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Linsoul Audio 7HZ-Timeless II レビュー | コスパに優れた平面駆動ドライバー

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Linsoul Audio 7HZ-Timeless II レビュー | コスパに優れた平面駆動ドライバー

この記事でわかること

  • Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIの使用感や特徴
  • 3.5mmと4.4mmで接続したときの違い
  • USB DAP FIIO K11 R2Rとの組み合わせについて

こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。

皆さん、平面駆動イヤホンってご存知ですか?通常のダイナミックドライバーと違い、面で音を鳴らす平面駆動ドライバー。

今回レビューするLinsoul Audio 7HZ-Timeless IIは、平面駆動ドライバーらしい、解像度が高く・音場が広いサウンドが特徴です。

特に中高域の表現力は素晴らしく、ボーカル曲を聴くと、息遣いまでリアルに感じられます。低域は締まっていて、全体的にバランスの良いサウンドです。

さらにFIIO K11 R2Rを導入してバランス接続に変えたところ音が2段階くらい向上。クリアな透明感と迫力のあるメリハリの付いたサウンドに変わりました。

この記事では、Timeless IIの音質の詳細・付属品・おすすめの使い方まで、徹底的に解説していきます!

じゃが

音を面で鳴らす平面駆動ドライバー。全音域に対して強く鳴らしてくれる特徴があるよ!

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIはどういう商品
  • 14.5mmの平面駆動ドライバー
  • 充実の付属品
  • 特徴的なチューニングノズルも3つ付属
  • 7N OCCケーブル(単結晶無酸素銅)
  • 0.78mm 2ピンコネクタ採用

それではLinsoul Audio 7HZ-Timeless II レビュー | コスパに優れた平面駆動ドライバーを書いていきます。

本記事はLinsoulより製品提供を受けて執筆しています。

目次

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIの特徴


Linsoul Audio 7HZ-Timeless II
ドライバータイプ14.5mm 平面磁気ドライバー
周波数特性5Hz – 40kHz
インピーダンス15.2 Ω
感度108 dB/V@1kHz
プラグタイプ0.78mm 2-pin (デタッチャブル)
ケーブル高純度7N OCC 4-core デタッチャブルケーブル
重量各イヤホン部分:6g
Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIの特徴

14.5mmの平面駆動ドライバー搭載

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIは平面駆動ドライバーを搭載している
平面駆動ドライバー搭載

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIは14.5mmの平面駆動ドライバーを搭載しています。

世界初の両面コーティング振動板の採用により、応答性を大幅に向上させました。さらに特注な銀合金コーティングにより振動板の表面張力を高め、N52マグネットアレイ(ネオジウム磁石)による強力な駆動力を搭載しています。

ただこれを見て平面駆動ドライバーってまず何?って方のために特徴をまとめてみました。

ダイナミックドライバー(DD)平面駆動ドライバー(PD)
構造振動板(ダイアフラム)をコイルと磁石で駆動するシンプルな構造。振動板全体にコイルを一体化し、磁石を平面状に配置して駆動。
音質の特徴低音の再現性に優れ、力強い音を提供。- 音圧が高く、広い音場を持つ。歪みが少なく、クリアで精細な音を提供。- 広い周波数応答でバランスの良い音質。
得意な音域低音域。中音域から高音域まで均質に再現可能。
音場の広がり自然で広い音場を提供。音の定位が正確で、詳細な音場を再現。
その他の特徴– 6kHz付近に共振が発生しやすい場合がある。- デュアルドライバー構成で音の広がりを強化可能。– 振動板全体が均質に駆動されるため、音の歪みが少ない。- 重量やサイズが制約となる場合がある。
平面駆動ドライバーと通常のダイナミックドライバーの違いについて

一般的なダイナミックドライバーと平面駆動ドライバーの違いについてまとめてみました。ダイナミックドライバーは「点」で動作するのに対し、平面駆動ドライバーは「面」で駆動するためより均一に音を出力できるといった特徴があります。

もちろん価格面もその分増加するのですが、価格に見合った音を届けてくれます。実際の鳴らした感想は後述しています。

またLinsoul Audio 7HZ-Timeless IIは7層構造ののエンクロージャーが搭載されており、駆動板から鳴らされる音を自然なチューニングで届けるともに、従来モデルと比べて耐久性も向上させているようです。

充実の付属品 | 特徴的なチューニングノズルも3つ付属

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIの付属品を並べた
付属品

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIの特徴の1つに付属品の充実があります。付属品の一覧を下記にまとめてみました。

