この記事でわかること
- Narwal Freo X Ultraの特徴や前モデルからの進化点
- 同時期発売のNarwal Freo X Plusとの比較
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
先日レビューした水拭き特化のロボット掃除機「Narwal Freo」が「Narwal Freo X Ultra」と進化して帰ってきました。
前モデルは水拭き後の手入れがかなり楽で、掃除後のモップの自動洗浄・自動乾燥機能が搭載されていました。水拭き後の面倒なモップ掃除をベースステーションが自動で行ってくれるため、後始末が面倒だからと敬遠しがちな水拭き掃除をかなり楽に使えるものでした。
今回紹介する「Narwal Freo X Ultra」はモップの自動洗浄や乾燥をもちろん引き継いでいます。前モデルでは吸引で掃除したゴミを頻繁に捨てる必要がありましたが、今回ゴミ圧縮機能が搭載。吸引したゴミを圧縮・乾燥してくれるため、7週間に1度程度のゴミ捨てに変わり手入れがさらに楽なものとなりました。
- 水拭き後の手入れは勝手にやってくれる。
- ゴミ捨ては圧縮機能で頻繁に捨てる必要なし
なんと手のかからないロボット掃除機でしょうか。ロボット掃除機の購入する理由の1つは時短。手間の短縮などがあると思うので理にかなった設計ですよね。
Narwal Freoを導入してから床が常にサラサラで気持ち良くなりましたが、ゴミ捨てまで手がかからなくなるとダメになっちゃいそう(笑)
- 絡まりゼロのフローティングブラシ新採用
- ゴミ圧縮機能で7週間以上ゴミ捨て不要に
- ダストボックス乾燥機能搭載
- 吸引力が3000Paから8200Paに
- 汚れの自動検知機能「DirtSense」が2.0にバージョンアップ
- 障害物検知センサーがトリプルレーザーセンサーに
- モップの自動洗浄や自動乾燥は従来どおり搭載
それではNarwal Freo X Ultra レビュー | ゴミ圧縮機能で吸引も水拭きも手がかからないロボット掃除機を書いていきます。
新登場したNarwal Freo X Ultra
- Narwal Freo X Ultra本体(使い捨てダストバッグ × 1、水拭きモジュール × 2)
- ベースステーション(クリーニングベース・トレイ、清水タンク・汚水タンク)
- サイドブラシ × 2
- 専用洗浄液
- ダストボックス × 1
- 使い捨てダストバッグ × 2
- 電源ケーブル
- 取扱説明書
前モデルで特徴的だったベースステーションのLCD画面はタッチパネルへと変わっていました。基本操作はスマホアプリ中心となりますが、簡単な掃除開始・終了などの命令はベースステーションのボタンからも行うことができます。
絡まりゼロのフローティングブラシ新採用
Narwal Freo X Ultraには掃除機にありがちな長い髪の毛などの絡まりが抑えられる新しい形状のフローティングブラシが採用されました。
- 髪の毛絡まり率0%(SGS認証取得)
- 毛髪除去率99.56%(TUV認証取得)
なんと髪の毛の絡まり率0%という驚異的なデータが残っています。
実際にぼくの家で使ったときは妻の長い髪の毛なども吸い込んでくれますが、確かに掃除後のブラシを見ると毛が残っていません。
前モデルNarwal Freoと見比べてみましたが、確かに形状が全く異なりますね。
ゴミ圧縮機能搭載で7週間以上ゴミ捨て不要に
- Narwal Freo:480mLのダストボックス(洗って使いまわし)
- Narwal Freo X Ultra:800mLのダストボックス・1Lの使い捨てダストバッグ・ゴミ圧縮機能搭載
本体内蔵のダストボックスは800mLの大容量に進化し、専用使い捨てダストバッグ(1L)が登場しました。前モデルのNarwal Freoは480mLのダストボックス(洗って使いまわし)だったので、容量的にも拡大しゴミを捨てる頻度が減ることは一目瞭然です。
使い捨てダストバッグは合計3枚(1枚は購入時本体に装着)付属しており、ゴミ圧縮機能があるため長期間(公式では7週間以上と謳われている)使い続ける事ができます。
Narwal Freoと同様にゴミは本体で保管するタイプで、ベースステーションはモップの洗浄や乾燥が中心となっています。
一般的なロボット掃除機はゴミ収容スペースが大きいベースステーションに吸引されることが多いです。しかし新たに加わったゴミ圧縮機能のおかげでベースステーション並みの容量と使い勝手を手に入れることができました。
ごみ捨てを頻繁にするのが億劫なズボラなぼくにピッタリの機能です。
- ゴミ圧縮機能でダストボックスが本体内蔵でもごみ捨ての頻度は少ない
- ベースステーションへ吸引しないため、ゴミつまりなど防止
- ベースステーションへゴミを吸い出すときの大きな騒音がない
ベースステーションへゴミを移動させないことへのメリットもあり、圧縮機能とまとめると上記のようなメリットがあるかと思います。
使い捨てダストバッグはフレームと袋を接着剤で固定されており、袋のみ交換した使いまわしは難しそうでした。
地味に嬉しいダストボックス乾燥機能
ゴミ圧縮機能が搭載されて7週間以上ゴミ捨て不要になったとはいえ、「容量的には入るけど長期的に考えると匂いや雑菌が発生するよね」って気になる人のための機能も搭載されています。
Narwal Freo X Ultraではダストボックスの乾燥機能が新搭載。掃除後約45分間、ダストボックスを乾燥させてくれます。
これにより細菌や匂いの発生を防止してくれるため、長期間ゴミをNarwal Freo X Ultra本体に保管していても安心して使うことができます。
使い捨てダストバッグも使えるようになったことで、多少汚れても捨てれば新品に変わる点もいいよね!
