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Lofree Flow Lite レビュー | 軽い打鍵感で疲れ知らずのメカニカルキーボード

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Lofree Flow Lite レビュー | 軽い打鍵感で疲れ知らずのメカニカルキーボード

この記事でわかること

  • Lofree Flow Liteの使用感や特徴
  • Lofree Flow Lite・Lofree Flow・Lofree Edgeの実機比較

こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。

Lofree Flow Liteを設置したデスク

タイピングしたときのスコスコとした感覚が気持ちのよい人気のキーボードLofree Flowの別バージョンがついに登場します。少し高価だったLofree Flowが誰でも求めやすい安価に。

Kickstarterでの登場となったLofree Flow LiteはSuper Early Birdだとなんと$69という販売価格に!(ただし個数制限あり)Lofreeのキーボードの中で最も求めやすい価格での登場となりました。

肝心の打鍵感については40gfとLofree Flowで使われているキースイッチより更に軽くなり、かなり軽い力でストンッと底まで押下できるように。長時間のタイピングでの疲労感も軽減されるキーボードに仕上がっています。

今回は妻にもかなり使ってもらいましたが、ロープロファイル(キーボードの高さが低い)のでタイピングしやすく、キーも軽いため疲れを感じてもいませんでした。

Lofree Flowとはまた少し違った感覚を味わうことのできるLofree Flow Liteをレビューしていきます。

じゃが

人気のFlowに待望の新作の登場!価格は安くなりましたが進化している点も多数あるんです!

Lofree Flow Liteはどういう商品
  • Lofreeキーボードシリーズの中で最も求めやすいモデル
  • Kailh×Lofree full POM switchesを搭載
  • USB / 有線接続 / Bluetooth5.4の接続方法に対応
  • 押下圧40gfの軽快なキースイッチ
  • 音量コントロールのノブ付き
  • 連続80時間の電池持ち
  • 84キータイプと100キータイプがあり

それではLofree Flow Lite レビュー | 軽い打鍵感で疲れ知らずのメカニカルキーボードを書いていきます。

本記事はLofreeより製品提供を受けて執筆しています。

目次

Lofree Flow Liteの特徴


Lofree Flow Lite
サイズ316.8 × 138 × 23.5mm
重量550g
キースイッチKailh×Lofree full POM switches
配列US配列
接続方法USB
有線接続
Bluetooth 5.4
キー数84
100もあり
素材(本体)ABS
素材(キーキャップ)PBT × PC
電池容量2,000mAh
稼働時間最大80時間
カラーホワイト
グレー
ピンク
対応OSWindows / Android
Mac / iOS
接続ポートType-C
Lofree Flow Liteの特徴
Lofree Flow Liteの付属品を並べてみた
付属品
  • Lofree Flow Lite
  • USB Type-C to Cケーブル
  • 取扱説明書

Lofree Flow LiteはBluetooth / 有線 / USB 2.4GHz 3つの接続方法に対応。USB 2.4GHzのレシーバーは本体背面にはめ込んであります。

Lofreeシリーズで最も求めやすいモデル

Lofreeのシリーズを3台並べてみた
  • Lofree Edge:$199
  • Lofree Flow:$169
  • Lofree Flow Lite:$89〜$99

Lofree Flow Liteは日本に展開しているLofree ロープロファイルシリーズの中で最も安価なメカニカルキーボードとして登場。

84キー($89)と100キー($99)のラインナップがあり、それぞれで少し価格は異なります。

Lofree Flow Liteのホワイトとピンクを並べてみた

ホワイト・ピンク・グレーの3色展開で自分のデスク環境にあったカラーを選択可能となっています。

じゃが

淡い感じの3色展開でインテリアとしても最適ですね!

