのエアコンは室温が下がった後、エアコン内の水分を吐き出す湿度戻りを起こしてしまい、せっかく冷えた部屋も不快感が高くなります。
そのため除湿機を購入したのですが除湿機も価格がピンキリで安くても性能が低い・電気代が高いなどの問題が多くあります。
エアコンの湿度戻りが気になる → 除湿機を調べて夏場はコンプレッサー式が良いと分かる → インバーター搭載モデルが省エネ性能高いと判明 → 日本だと三菱だけの取り扱いだが高い → LGの除湿機が日本上陸すると知る
この経緯で日本では口コミが全く無いLG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0を購入してみました。
今回レビューするLG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0はデュアルインバーターを搭載したコンプレッサー式の除湿機です。詳しくは記事内で説明しますが、省エネ性能◯・除湿性能◯の除湿機なんです。
購入してから部屋の湿度は常に50%前後で快適に。エアコンが湿度戻り起こしても不快感を感じることが全くなくなりました。
先日販売開始したLG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0を発売して早速購入してみたのでレビューしていきます。
導入してからベタベタな日々とはおさらば。いつでもサラサラ快適な居住空間の完成です。
- デュアルインバータ搭載のコンプレッサー式
- 17L / 日の除湿性能
- スマート除湿やターボ・音控えめなどさまざまなモードを搭載
- LG ThinQアプリより制御可能(遠隔も可)
- 靴やクローゼットを除湿できる専用のホース付き
- キャスター搭載で移動らくらく
それではLG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0 レビュー | 間違いなく買い!デュアルインバータ搭載のコンプレッサー式除湿機を書いていきます。
家電量販店などでは19Lタイプが主に販売されています!
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0の特徴
DD177QSE0 | |
---|---|
サイズ | 415 × 715 × 296mm |
重量 | 17.1kg |
定格除湿能力 | 17L |
タンク容量 | 5.0L |
定格消費電力 | 288W |
冷媒 | 195g |
搭載モード | スマート除湿 ターボ除湿 音ひかえめ 乾燥キット 衣類乾燥 |
付属品 | シューズドライYホース クローゼットドライT |
UV nano™テクノロジー | |
イオン | |
本体カラー | ホワイト |
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0の全体を撮影してみました。本体は幅415mm・高さが715mm・厚みも296cmあるなど本体サイズはそれなりに大きくなっています。
- LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0本体
- シューズドライYホース
- クローゼットドライT
- 取扱説明書
今回レビューするLG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0はインバーターを搭載したコンプレッサー式の除湿機となっています。 このインバーターを搭載する除湿機が登場するとのことでぼくの中でLG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0の魅力は格段に上がりました。
実はコンプレッサーって消費電力が大きいことで有名なのですが、それを室温や湿度等によって細かく調整できるのがインバーター。インバーターが搭載されていることで細かい制御が可能となりい、省エネ性能が格段に向上しているんです。
個人で一般的にインバーター搭載のコンプレッサー式除湿機を購入できたのは今まで三菱だけ。価格は10万超えのものが多くなかなか手の出しにくい価格でした。そんな中にデュアルインバーターを搭載したLG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0が登場したわけなんです。
デュアルインバーター搭載のコンプレッサー式
