こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
8月の一般発売となり日本に初上陸したNothingの初のスマートフォン Phone (1)を購入したのでレビューしてみました。
安価ながら遊び心と一般的に高いスペックを両立しており、2022年に販売されているスマホの中でコスパの高い部類に入ってくるかと思います。
他のスマホにない特徴も多々あるので1つ1つ見ていきましょう!
Nothing Phone (1)を今回レビューしていくよ。遊び心満載のスマホでした!
- ニューヨークの地下鉄路線図からインスパイアされた背面デザイン
- Glyph Interfaceの特徴的な発光
- OSはAndroid 12ベースで扱いやすい
- 基本性能は高くコスパが良い
それではNothing Phone (1)レビュー | 発光パターンの動画を動画でまとめてみた。まるで機械式時計のようなデザインが素晴らしいを書いていきます。
特徴的な背面 | 着信時の発光パターンを動画にまとめてみた
Nothing Phone (1)の大きな特徴の1つはなんと言ってもこの背面のデザインですよね。ニューヨークの地下鉄をモチーフとしている背面デザインは他のスマホにはない特別感があります。
背面のスケルトンデザインをズームで切り取ってみました(計5枚)。様々な素材感の部品が組み合わさっており、見るたびに新たな発見があります。
筆者の個人的主観では「機械式時計が好きな人には刺さるはず」というふうに思っています。このメカメカしい感じがたまらないですよね。
通知時に光るGlyph Interface
Nothing Phone (1)の背面が光る通知機能には「Glyph Interface」という名前が付けられています。なんと900個のLEDが搭載されており、それを様々なパターンで点灯させています。
今回、着信パターンを動画にまとめてみました。デフォルトは10パターンあり、それぞれ音と発色パターンが異なります。
また着信時にかけてきた相手によって、発光パターンを変更することが可能です。重要な電話等にはより気付きやすいよう工夫がなされています。
ついついスマホを背面に向けて通知がくるのを待っちゃうよね。
開封
Nothing Phone (1)は外装から他のスマホとは違ったので、開封写真かなり多めです!
近年のスマートフォン製品の箱は本体サイズと同じような外寸で厚みのある箱ですが、Nothing Phone (1)は違います。
あまり見ない平べったい箱に本体のデザインがプリントされたもので「これはいつものスマートフォンとは違う」と感じさせてくれます。
外装の開封
箱の隅ををビリビリと破いて開封するタイプで、1度開封したらもう元には戻れません。少し勿体無いなという気持ちを持ちながら恐る恐る開封していきました。
隅をビリビリと破いて開封することができました。他では見ない特殊な造りをしている箱なのでNothing Phone (1)本体がどうやって入っているか気になるところ。
横を覗いてみると本体とアクセサリらしきものが見えてきました。それでは取り出していきましょう。
外装を開封しているだけなのに他のスマホとは全然違うね。
Nothing Phone (1) 本体
Nothing Phone (1)本体の背面が出てきました。筆者はこの時本体を初めて見ましたが、スケルトンデザインの美しさに非常に驚きました。
フィルムに包まれた本体の出現です。この状態での背面デザインが素晴らしいのがわかりますね。
フィルムが意外と剥がしにくく少し苦戦しました。剥がせる部分の表示はありましたが、しっかり接着していたため爪で少し浮かせて開封していきました。
やっとNothing Phone (1)本体の登場です。初めて持った印象は2つで「デザインが素晴らしい」そして「本体大きいな!」でした。
- 本体上部:小型スピーカー
- 本体下部:スピーカー・USB-C差し込み口・SIMカードスロット
- 右側面:電源ボタン
- 左側面:音量ボタン
Nothing Phone (1)はステレオスピーカー搭載ですが、上部のスピーカー穴はとても小さくアンバランスな印象を受けました。
本体画面には保護フィルムが最初から貼り付けてありました。ただ少し滑りが悪いので別でガラスフィルム等購入することをオススメします。
アクセサリ類 | 独特のデザインをしたSIMピンに驚き
アクセサリー類を開封していきます。アクセサリーにも驚かされる点がありましたので注目です。
開いた瞬間に透明なものが。この時点で何なのか全くわかりませんでした。
ここから開いてみるとSIMピンでした。SIMピンですらこんなにデザインが良いのかと、完全にやられました(笑)
- USB-C to USB-Cケーブル
- SIMピン
- 安全に関するお知らせ
急速充電対応充電器はこちらから
久しぶりに開封やセッティングでワクワクさせられた
英国のNothing Technologyが「Nothingブランド」の第1弾として販売したNothing Phone (1)。
普段と全く違うデザインの開封に非常にワクワクさせられました。ビリビリと破く外装は童心に返ったかのように開封しました。
セットアップはドット文字がどんな感じかみたいのであえてデフォルトのUKのまま行いました。表題が全てドット文字となっており、作り込みの高さを感じました。
セットアップはネットワークへの接続・データ移行・Googleへのログイン・指紋認証の設定などがあり、データ移行をしなかったのでおよそ10分程度で終了しました。
遊び心のあるコンセプトにワクワクしながら開封できたよ!
Nothing Phone (1)の特徴
Nothing Phone (1)にはメモリ / ストレージに3種類のラインラップがあります。本体色ホワイトが欲しい場合は8GB / 256GB以上のモデルでないとラインラップされてませんので注意が必要です。
カメラ撮影時Glaphyがライト代わりに点灯する
Nothing Phone (1)はカメラ横に撮影用のライトは搭載しています。これにより暗い中でもある程度撮影ができるようになります。
が先ほど紹介した通知用のGlyph Interfaceも照明代わりに使用することができます。Glyph InterfaceのライトをONにすると背面に搭載してある全てのLEDが発光します。
搭載ライトは少し暖色気味で、Glyph Interfaceは寒色の白色に発光します。撮りたい対象に応じて点灯させるライトを変えるのもアリです。
Felica非搭載 | NFCでクレジットのタッチ決済ができるって知ってた?
