この記事でわかること
- UGREEN PowerRoam600の特徴
- UGREEN PowerRoam600をデスク上で使ってみた
- オプションのソーラーパネルとの組み合わせ
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
ポータブル電源みなさんはお持ちですか?どこでもコンセントが使え災害時の備えにもなる持ち運び可能な電源のことです。
今回レビューするUGREEN PowerRoam600は重量約9kgのポータブル電源でAC出力600Wまで対応しているポータブル電源で電子レンジなど消費電力の大きい家電でなければほぼ動かす事ができます。
ぼく自身これが初のポータブル電源で使うまでどのくらい使い勝手が良いのか半信半疑でしたが、使ってみたらまぁ便利。外出先に持ち出せば車内でも外であっても電源はあるし、デスク上で使っても充電器や停電に備えるUPSとして使うことができます。
オプションのソーラーパネルを接続すれば晴天時にUGREEN PowerRoam600を充電することができるため、節電にも繋がります。
今回は多用途で使える大きさのUGREEN PowerRoam600を提供いただいたのでレビューしていこうと思います。
ポータブル電源ってこんな便利なんだってことを是非知ってほしい!
- AC出力:定格600W・瞬間出力1500W
- 10年以上3000サイクル充電可能な長寿命バッテリー
- バッテリー容量680Wh
- 0%→80%までわずか50分の急速充電
- 出力ポート12ポート搭載
それではUGREEN PowerRoam600 レビュー | 外出先でも自宅でも使えるソーラー充電可能なポータブル電源!を書いていきます。
PowerRoam600の特徴
- UGREEN PowerRoam600本体
- AC電源ケーブル
- DC5521 – DC5525変換ケーブル
- シガーソケット充電ケーブル
- XT60 → XT60 × 2変換ケーブル
- アクセサリ収納バッグ
- ユーザーマニュアル
付属のアクセサリ収納バッグを使えばコード類はまとめて持ち歩くことが可能です。
最大1500Wの瞬間出力を実現
家電製品って定格出力〇〇Wって記載がありますが、起動時は瞬間的に大きく電力を消費することをご存知でしょうか。
- 常時出力:600W
- 瞬間出力:1500W
- AC出力の場合
UGREEN PowerRoam600はU-Turbo技術で最大1500Wの瞬時出力に対応しています。そのため起動時の電力が大きい冷蔵庫やドライヤーにも対応(600Wまで)。
ポータブル電源ながらコンセントと変わらない使用感で使うことができます。
もう1つ大きいサイズにUGREEN PowerRoam1200があります。こちらは常時出力:1200W・瞬間出力2500Wまで対応しています。
10年以上3000サイクル充電可能な長寿命バッテリー
UGREEN PowerRoam600は10年以上の長期利用が可能なバッテリーが搭載されています。中国大手電気自動車メーカーのBYD社と共同開発。
新世代のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが搭載され、バッテリーの期待寿命は10年以上 / 3,000サイクルで使用可能と謳われています。
ちなみにBYD社ってトヨタと合弁会社を発足させるほど大きい会社でネームバリュー的には安心できる会社だよ!