最大吸引力が8,200Paまで大幅進化
- Narwal Freo:3,000Pa
- Narwal Freo X Ultra:8,200Pa
Narwal Freo X Ultraは吸引力も大幅に進化。前モデルNarwal Freoでは3,000Paだった最大吸引力は倍以上の8,200Paに進化しました。正直前モデルを使っていたのでその違いにも驚きましたし、一般的なロボット掃除機を考えてもかなり強いです。
先ほど紹介した絡まりゼロのフローティングブラシと相まってペットを飼っている家庭であっても毛を見事に吸引してくれます。
実際の動作としては常に吸引力最大・騒音最大というわけではありません。床材の自動判別機能も搭載されており、吸引とモップ掃除に生かされています。
- 吸引:床材に応じて吸引力を可変。カーペットの上では吸引力強くなります。
- モップ掃除:床にモップを押し付ける力を可変。カーペット上ではモップをリフトアップさせてカーペットが濡らさずに吸引掃除
上記のように前モデルがNarwal Freoからほんと賢いんです。床材を掃除しているときはかなり静かな音で吸引してくれます。
この床材自動判別機能も相まって自宅内すべての箇所を綺麗に掃除してくれています。
汚れの自動検知機能がさらに進化「DirtSense 2.0」
汚れの自動検知機能 DirtSenseが2.0に進化しました。Narwal Freo X Ultraは水拭き掃除終了後にベースステーションで自動モップ洗浄を行ってくれますが、そのときに排水の色やチリを監視。さらに床のモップ掛けが必要か判断してくれます。
モップ掛けがまだ必要と判断された場合はさらにお掃除を続行してくれるような機能となっており、この機能のおかげで床が常に綺麗に保たれます。
さらにNarwal Freoといえばおしりをフリフリさせるようなテールスイング走行はNarwal Freo X Ultraでも健在です。壁との距離がほぼゼロの状態を保ちながら、モップで部屋の隅々まで掃除してくれます。
障害物検知センサーがトリプルレーザーセンサーに
Narwal Freo X Ultraはレーダー技術が更に向上し、周囲の明るさ問わず正確な経路を見つけて掃除してくれるようになりました。
iPadやiPhoneにも搭載されているLiDAR技術を使って周囲の状況を検知。環境を3Dでマッピングと同時に自分の位置を特定していく技術(LiDAR SLAM)を使っています。
この技術自体は前モデルのNarwal Freoでも使われている技術でロボット掃除機全般で広く使われています。
- 360°レーダーセンサー(位置確認・距離測定センサー)
- フロントセンサー(障害物回避センサー)
- エッジセンサー(壁沿いセンサー)
その中でNarwal Freo X Ultraは3個所にレーダーセンサーがあり、周囲の状況をより正確に検知してくれます。
他にも背面に赤外線の距離測定・落下防止センサー × 5、超音波カーペット認識センサーなども搭載されています。
これら複数のレーザーを駆使することで物が配置(落ちている)部屋であっても避けながらスムーズに掃除してくれます。子どもが落としたおもちゃなども避けながら掃除してくれる姿は圧巻ですよ。
Narwal Freo X Ultraは検知できる高さの障害物であれば巻き込むこともなくしっかり避けながら動いてくれます。かなり賢くぶつかることがほぼない点はかなり感心します。
本体がギリギリ通るくらいのスペースが有ればそれを検知してしっかりと進んでいってくれます。
モップの自動乾燥まで行ってくれる水拭き掃除特化は健在
Narwal Freoといえばモップの自動洗浄から乾燥まで行ってくれる水拭き掃除の楽さが個人的には押しでとても気に入っていました。Narwal Freo X Ultraでももちろんその機能は健在。水拭き掃除をかなり楽にしてくれます。
利用者はベースステーションに水と専用の洗浄液(初回だけ)をセットします。用意はこれだけであとはNarwal Freo X Ultraが勝手にやってくれるという手がかからない設定となっています。
そのあと掃除を開始すればNarwal Freo X Ultraが床材や汚れ具合を判別しながら吸引&水拭き掃除を行ってくれます。ロボット掃除機ならではの完全自動ですね。
Narwal Freoシリーズが強いのはこのあとの掃除後の処理にあります。
- 自動モップ洗浄(汚れ具合に応じて洗浄液を自動供給)
- 自動モップ乾燥(40℃の温風でしっかり乾燥)
- 自動ベースステーション内清掃
- 自動ダストボックス乾燥
