この記事でわかること
- BenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックの特徴や使用感
- iPad(mini 6 / Pro 11インチ / Pro 13インチ)・Mac mini(M4 Pro)と組み合わせてみた
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
最近はiPad ProやポータブルゲーミングPCなど持ち運べるPCスペックの端末が増えていますよね。手元でも使えるし周辺機器を組み合わせればPCとしても使える優れたスペックを有しています。
そんなデバイスはたいていUSB Type-Cポートが1つしかないため、PCライクに使おうと思ったらUSBハブやドッキングステーションが必須ですが、USBハブはスペックが低いものが多くSSDなど高速なデータ転送を必要とする周辺機器との組み合わせは難しくドッキングステーションになってしまいます。
ただドッキングステーションはかなり高価で数万円〜が当たり前ですよね・・・
今回レビューするBenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックはUSBハブでありながら、アップリンクポートはUSB 4(40Gbps)の高速伝送。映像出力はHDMI 2.1(8K 60hz / 4K 120Hz)・USBポートはUSB Type-C × 1 / Type-A × 2(10Gbps)・LANは2.5Gbps Gigabit Ethernetとドッキングステーションなみのスペック。
100Wのパススルー充電にも対応している最強USBハブです。
ついに最強のUSBハブが登場です!
- 7-in-1 USB 4対応のUSBハブ
- スタンド機能でポータブルゲーミングPCやタブレットを立てかける
- ドッキングステーションと違い電源不要
- 100Wのパススルー充電に対応
- HDMI 2.1(8K 60Hz / 4K 120Hz)対応
それではBenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドック レビュー | Appleデバイスとマッチするスタンド付きUSBハブを書いていきます。
BenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックのレビュー
- BenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドック
- クイックスタートガイド
デバイスへ接続するアップストリームケーブルは200mmのケーブル長。4.71mm経のケーブルとなっており、少し固めと頑丈な設計がされています。
先端には着脱できる90°のコネクタが付属しており、接続するデバイスに応じてスッキリとした配線をすることが可能。使わないときは90°のコネクタごと背面に収納することができるなど配線に関しても考えられた設計です。
7-in-1のUSB 4対応ハブ
BenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックは7つのポートを搭載しています。
入力 | USB Type-C ポート (USB 4) | 最大40Gbpsのデータ転送速度 |
映像出力端子 | HDMI 2.1 | 最大8K 60Hz / 4K 120Hzの映像出力が可能 |
インターネット | LANポート RJ-45 | 10/100/1000/2500Mbpsのイーサネット接続を サポートするLANポート |
USBポート | USB Type-C ポート (給電用) | PD100Wの急速充電 (背面搭載) |
USB Type-A ポート × 2 | 最大10Gbpsのデータ転送速度 4.5Wの給電 (背面に2ポート搭載) | |
USB Type-C ポート × 1 | 最大10Gbpsのデータ転送速度 7.5Wの給電 (側面に1ポート搭載) |
これがUSBハブに搭載されているとなると一般的なUSBハブとは一線を画すようなスペックをしていることがわかります。1つ1つが高い転送速度となると、最も重要なのはPCなどとの接続部分のでボトルネックにならないか心配ですが、GR10はUSB 4に対応しており40Gbpsの転送速度となっているため安心して使うことができます。
USBハブとしては最高峰と言っていい性能だよね!
電源不要の最強USBハブ
USBハブ | ドッキングステーション |
---|---|
ハブ本体への電源供給なしで動作する ポートの転送は比較的遅い 安価 | 外部電源必要 映像出力や高速データ転送ポートを複数に 高価 |
BenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックはUSBハブなので、外部電源を別で接続することなく動作します。
こういったハブ機能といえば真っ先にドッキングステーションが浮かんでくると思いますが、あちらはドッキングステーション自体に外部電源が必要ですし、基本的に持ち運びは想定されていません。
USBハブは比較的ポートの転送速度が遅いものが多く、利便性を向上させるためにポート数が増やすものが多いです。ただBenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックは前述した通り10GbpsのUSBポートを複数増やすだけでなく、インターネット接続は2.5Gbpsポート・映像出力はHDMI 2.1に対応するなど、まるでドッキングステーションかのような性能を有しています。
他メーカーの複数端子あるハブと比べても少し厚みがある程度で大幅に大きいと言うわけでもありません。
スタンド機能でデバイスをコンパクトにセット
BenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックは21.5mm厚のデバイスを収納できるスタンドを内蔵しています。スタンドは本体前面を下に向かって倒すだけでスタンド部分が出現します。
- ポータブルゲーミングPC
- スマホ
- タブレット
スタンドは21.5mm厚のあるデバイスまで対応しており、上記のようなデバイスを立てかけてケーブルを接続することが想定されています。実際に手持ちであるいくつかのデバイスをセットしてみました。