除湿機にはコンプレッサー式とデシカント式の2つがあります。2つの方式の特徴を簡単にまとめてみました。
コンプレッサー式 | デシカント式 | |
---|---|---|
仕組み | 空気を冷却コイルに通して結露させ、水分を取り除く方式。 | 吸湿剤(デシカント)を利用して空気中の水分を吸収し、後で加熱して水分を蒸発させる方式。 |
特徴 | 高い除湿能力 高温・高湿度の環境で効果的 | 低温環境でも効果を発揮 静音性◯ 比較的軽量で持ち運び◯ |
デメリット | 冬場や低温環境では効果が減少 運転音が比較的大きい | 消費電力が高い 温風が出るため夏場は不向き |
上記からも分かるよう室温の高い夏場に適しているのはコンプレッサー式となっています。他にもコンプレッサーとデシカント式を両方搭載しているハイブリッド式(主にパナソニックから販売)もあり、使いたいシーンによって購入検討する方式が変わってきます。
またLG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0はデュアルインバータを搭載したモデルとなっているためインバーターについても簡単にまとめてみました。
- 効率的な除湿
- 静音性
- 精密な温度制御
- 長寿命
- 低振動・低ノイズ
- 柔軟な運転モード
このインバーターが2つ搭載されていることでコンプレッサーを効率よく制御することができ、上記のようなメリットがあります。
このような方式は執筆時日本製だと三菱が主に対応しており、価格は10万円近くとなっているためLGの衣類乾燥除湿機は少しお得となっています。
LGからこのタイミングで衣類乾燥除湿機が販売開始されていなければ間違いなく三菱製の除湿機を購入していました。
17L / 日の除湿性能
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0は1日17Lの除湿性能があり、本体タンクは5Lとなっているため1日稼働する場合は3,4回水を捨てる必要があります。
24時間フル稼働を考えている人向けには別途内径16mmのホースを用意して背面に接続することで連続排水が可能に。ホースから水を排水溝などに排水できればタンクがいっぱいになる心配はありません。
DD177QSE0 | DD197QEE0 | |
---|---|---|
サイズ | 415 × 715 × 296mm | |
重量 | 17.1kg | |
定格除湿能力 | 17L | 19L |
タンク容量 | 5.0L | |
定格消費電力 | 288W | 298W |
冷媒 | 195g | 210g |
搭載モード | スマート除湿 ターボ除湿 音ひかえめ 乾燥キット 衣類乾燥 | |
付属品 | シューズドライYホース クローゼットドライT | |
UV nano™テクノロジー | ||
イオン | ||
本体カラー | ホワイト | ベージュ |
また同タイミングで19Lタイプの衣類乾燥除湿機もLGから登場。こちらは本体カラーがベージュと異なり冷媒量や消費電力も少し大きくなっていますが、基本的にサイズや重量などは一緒となっています。
ぼくの使用環境でリビングなど居住空間の湿度管理として使用する場合、湿度戻りが気になる朝方や夕方から夜にかけてなどだけ稼働させておけば1日に何度もタンクから水を捨てる必要はありませんでした。
多数のモードを搭載
- スマート除湿:居住空間で使うならこれ
- ターボ除湿:湿度を素早く下げたい場合
- 音ひかえめ:寝室での使用
- 乾燥キット:シューズドライYホース・クローゼットドライTホース
- 衣類乾燥:衣類乾燥で使用
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0には多数のモードが搭載されています。ぼくは居住空間の除湿を主な理由で購入したためスマート除湿モードで稼働させることがほとんどです。
ちなみにスマート除湿モードは30%〜70%の範囲を5%刻みで設定することができ、ぼくは50%で稼働させることが多いです。50%設定でエアコンの湿度戻りにもよりますが、湿度50%〜60%を上下しています。
ほかにもUV LEDライトで内部FANの最近を99.99%除菌する「UV nano™テクノロジー」や「イオン発生」なども搭載しています。
イオン発生してくれることで空気清浄的な役割も担ってくれるんだね!