上記の動作を掃除後に自動で行ってくれるため、ロボット掃除機の動作終了後にゴミを捨てる・モップを取り外して手洗い・分解して乾燥等といった手間が一切かかりません。これは本当に画期的で水拭き掃除も含めて外出時などに行うことができるんです。強いて言うならベースステーション内の汚水タンク清掃くらいでしょうか。
Narwal Freo X Ultraになってゴミ圧縮機能も加わったため、吸引したゴミ捨て頻度がかなり低下したこともあり本当に手がかからない優秀なロボット掃除機に一段と磨きがかかりました。
水拭き掃除を重視するけど手をかけたくない人にはNarwal Freoはホントおすすめできます。
ベースステーションが小型なNarwal Freo X Plusもあります
Narwal Freo X Ultraの登場と同時にベースステーションがない簡素化されたNarwal Freo X Plusもほぼ同時期に販売されます。
- Narwal Freo X Plus本体(使い捨てダストバッグ × 1、水拭きモジュール)
- ベースステーション
- 防湿パッド
- サイドブラシ × 2
- ダストボックス × 1
- 使い捨てダストバッグ × 3
- 洗えるモップ × 1
- 使い捨てモップ × 2
- 電源ケーブル
- 取扱説明書
Plusはベースステーションがない小さくなったNarwal Freo X Ultra
ベースステーションのないNarwal Freo X Plusはモップの自動洗浄や自動乾燥はもちろんできません。さらには回転モップから固定のモップへと変わっており、こちらを手洗い(もしくは付属の使い捨てモップ)する必要があります。
それ以外の絡まりゼロのフローティングブラシやゴミ圧縮機能。少し数値は下がりますが、7,800Paの非常に強い吸引力などは兼ね備えた吸引と水拭き掃除 2-in-1ロボット掃除機となっています。
またベースステーションがかなり小さいことでサイズ感がコンパクトになっているのでそこまで広くない1人暮らしのお部屋などに向いているかと思います。
水拭き掃除や手入れの楽さを重視しない人にはおすすめのモデルなんだね!
実際に動かしてみた
実際にNarwal Freo X UltraとNarwal Freo X Plusを同じ部屋で動かしてみると、ほぼ同じ時間でした。(吸引掃除のみの場合で比較)。
同じレーダーセンサー技術を使っていることもあり、床の上に乱雑におもちゃが落ちている事が多いぼくの家でも障害物と認識して、しっかりとした経路で掃除している点はNarwal Freo X UltraとPlusは同じです。
Plusでも掃除したあとのゴミ圧縮もしっかりとなされており、ゴミ捨ての頻度が少なくて済むことがわかります。
Narwal Freo X Ultra / Plusの気になった点
Narwal Freo X UltraやNarwal Freo X Plusの気になった点をまとめていきます。
(Plus)ベースステーションの電源端子むき出しが怖い
Narwal Freo X Plusの電源端子むき出しに少し怖さを覚えたので残しておきます。
Narwal Freo X Plusの電源は商用入力したあとの動作はDC20V / 1.8Aの約40Wとなっていました。子どもが両端子を同時に触れる可能性はかなり高いので、ただただ危険だと感じました。
電圧を測定してみたらこの間で3Vほど電圧を確認できました。おそらくNarwal Freo X Plusがセットされたことが確認できてから本来の電圧をかけていくものと思われます。(3Vは制御だけしていると思われる)
(Ultra)価格が高い
Narwal Freo X Ultraに問わずフル機能のロボット掃除機はやはり6桁台に価格がなってしまいます。
Narwal Freo X Ultraは登場価格で30,000円OFFの129,800円となっています。まぁ安くはないというのが正直な乾燥ですね。フルパッケージのロボット掃除機はこのくらいの価格帯となっているため、仕方がないのかも知れません。
一方Narwal Freo X Plusは登場価格は同じく30,000円OFF(!?)の49,800円となっています。Plusのお得感すごいなというのが感想です。水拭きの自動洗浄や自動乾燥機能は非搭載ですが、水拭き機能自体は搭載されており吸引面はNarwal Freo X Ultraとほぼ同等なので一気にお得に感じました。
- 完全に手がかからないNarwal Freo X Ultra
- 水拭きの後処理に手はかかるが、吸引機能はほぼ同等のNarwal Freo X Plus
もし予算がつくのであればほぼ完全自動のNarwal Freo X Ultraが断然おすすめです。全く手がかかりません。これぞロボット掃除機という感じです。
Narwal Freo X Ultra / Plusはどんな人におすすめ?