Lofree FlowのGhostスイッチがさらに進化した40gf

Lofree Flow LiteにはLofree × Kailhのshadowキースイッチが搭載

Lofree Flow Liteに採用されたキースイッチはLofree Flowで使われていたLofree × KailhのshadowシリーズのフルPOMスイッチをカスタマイズ。

Lofree Flow LiteにはLofree × Kailhのshadowキースイッチは40gfしかない

押下圧を50gfから40gfにすることでさらに長時間のタイピングへの疲れを軽減したリニアキースイッチが誕生しました。

実際の打鍵感について詳しくは後述していますが、打鍵感がよいと話題になったLofree Flowと比べてさらに軽い力でタイピングすることができます。

じゃが

個人的には特にスペースキーを押下したときの感覚がかなり軽く驚きました。

音量コントロールのノブ付き

Lofree Flow Liteには音量コントロールノブが搭載されている

Lofree Flow Liteは本体右上部に音量コントロール対応のノブが搭載。手前方向に回すことで音量減、奥方向に回すことで音量増となっています。F10〜F12キー部分もボタンで音量調整をすることはできますが、ノブが搭載されたことでさらにスムーズに操作することができます。

Lofree Flowにもなかったノブは個人的によく使う音量調整に対応しているので個人的には大歓迎です。

執筆時(2024年9月時点)コントロールノブはマッピングソフトを使っても音量調整以外の機能を割り当てる事はできません。

じゃが

よく音量コントロールする人にとってはありがたいよね!

連続80時間・100時間の電池持ち

Lofree Flow Liteの白バックライトを点灯させてみた

Lofree Flow Liteには白のバックライトが搭載されています。輝度は3段階調整可能で配色パターンの変更などはできません。

  • 84キー:2,000mAh(連続80時間)
  • 100キー:3,000mAh(連続100時間)

キー数によって電池容量が異なりますが、バックライトオフの状態で稼働時間80時間以上の電池容量を有しており電池持ちを気にせず使うことができます。

バックライトの切り替えはFnキー + 左右矢印で点灯パターンが切り替わります。

Lofree Flow Liteのレビュー

それではLofree Flow Liteの実機を使ったレビューをしていきます。

打鍵感

Lofree Flow Liteの打鍵感を確認してみた

Lofree Flow Liteの打鍵感についてまとめていきます。スペックでいうと押下圧が40gfと比較的軽く・さらにロープロファイルのキースイッチなので押した感覚としてはかなり軽く感じます。

Lofree Flow Liteのキーキャップを取り外してみた

押すと軽く静かにスッと沈み込んでいく感覚を味わいつつ、反発が意外としっかりしているんですよね。 公式のスペック表だと60gf近くもあります。  そのため押すときは軽いながら離そうとするときの反発(フィードバック)がしっかりとした感覚を味わうことができるんですよね。

押すときにほとんど力がいらないため、指に力が入りにくい人なども心地よくタイピングできること間違いありません。

じゃが

HHKBをタイピングしたあとにLofree Flow Liteを使ってみると軽快過ぎて指がかなり高速に動きます(笑)

ロープロファイルキースイッチになるため総トラベルは2.8mmと短く、最初の動作まで40gf付近でスッと進むため指にかかる負荷は非常に軽く長時間の作業に適していると言えます。ちなみに底までいかなくても約半分の1.3mmでキーとしては反応してくれるため、女性や子供にも向いていると言えます。

Lofree Flowと打ち比べてみるとLofree Flow Liteはスッとキーが下へ向かうのに対し、Lofree Flowは底打ちするまで少し指に対して反発力をより感じることができるようになっています。

Lofree Flow Liteの角度調整なしのフラットな状態
角度調整なし
Lofree Flow Liteの角度調整をしてみた
角度調整あり

またLofree Flow Liteは角度がつけられるようになったので奥の数字やファンクションキーまで手が届きやすくなりました。

じゃが

Lofree Edgeは同じ押下圧でしたが、Lofree Flow Liteはスイスイ(軽快)・Lofree Edgeはヌルヌル(ヌメッとした感じ)とした打鍵感となっています。

打鍵音

Lofree Flow Liteの打鍵音を収録してみました。少し大きめの「カタカタ」音が聞こえてきます。カフェなど静寂な空間で使えば少し目立つかもしれませんが、BGMなどが流れている空間であればさほど気にならないと思います。底打ち音や擦れる音などは聞こえず、全体的な品質は非常に高いと言えるでしょう。