LG ThinQアプリで制御可能(遠隔も可能)
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0はLG ThinQアプリにペアリング可能で細かい情報閲覧や制御はアプリを通して行うことができます。ほかのスマートホームなどとの連携には対応していないため、個別に操作する必要はありますが帰宅前に部屋を快適にするために電源を遠隔でONするなどの操作は容易に行うことができます。
- 電源ON / OFF
- スケジュール管理
- マイナスイオン発生有無
- 推奨モードの提案
- エナジー・モニタリング(消費電力モニター)
- スマート診断(故障診断)
毎日決まった時刻に電源ON / OFFをしたいのであればスケジュール管理機能もあり、定刻になったら電源操作を実施してくれます。必要ないときは外出していてもインターネット経由で操作できることも強みです。
消費電力をカウントアップしてくれるため、毎月どの程度電気代がかかっているのか確認することもできます。
気になる電力量を教えてくれるのはありがたい。電気代気になるもんね。
靴やクローゼットを個別に除湿できるホース付属
- シューズドライYホース
- クローゼットドライTホース
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0はリビング環境など居住空間の除湿・洗濯物乾燥のための衣類乾燥のほかにシューズやクローゼット内を除湿乾燥できるよう専用のホースが付属しています。
急な雨でお気に入りの靴が濡れたときに除湿したり、普段は使っていない部屋に置いているクローゼットの衣類を守るために適宜除湿したりすることができます。
他のメーカーではあまり見ることのない機能ですよね。
キャスター付きで移動がらくらく
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0は正直本体サイズが415 × 715 × 296mmと大きく持ち上げるとなると17.1kgもあり現実的ではありません。
そのため縦横無尽に転がるローラーが付属しており、移動はスムーズに行うことができます。他メーカーでは横方向にしか移動できないキャスターが搭載されているものもありますが、LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0は移動で困ることはないと思います。
ただ本体サイズは大きいためシーズンが過ぎた際の収納場所は少し苦慮することをあらかじめ把握しておきましょう。
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0のレビュー
それではLG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0を実際に使ったレビューをしていきます。
除湿性能はどんな感じ?24帖の部屋で使ってみた
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0の除湿性能は凄まじく稼働してからすぐに部屋の湿度を下げていきます。電源投入してからの様子をまとめてみました。
0分 | 76% |
5分 | 71% |
10分 | 64% |
20分 | 62% |
30分 | 52% |
上記の結果から投入から30分もすれば室温を快適にすることができました。一度快適な湿度になってしまえばあとはエアコンが湿度戻りしようとずっと快適な空間を保ってくれます。
また空気の流れとしては背面から勢いよく吸引して本体上部より少し温度の高い温風を吐き出します。
そのため夏場にエアコンと併用しない場合は室温上昇が少し気になるでしょう。梅雨時期の少し肌寒い日であれば除湿機が湿度を除去し室温もベストな状態にしてくれるでしょう。
気になる電気代は
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0は専用のLG ThinQアプリで消費電力をカウントすることができます。購入してから10日程度使用してみて1日の平均消費電力は約2.5kWhでした。(1時間に約250Wh)
使用時間 | 消費電力 | 電気代(目安) |
---|---|---|
1時間 | 250Wh | 7.75円 |
1日 | 2.5kWh | 77.5円 |
1週間 | 17.5kWh | 542.5円 |
1ヶ月 | 75kWh | 2325円 |
ぼく個人としてはこの金額で常に快適な空間が得られるならお得と感じてます。
寝室でも使うことはできるのか
音ひかえめモード | 約40dB |
スマート除湿モード | 約45dB |
ターボ除湿モード | 約50dB |
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0には音ひかえめモードが搭載されています。このモードをONにしたときの送風音を実測すると約40dBとかなり静かです。
実際に寝室で使っても送風音など全く気になることなく睡眠につくことができます。
ちなみにスマート除湿モードでは約45dB・ターボ除湿モードでは約50dBとなっていました。普段遣いするスマート除湿モードくらいでは稼働音は全く気になることなく日常生活を送ることができています。
本製品にかかわらず稼働音が大きい加湿器などもあるみたいだから購入前に稼働音を知ることは重要です。
水はどの程度での稼働で捨てる必要がある?