- iPad 3サイズ(iPad mini 6 / iPad Pro 11インチ / iPad Pro 13インチ)
- iPhone 16 Pro
- M4 Pro Mac mini
iPad 3サイズ(iPad mini 6 / iPad Pro 11インチ / iPad Pro 13インチ)
まずはiPadについて。iPad mini 6はサイズ感的にもちょうどよくスタンドにフィットしています。iPad mini 6はステージマネージャーには対応していないもののディスプレイ・キーボード・マウスまで接続すればPCライクに使うことができます。
iPad Pro 11インチと13インチはバランスが悪く、そのままではすぐ背面に倒れ込んでしまいます。(ポイント)ただスタンド部分に適当な物を挟めば一気に安定します。私はiPad Proを傷つけないよう画面拭きを挟みました(笑)
M1以降のAppleシリコンを搭載したiPad Proシリーズは画面分割できるステージマネージャーに対応しているため使用感はPCそのもの。Macほどではありませんが、ブラウザや動画視聴など全く困ることはないでしょう。
最新のM4チップ搭載したiPad Pro 13インチをPCライクに使えば一般的なPCより完全にハイスペックな処理能力があります。
iPhone 16 Pro
iPhoneとBenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックを介してディスプレイなどを接続すれば大画面で動画視聴機として使うこともできます。
試しにプロジェクターに映していましたが、しっかりとミラーリングできており大画面の動画視聴として最小構成で使うことができるのは便利です。
M4 Pro Mac mini
最後に最近販売開始されたM4 Pro Mac miniにスタンドはもちろんできないもののポート拡張として使うこともできます。
背面にThunderbolt 5(120Gbps)が3ポート・前面にUSB 3(10Gbps)が2ポート搭載されています。USB Type-Aポートは1ポートもなく周辺機器接続には少し難ありです。
そんなときBenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックでポート拡張はもちろんUSB Type-Aに対応させたり、LANポートはカスタマイズしていなければ1Gbps Gigabit Ethernetしか搭載していないのでBenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックを使って2.5Gbpsに高速化することも可能です。
デスク上で使えば機能的にはドッキングステーション
BenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックをデスクで使えば、そのスペックの高さからほぼドッキングステーションと遜色ありません。1台で固定すればドッキングステーションのような使い方・外出先では持ち運べるUSBハブとして一石二鳥です。
MacBookやMac miniなどのPCに繋げばポートの拡張。タブレットやポータブルゲーミングPCに繋げばPCとして使うことができます。
GR10に搭載されているUSBポートは10Gbpsの転送速度に対応しているためSSDなど高速なデータ転送が求められる周辺機器も接続することができます。
1点ドッキングステーションのように使いたいと思ったときにSDカードスロットは搭載されていないため、別途USBタイプのSDカードリーダーを用意する必要がある点が少し気になりました。
持ち運び用のポーチなどがない
最後にBenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックの気になった点として持ち運びできるサイズやスペックであるため、持ち運び用のポーチがあれば尚良しと感じました。
130 × 54.5 × 25.5mm・重量約188gしかないためガジェットポーチに入れれば、スッキリと持ち運ぶことが可能ですね。
BenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックはどんな人におすすめ?
最後にBenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- USBハブとしてもデスク据え置きとしても使いたい
- ポータブルゲーミングPCやiPadなど持ち運びできるデバイスと組み合わせたい
BenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックはスペックが高いゆえにほぼドッキングステーションのような性能を有したUSBハブです。ハブとして大きさとしては少し大きいですが、それが賄えるほどの性能が唯一無二です。
普段はデスク上に置いてモニターや充電器と接続しておけば、ポータブルゲーミングPCやiPadなどのタブレットをPCライクにサッと使うことができます。
高速データ転送のポートや映像出力・高速インターネットなどを1つで対応させることができるね!
まとめ
BenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックをレビューしてみました。
- 7-in-1のUSBハブ(HDMI 2.1や10GbpsのUSB × 3ポートなど)
- 100Wのパススルー充電に対応しているためほとんどのデバイスで不足なく使える
- スタンドにデバイスを立てかけてコンパクトに収まる
- モニターや周辺機器と常設しておけばすぐにPCように使える
- USBハブとしては最高スペック
- SDカードスロットがほしかった
- 持ち運びポーチが付属しているとなおよし
BenQ beCreatus GR10 7-in-1 USB4 モバイルドックはUSBハブとしては最高峰のスペックでこのスペックを電源不要で持ち出せるのは驚きです。
- 外出先でのハブ
- デスク上でのハブ
上記のような使い方で内外で使うことができ一石二鳥です。
ぼくは所持していないので試せませんでいたが、ポータブルゲーミングPCを接続すれば2.5Gbps Gigabit Ethernetに対応するため、ゲームでの利用に有利ですよね。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
コメント