  • Linsoul Audio 7HZ-Timeless II本体
  • 4つのチューニングノズル(ノーマル金ノズル / ノーマル銀ノズル / 銀コーンノズル / 金コーンノズル)
  • 7N OCCケーブル(単結晶無酸素銅)
  • 3.5mm / 4.4mmプラグ
  • イヤーピース(10ペア / S・M・Lサイズ)
  • キャリングケース

以上が1つのパッケージに付属されており、すべてが揃う万能なラインナップです。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIを持ち運び用の缶に収納している
持ち運び用の缶

持ち運び用の缶も付属しています。ただこの缶金属製なので保護性能は抜群ですが、持ち運びとなると少し大きいかなといった印象。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIの付属品であるイヤーピースを並べている
付属のイヤーピース

最初に驚くのはこのイヤーピースの付属の数(笑)サイズも質感も異なるイヤーピースが多数付属します。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIの付属品であるチューニングノズル
付属のチューニングノズル

音質を微調整できるチューニングノズルについての音質も後述していますが、標準で銅製ノズルが取り付けられています。こういったチューニングノズルもLinsoul Audio 7HZ-Timeless IIの大きな特徴ですよね。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIのケーブルは0.78mm2ピンコネクタ

4芯の7N単結晶銅ケーブルはリケーブルの必要がなく、別途出費が必要ありません。0.78mm 2ピンコネクタとなっており、他のケーブルを持っている人はもちろん使うことができます。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIのケーブルのプラブを回している
Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIのプラグは交換可能

3.5mm / 4.4mmプラグの交換はコネクタ部分を回せば、プラグ接合部分が出てくるためそこで取り外しができます。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIのケーブルを丸めている

付属ケーブルはリケーブルの必要がないほど上質です。質感も柔らかく取り回しもOK。本体含めてキラキラと派手な見た目をしているため、マットな質感が好きな方は注意が必要。

じゃが

ここまでの添付品があれば、Linsoul Audio 7HZ-Timeless II 1つで何も用意しなくていいレベルです!初めての有線イヤホン導入でも確実に満足できます!

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIのレビュー

それではLinsoul Audio 7HZ-Timeless II実機を使ったレビューをしていきます。

装着感

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIの重さを量っている
片耳約6g

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIは金属製の円形ハウジングながら耳にフィットする設計となっています。片耳約6gと軽量になっているため、装着感は軽く長時間の使用でも疲れにくくなっています。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIを並べている

実際に装着してみると、ぼくの耳の形状にはきれいにフィット。数時間連続装着していても全く痛みを感じません。耳に入る部分は浅くノズルだけが飛びてている形状なので、個人差はあるでしょうが、違和感を感じることは少ないかと思います。

イヤーピースは付属だけでもサイズラインナップは多く、耳の穴の大きさに合わせることでノズルは耳の奥までしっかりと入ります。特徴部分でも記載しましたが、ここまでのイヤーピースを付属しているもは本当珍しい。


SpenFit W1のMSサイズの外箱
SpenFit W1 MSサイズ

ぼくは今回社外イヤーピースも試してみたく、SpenFit W1のMSサイズを購入してみました。医療用グレードのシリコン素材を使っているため、アレルギー反応もなく柔らかい弾力で長時間の使用でも快適なイヤーピースです。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless II付属のイヤーピースでMサイズがちょうどのぼくにはSpenFit W1のMSサイズがちょうどよかったです。

こういった社外品イヤーピースを使うことで装着感と音質の向上が見込めるのも、イヤホンの面白いポイントですよね!

音質

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIを手に持っている

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIは14.5mmの平面駆動ドライバーが採用されたイヤホンでした。平面駆動ドライバーの特徴は高音域・中音域が特に強く音場が安定しているという特徴があります。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIをMacBook Proに接続している
MacBook Proに接続

実際に聞いてみると3.5mmでMacBook Proに接続しただけでもかなり高音質で迫力のある音を鳴らしてくれます。抵抗値が15.2Ωと小さいので小さい音量レベルでもしっかり大音量で鳴らしてくれます(Macの音量で2,3段階目で十分大きな音量)。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIをFIIO K11 R2Rに接続している
FIIO K11 R2Rに接続している

4.4mmプラグも使えるのでバランス接続したほうがさらにS/N比が良くなりノイズが少なく音場が広がるので環境が用意できる人はバランス接続のほうが当然おすすめです。ぼくはFIIO K11 R2Rに接続しました。

  • 高音域:透明感と粒立ちが良い
  • 中音域:ボーカルの解像度が高い
  • 低音域:明瞭さを重視した音作りで迫力抜群

音域ごとに感想を並べてみると上記の通り。正直なところ、弱点という弱点は感じません。平面駆動の凄さを感じます。音場が広く低域をしっかり鳴らしてくれるためパッと聞くと迫力を感じることができます。一言で言うなら分離感が強くドンシャリ系が好きな人が好むような特性があると感じました。ライブのような臨場感を味わうことができます。