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0は部屋の湿度にもよりますが、エアコンと併用した我が家の環境では約5〜7時間(部屋の湿度による)で水がいっぱいになりました。5Lあるタンクがいっぱいになるとアプリより満水通知が飛んでくるため、自宅内にいる限りすぐさま捨てることができます。
我が家の場合4時〜20時までが主な稼働時間。その間に2回捨てるようなルーティンでした。
満水状態だと単純に5kgのタンクとなるため、力に自信のない方には少し重たいかもしれません。
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0の気になった点
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0の気になった点を紹介していきます。
本体サイズが大きくシーズンオフ時は収納場所に苦慮
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0は本体サイズが415 × 715 × 296mm・重量が17.1kgとお世辞にも小さいとは言えずかなり大きいという印象です。(購入時店頭で見たときはそこまで感じなかったですが、家に持ち帰ると「アッ」となるやつですね)
そのためシーズンオフ時の収納場所も購入前に確認することを強くおすすめします。
冷蔵庫などにも搭載されているコンプレッサーがあるので当然横置きでの保管は不可。縦置きでの保管が必須となります。移動はキャスターがあるのでらくらくですが、押入れなどの収納スペースは事前に確保しておきましょう。
価格が安いとは言えない
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0はコストコで64,800円で購入しました。コストコオンラインだと66,800円。19Lになると公式HPで84,700円(執筆時はセールで69,801円)で取り扱われていました。
ただ記事内で記載したようインバーター搭載の除湿機というのが、LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0の特徴です。同様にインバーターを搭載している除湿機は三菱から販売されており下記の2機種となっています。
- MJ-PHDV24WX(空気清浄機機能付き):126,400円
- MJ-PV250WX:94,630円
- どちらも定価での記載
上記製品も除湿・省エネ性能に優れた除湿機となっていますが、価格面から比較するとLG製の除湿機に軍配が上がります。
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0はどんな人におすすめ?
最後にLG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0はどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- エアコンの湿度戻りが気になっている方
- 衣類乾燥より居住空間の快適性のためへの導入
ぼくの購入理由は冒頭でも話したようエアコンの湿度戻りが不快で居住空間で使える除湿機を探していました。
エアコンの湿度戻りが気になる → 除湿機を調べて夏場はコンプレッサー式が良いと分かる → インバーター搭載モデルが省エネ性能高いと判明 → 日本だと三菱だけの取り扱いだが高い → LGの除湿機が日本上陸すると知る
上記の経緯から口コミのなかったLG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0を購入しましたが、エアコンの湿度戻りが全く気にならないほど大満足です。
除湿機と調べると衣類乾燥が主用途の製品が主でなかなか空気清浄的な意味合いで使う除湿機を探すのが難しいですが、他にも調べれば多数あります。デザイン製に優れた製品など他にもありますが、除湿性能と価格などのバランスはLG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0がとても優れていると感じました。
まとめ
LG PuriCare 衣類乾燥除湿機 DD177QSE0をレビューしてみました。
- 除湿性能が高く梅雨〜夏の必需品
- デュアルインバータ搭載で省エネ性能も高い
- 17L / 日の除湿性能
- 寝室でも使える静音性
- 靴まで乾燥できるホース付き
- 移動が楽なキャスター搭載
- 本体サイズが大きくシーズンオフ時は収納場所に苦慮
- 価格が高い
ちょうど梅雨時期に購入して1ヶ月使用してみましたが、「導入してよかった」と間違いなく言えるほど部屋がサラサラで快適に。エアコンの設定温度が27℃でも湿度さえ低ければ十分快適に過ごすことができます。
梅雨〜夏にかけてはエアコン × 除湿機の組み合わせはもう必須ですね。
我が家のスマートホーム家電はAmazon Alexaで制御できるようになっているので、スマートホームに対応していないのは少し残念でした。ただ自宅の帰宅途中にエアコンと合わせて除湿機もLG ThinQアプリよりONにできるので、帰宅時はサラッとした快適な部屋がお出迎えしてくれます。
水捨てについては日に数回とそこまで億劫には感じませんが、常に稼働させておきたい人はホースを接続することで24時間稼働できる点もよいですね。
インバーターを搭載したコンプレッサー式除湿機を探している方は安価で手に入るチャンスです。是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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