最後にNarwal Freo X Ultra / Plusはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 吸引掃除から水拭きまでロボット掃除機で全自動に
- 手入れは少なく済ませたい
- 隅々まで掃除してくれる
Narwal Freo X UltraやPlusは吸引と水拭きの2-in-1ロボット掃除機でしたね。吸引だけでも床にチリがなく十分綺麗になりますが、やはり水拭きがあると床のサラサラ具合が全く違います。意識はしてないけど皮脂汚れって結構床に付着しちゃうんだなと感じます。週1程度水拭きするだけでも快適度はかなり違うため、ロボット掃除機でなくても水拭きだけはホントおすすめです。
そんな水拭きをしない理由No.1は「面倒」これに尽きると思います。その点Narwal Freo X Ultraはモップの自動洗浄や乾燥を含めて全自動でやってくれるため手入れは他メーカーと比べても段違いに楽です。
また吸引に関して以前は濡れたものを吸い込んだときに放置してたら匂いが発生するとゴミを頻繁に捨てていましたが、ゴミ圧縮機能 + ゴミ乾燥機能の組み合わせによって多少水分を含んだものを吸い込んでも気にならなくなりました。使い捨てダストバッグを使っているときは本当に何も気にする必要がない点がかなり楽ですね。
前作と同等だったので詳しくは解説しませんでしたが、Narwal Freoシリーズはおしりを振るような動きの「テールスイング走行」によって壁の隅まで綺麗にしてくれます。ロボット掃除機では見逃しがちな部屋の四隅まで綺麗にしてくれる点もNarwal Freoを選択する利点ではないでしょうか。
まとめ
ロボット掃除機 Narwal Freo X Ultra / Plusをまとめてレビューしてみました。
- (吸引)ゴミ圧縮機能 + 乾燥で吸引したゴミをしばらく放置可能
- (水拭き)モップ自動洗浄 + 乾燥で水拭き後すぐの面倒な手入れ不要
- (吸引)最大吸引力の大幅アップデートで8,200Paへ(Plusは7,800Pa)
- レーザーとAIが優秀でほぼぶつからずスムーズな掃除
- 独自のテールスイング走行で隅々まで掃除
- (Plus)充電ベースステーションの端子がむき出しで怖い
- (Ultra)価格が高い
Narwal Freo X Ultra / Plusは吸引面が特にアップデートしてゴミ捨てが忘れた頃にやってくるというズボラさんには嬉しすぎる機能が搭載されましたね。(ぼく個人ズボラなので大歓喜です(笑))
ゴミ圧縮機能 + 乾燥機能のおかげで子どもが食べこぼした汚れを多少吸い込んでもあまり気にならなくなりました。以前は少しでも水分は含んだものはさすがにロボット掃除機に吸わせるわけにはいけないと思い、手で取り除いていましたが、掃除後45分吸引したゴミを乾燥してくれるため多少の食べこぼしを吸い込んでも全く気にならないですし、今のところイヤな匂いが発生したこともありません。
従来からの水拭きのモップ自動洗浄 + 乾燥も健在でこの機能だけでもNarwal Freoシリーズを選ぶメリットは大きいですよね。
肝心の掃除面も隅々まで綺麗にしてくれるテールスイング走行だけでなく、吸引力が約8000Paと大幅にパワーアップしたことで更に綺麗に掃除してくれるようになりました。
掃除面ではほぼ不満がなかった前モデルNarwal Freoがさらに手入れが楽に、掃除面もパワーアップしたというレビューでした。ロボット掃除機を探している方はNarwal Freo X UltraやNarwal Freo X Plusを是非検討してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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