個人的には少し打鍵音が聞こえたほうがカタカタとリズムに乗るようにタイピングすることができるため、大きすぎず聞こえてくるくらいの音は非常に気に入っています。

ちなみにLofree Flow Liteに標準で搭載されているキースイッチは「Specter」というのですが、静音化に特化した「Hades」も同時に登場します。こちらを試すことはできませんでしたが、打鍵の感覚はそのままに音だけが小さくなっているようです。

外出先や会社内などで使うつもりで音が気になる方はサイレントキースイッチの「Hades」がおすすめです。

静音化リングを装着してみた

Lofree Flow Liteに静音化リングを装着してみた

Lofree Flowを使ったときにロープロファイルキーボードながら静音化リングを装着した打鍵感がすごく好みだったのでLofree Flow Liteでも試してみました。

キーキャップに静音化リングを装着している
静音化リングを装着するとキースイッチが少し高くなる

静音化リングを装着することで押下するときの圧力は強くなりますが、その分ヌルヌルとした打ち心地に変わります。前述しているようにLofree Flowよりも押下圧が軽いため、軽くヌルヌルとした打鍵感のキーボードの完成です。

逆にサクサクとした軽快な打鍵感が好きな人にはおすすめしませんが、ヌルヌルと静かな感じが好みの人はぜひチャレンジしてみてください。もちろん底打ち音も完全になくなり「コトコト」という静寂な音に変化する点も面白いです。

静音化リングは1,000円くらいで購入でき気軽にチャレンジできる点もおすすめできるポイントです。

キーマップ変更方法

Lofree Flow Liteは専用のソフト「Lofree Key Mapper」でキーマップを変更することができます。執筆時ではWindowsしか対応しておらずぼくの環境では試すことができませんでした。

が、Macでも使えるWebアプリ版が年内リリース予定ということで確認できています。皆さんの手元に届く頃前後で使用可能となると思います。

持ち運びの観点からLofree Flow Liteを見てみた

Lofree Flow LiteとMacBook Proを並べてみた

Lofree Flow Liteの重量は実測で560.0gとなっていました。(ピンクは552.5g)持ち運びの観点から見るとLofree Flow Liteは少し重たく、大きいですね。


Lofree Flow Lite

Lofree Flow
Lofree Edgeを白背景で撮影してみた
Lofree Edge
サイズ316.8 × 138 × 23.5mm316 × 126 × 24.5mm318 × 154 × 16.5mm
重量550g594g485g
キースイッチKailh×Lofree full POM switchesKailh×Lofree full POM switchesKaith POM 2.0
配列US配列US配列US配列
接続方法USB
有線接続
Bluetooth 5.4
有線接続
Bluetooth 5.1
有線接続
Bluetooth5.3
キー数84
100もあり
84
100もあり
84
素材(本体)ABSアルミニウムカーボンファイバー
マグネシウム
素材(キーキャップ)PBT × PCPBTPBT
電池容量2,000mAh2,000mAh2,000mAh
稼働時間最大80時間最大40時間最大130時間
カラーホワイト
グレー
ピンク
ホワイト
ブラック
ブラック
対応OSWindows / Android
Mac / iOS
Windows / Android
Mac / iOS
Windows / Android
Mac / iOS
接続ポートType-CType-CType-C
Lofreeキーボードの比較
Lofree Flow Liteの重量を測定してみた
Lofree Flow Lite
Lofree Flowの重量を測定してみた
Lofree Flow
Lofree Edgeの重量を測定してみた
Lofree Edge

同メーカーで見てみるとLofree Flow Edgeが最も軽量で478.9gとなっています。

サイズ感という観点で見るとどのモデルも大きな差はなく、84キーのキーボードということで少し大きいサイズ感となっていますね。今回Lofree Flow Liteで登場したことでラインナップは拡充されましたが、持ち運びという観点から見ると依然Lofree Edgeが優位となっています。