平面駆動特有の中域はしっかりと鳴りPOP系の曲が気持ちよく聴こえています。高域は透明感があり澄んだ音で伸びている印象を受けます。全体を通して音場はかなり広く解像感が高いことがわかります。

FIIO K11 R2Rをデスクに置いている
FIIO K11 R2R

ぼくはLinsoul Audio 7HZ-Timeless IIに合わせて手軽で高音質を実現したデスクトップDAC/アンプのFIIO K11 R2Rを導入。FIIO K11 R2Rを通して聴いた音はまさに極上。音の透明感が増し、細部までクリアに聴こえるようになりました。音の臨場感が2段階くらい引き上げられLinsoul Audio 7HZ-Timeless IIのポテンシャルの高さを実感することができます。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIはここからさらにノズルを3種類変更することができるので更に好みのサウンドを楽しむことができます。

じゃが

平面駆動は面で音を鳴らしてくれるので全体バランスよく、特に高音の伸びが気持ち良いです!

ノズルによる音質調整

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIのノズルを並べている
付属品のノズルは4種類

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIは4つの銅製ノズル・ステンレス製コーンノズル・銅製コーンノズルを付属していましたね。それぞれ切り替えてみた感想をまとめてみました。

ノズル種類音質の特徴詳細説明
ノーマル金ノズル暖色系サウンド、中高域がマイルド、柔らかな表現中高域のピークが若干マイルドになり、柔らかい音質に変化します。余韻がより柔らかく、全体的に温かみのあるサウンドになります。
ノーマル銀ノズル高音域の後退、低音域の前出、暖かいサウンド高音域が大きく後退し、低音域が相対的に前に出ることで、全体的に暖色系のサウンドに変化します。低音の存在感が強調されます。
金コーンノズル低域の強化、重厚感、解像度の向上低域が強化され、音に重厚感が加わります。また、解像度が向上し、細部までクリアに再現されます。
銀コーンノズル音の立体感追加、中低音の音像がぼやける特殊な形状により、音の立体感が増し、広がりのあるサウンドが楽しめます。ただし、中低音の音像がややぼやける印象があります。

開封直後はノーマルの金製ノズルが装着されています。このノズルについてはいろいろ調べましたがどの素材などを使っているのかなど見つけられませんでした。

基本的には初期で装着されている金のノズルが音が柔らかく個人的にはおすすめです。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIはどんな人におすすめ?

デスクに置いたFIIO K11 R2RにLinsoul Audio 7HZ-Timeless IIを接続している

最後にLinsoul Audio 7HZ-Timeless IIはどんな人におすすめなのかまとめていきます。

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIはこんな人におすすめ
  • 解像感が高くバランスの取れた平面駆動ドライバー搭載モデルがほしい
  • コストパフォーマンスに優れている有線イヤホンを探している

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIの最大の特徴である平面駆動ドライバー。中・高域が非常に安定しており、力強く鳴らしてくれます。低域に歯切れが良く迫力のあるサウンドが特徴です。全体バランスが良くどんなジャンルの音楽でも楽しむことができます。

そういった意味でもLinsoul Audio 7HZ-Timeless IIはコストパフォーマンスに優れています。さらに付属品の充実、特にリケーブルの必要がない4芯の7N単結晶銅ケーブルの付属はありがたいですよね。

まとめ

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIをレビューしてみました。

7HZ-Timeless II
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 平面駆動ドライバーによる高音質(特に中高音域の解像度と広い音場)
  • 豊富な付属品による高いカスタマイズ性
  • チューニングノズル交換による音質変化の楽しさ
  • バランス接続による更なる高音質化
  • 平面駆動ドライバーや豊富な付属品を含めた高いコストパフォーマンス
デメリット
  • 派手な外観(マットな質感が好きな方は注意)
  • 大きめのキャリングケース

Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIは35,000円前後で販売されていながら平面駆動ドライバーを採用。さらには単結晶銅のケーブルを付属するなどコストパフォーマンスに優れたモデルです。

これ1つ購入するだけで平面磁気ドライバーの圧倒的解像度が手に入るのでオーディオ沼を考えるとかなりコストパフォーマンスに優れていますよね。


レビューに伴ってFIIO K11 R2Rを購入し、バランス接続を試してみたところ、Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIの良さがさらに引き出されました。デスクトップDACなどの環境がない方は、Linsoul Audio 7HZ-Timeless IIと合わせてぜひ用意してほしいところです。

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!

Linsoul Audio 7HZ-Timeless II レビュー | コスパに優れた平面駆動ドライバー

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