Nothing Phone (1)での残念ポイントの1つに「Felica非搭載」があげられます。日本でもキャッシュレスが進んでいる中で独自発展してきたFelicaの搭載は難しかったみたいですね。
Felica非搭載の端末で可能となるキャッシュレス決済は以下の通りです。
- QRコード決済(PayPayや楽天Payなど)
- クレジットカードのタッチ決済(visaのタッチ決済、Mastercardコンタクトレスなど)
QRコード決済は対応するアプリをインストールすれば可能になることをご存知の方は多いと思います。
ではクレジットのタッチ決済はご存じですか?GooglePayは電子マネーと呼ばれるFelica対応の支払い方法以外に、クレジットカードのタッチ決済に対応しています。
Felica非搭載だからってキャッシュレス決済が全くできない訳ではないよ!ただ交通系ICには非対応だから電車やバス乗車時は不便だね。
サイズは大きめの6.55インチ
Nothing Phone (1)はかなり大きめの6.55インチを搭載しています。iPhone 13 mini と並べてみるとかなり差がありますね。
Nothing Phone (1) | iPhone 13 mini |
---|---|
高さ:159.2 mm 幅:75.8 mm 厚さ:8.3 mm | 高さ:131.5 mm 幅:64.2 mm 厚さ:7.65 mm |
193.5 g | 140 g |
試しにYahoo! JAPANを表示させてみましたが、表示領域がかなり違うことがわかりますね。記事4つ分くらいNothing Phone (1)の方が多く表示しています。
気になる操作性についてですが、Nothing Phone (1)はiPhone Pro MAXシリーズとほぼ同じサイズで、片手操作は難しいです。
ディスプレイのリフレッシュレートが120Hz
Nothing Phone (1)はリフレッシュレート120Hzに対応しています。iPhoneやiPadではProモデルしか対応していない120Hzのディスプレイを安価なNothing Phone (1)で体験することができます。
リフレッシュレートが60HzのiPhone 13 miniと比べてみました。スロー再生してみるとリフレッシュレートの違いがかなり分かりますね。
リフレッシュレートが高いとゲームとかやっている人には有利だよね。Nothing Phone (1)に搭載してくるとはさすがです!
デュアルステレオスピーカー搭載 | 気になる音質は?
本体スピーカーは端末の上下に搭載されているデュアルステレオスピーカーとなっています。ただ本体上部のスピーカーは穴からうかがえるように、スピーカードライバの大きさが少し小さいようです。
それに伴い上下での音圧にも少し差があるように感じます。また音質はそこまで良いとは言い難く、少し音が軽い印象がありました。
あくまでスマートフォンのスピーカーと考えれば、十分なレベルにはあると思います。
LDAC対応
Nothing Phone (1)はイヤホンジャックは非搭載なので、ワイヤレスイヤホンを接続して音楽を楽しむ必要があります。
Bluetoothの対応コーデックはこちら
- SBC
- AAC
- aptX
- aptX HD
- LDAC
残念ながらaptX Adaptiveには対応していませんでした。
ワイヤレスイヤホンのレビュー記事はこちらから
ロック解除は画面内指紋認証 + 顔認証
Nothing Phone (1)は画面内指紋認証+顔認証に対応しています。どちらからでもロック解除可能となっています。
ロック時に持ち上げると指紋認証できる場所がうっすらと表示されるので認証させたい指をどこに当てたら良いかも迷わずに実施することができますね!
こういうところもユーザー目線に立っている設計だよね!
ワイヤレス充電対応
Nothing Phone (1)には「充電共有」という機能があります。
設定→バッテリー→バッテリー共有を選択することでバッテリー共有が有効になります。
いざというときにモバイルバッテリーとしても使えるよ!
デュアルSIM対応
Nothing Phone (1)はデュアルSIM(nano-SIM)に対応しており、本体下部にSIMカード挿入口があります。
SIMスロットには赤いゴムが見え、あれ防水対応だったっけ?と思わせる1枚。
実は防水性能(IP68)の認証を受けるには1台あたり20ドルのコストが必要です。ユーザーへの販売コストをできる限り抑えるためにIP68準拠レベルで認証を受けてない状態で販売しているそうです。
Nothingってユーザー想いな1面があって共感が持てるよね!
ちなみにSIMカードは上下にはめるタイプでSIMスロットの方にSIM1 / SIM2の記載があります。
まとめ
Nothing Phone (1)は他にはないギミックが満載でレビューしていて楽しかったです。
メリット | デメリット |
---|---|
特徴的な背面デザインに特別感 Glyph Interfaceによる通知が楽しい 開封時にワクワクさせてくれるギミック リフレッシュレートが120hz 指紋認証+顔認証でロック解除 充電共有で他の端末をワイヤレス充電 デュアルSIM対応 | 端末サイズが非常に大きく片手操作が難しい Felica非搭載 eSIM非対応 |
Nothingという会社自体がユーザー目線だなと思わせる点が多く、基本のAndroid12ベースにNothing Phone (1)の特徴を加えたOS設計となっていました。
価格面もそこまで高くなく、ミドルスペックのスマホとて使い勝手の良いものになっていました。
店頭で見かけた際は背面のデザインと発光を実際に見てみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!