女性でも選びやすいLofreeのラインナップ

Lofree Flow Liteのピンクを白背景で撮影してみた
Lofree Flow Liteのホワイトを白背景で撮影してみた

今回本体色がホワイト・グレー・ピンクと女性にも選びやすいカラーラインナップとなっています。ピンクもご提供いただいて妻に使ってもらっていますが淡いピンク色が落ち着いた雰囲気を与えてくれます。

Lofree Flow LiteのピンクとLogicoolのMX Anywhere 3を並べてみた

実際にLogicool MX Anywhere 3のローズと並べて使っていますが、色の親和性は高く機能・見た目ともに文句なしの調和です。

Lofree Flow LiteとLogicool製のマウスを並べてみた

ホワイトやブラックは比較的揃いやすいですが、ピンクで揃えるとなると選択肢はなかなか少ないため、Lofree Flow Liteはピンク好きにはまたとないキーボードとなりそうですね。

またLofree Flow Liteのカラーラインナップはどれも淡い色合いとなっており、落ち着いた雰囲気が好きな人にもたまりません。

Lofree Flow Liteの気になった点

それではLofree Flow Liteの気になった点をまとめていきます。

付属ケーブルが本体カラーと不一致

Lofree Flow Liteと付属のケーブルを並べてみた

Lofree Flow LiteにはUSB Type-Cケーブルが1本付属しており、有線接続で使うこともできます。今回ホワイトとピンクのカラーを試させてもらっていますが、付属ケーブルはどちらもグレー。

ぼくのようにケーブルを大量に持っている方であれば同色のケーブルが手持ちである可能性はありますが、本体色に完全一致したケーブルはなかなか見つかりません。

特にピンクは一般的にただでさえラインナップが少ないため、カラーは一致したものを付属しててほしかったですね。

Lofree Flow LiteのUSBレシーバーは背面に搭載されている

ちなみにUSBレシーバーは本体色と同色となっていました。

Lofree Flow Liteはどんな人におすすめ?

Lofree Flow Liteをデスク上に設置してみた

最後にLofree Flow Liteはどんな人におすすめなのかまとめていきます。

Lofree Flow Liteはこんな人におすすめ
  • 比較的安価に打鍵感の良いキーボードがほしい
  • マットな質感のキーボードを探している

Lofree Flow LiteはLofree Flowでの弱点とも言える価格が見事に抑えられたキーボードとなっており、(個人的意見ですが)パンタグラフ式のキーボードにお金かけるくらいならメカニカルであるLofree Flow Liteに投資したほうがタイピングとしての費用対効果はかなり高いと思います。

Lofree Flow Liteはマットな質感となっておりデスクの雰囲気にマッチしやすい

また今回はマットな質感となっており、個人的にはかなり好み。デスクに置いても落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

まとめ

ロープロファイルキーボード Lofree Flow Liteをレビューしてみました。

Lofree Flow Lite
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • Lofreeシリーズで最も求めやすいモデル
  • 押下圧が40gfとかなり軽量
  • 押すと軽く沈み込みしっかりとした反発がある
  • キーボード本体の角度調整が可能
  • キーマップ変更ソフトあり(Macでも使えるwebアプリは年内リリース予定)
  • ピンクもあり女性でも選びやすい
デメリット
  • 付属ケーブルと本体カラーが不一致

あのLofree Flowと同等のスペック(機能によってはそれ以上)を持ちながら、価格がダウンしたというLofree Flow Liteはさらに買い求めやすいモデルとなりました。

打鍵感がかなり軽いので反発が強めのキースイッチが欲しい方は別のキースイッチを用意することをおすすめします。が質感と心地よさはピカイチ。

今回は妻にもLofree Flow Liteのピンクを使ってもらっていますが、パンタグラフ式キーボードからの乗り換えといったこともあり打鍵感の心地よさを実感してもらっています。押下圧が軽いため長時間のタイピングもラクラクとの声をいただきました。

繰り返しで申し訳ありませんが、あのLofreeのキーボードが10,000円弱で手に入るLofree Flow Liteは質感の高さ・打鍵感どこをとっても妥協がなく非常におすすめのキーボードとなっていました。

気になった方は始まったクラウドファンディング(Kickstarter)をぜひチェックしてみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!

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