バッテリー容量680Wh
UGREEN PowerRoam600のバッテリー容量は680Whとポータブル電源でいうとミドルクラスの容量となっています。
一般的に電気毛布や電気ケトルを使う寒い時期のアウトドアに必要な容量が500Wh〜と言われているため、UGREEN PowerRoam600は十分その容量を満たしていると言えます。
容量と言っても消費電力 × 時間で計算する必要があり、細かくわからない方も多いと思います。そのためUGREEN PowerRoam600前面の容量インジケーターを見れば直感的に残容量を把握することができます。
また負荷を繋いでいる際には残り時間も表示されるため、大体の目安としてぱっと見でわかります。
0%→80%までわずか50分の急速充電
UGREEN PowerRoam600はPowerZipという急速充電の600W給電しており、0%→80%までわずか50分で充電が可能となっています。
100%の満充電になるまで約1時間30分程度しかかからず、緊急で持ち出すことになっても小1時間もあれば十分使える状態で持ち出すことができます。
またパススルー充電にも対応しておりUGREEN PowerRoam600を充電しながら端末への給電が可能となっています。
出力ポート12ポート搭載
出力ポート | 最大出力 | |
---|---|---|
AC × 5 | 100V~50Hz/60Hz 6A 最大600W | |
USB-A × 2 | 単一ポート | 5V-3A / 9V-2A / 12V-1.5A / 5V-4.5A 最大22.5W |
複数ポート | 5V-3A / 9V-2A / 12V-1.5A / 5V-4.5A × 2 最大45W | |
USB-C × 2 | 単一ポート | 5V-3A / 9V-3A / 12V-3A / 15V-3A / 20V-5A 最大100W |
複数ポート | 5V-3A / 9V-3A / 12V-3A / 15V-3A / 20V-5A × 2 最大200W | |
シガーソケット × 1 | 12V-10A 最大120W | |
DC5521 × 2 | 単一ポート | 12V-5A × 2 最大120W |
シガーソケット + DC5521 | 12V-5A 最大120W | |
トータル出力 | トータル最大965W |
UGREEN PowerRoam600は出力ポートを合計12ポートも搭載しています。トータル出力が965Wとなっておりポータブル電源ながら相当数の負荷をぶら下げることができます。
特にACの消費電力の多い負荷を接続するとすぐに落ちる可能性があるのでそこだけ注意する必要があります。
外出先での充電はソーラーパネルや車から
UGREEN PowerRoam600への充電方法はコンセントからだけではありません。
100Wのソーラーパネルがオプションで用意されており、外出中は太陽光から充電をすることができます。
ソーラーパネルは最大2台の200Wまで同時接続することができ、200Wの接続であれば曇天であっても約4時間でUGREEN PowerRoam600の満充電が可能となります。
その他にも車のシガーソケット充電にも対応しており、12V / 24Vどちらからの給電にも対応しています。
アウトドアをしているときはソーラーパネルで充電すれば、どんな場所でも電気に困ることがないよね!
アプリで状態を見たり遠隔操作が可能
UGREEN PowerRoam600はアプリ「UGREEN」と接続して詳細な情報確認が可能となっています。
バッテリーや出力の状態はもちろんアプリから出力やライトを制御することも可能です。
デフォルトでは動作モードが標準の5時間で電源OFFとなっていますが、常に稼働させておきたい場合などは常時稼働モードに切り替えることなどできます。
詳細な制御などはアプリからする必要があるのでアカウント登録やインストールが必要となります。
PowerRoam600のレビュー
それではUGREEN PowerRoam600の実機を使ったレビューをしていきます。
どこにでも持ち歩ける製品バランス
PowerRoam600 | PowerRoam1200 | PowerRoam2200 | |
---|---|---|---|
サイズ | 31 × 19 × 24cm | 33.5 × 22 × 27cm | 54 × 25 × 29cm |
重量 | 9.0kg | 11.5kg | 25.5kg |
容量 | 680Wh/212800mAh | 1024Wh/320000mAh | 2048Wh/640000mAh |
AC定格出力 | 600W | 1200W | 2200W |
UGREEN PowerRoamシリーズは出力や容量の異なるバッテリーが用意されています。最大出力やバッテリー容量が異なるラインナップとなっています。
持ち運びとして使えるのはUGREEN PowerRoam1200のサイズでしょう。UGREEN PowerRoam2200はさすがに重すぎて何度も持ち運びするには適していません。
そのなかでもUGREEN PowerRoam600はちょっとした外出にも使える容量と出力となっており携帯性は1番高いです。
デスク上に置れば充電器やUPSとして使える
UGREEN PowerRoam600をデスク上に設置すれば充電器や停電に対応したUPSとして使うことができます。
UGREEN PowerRoam600は前面にUSB-C × 2 (100W)/ USB-A × 2(22.5W)ポート搭載しています。本体だけでも4ポートあるため普段遣いの充電には全く困りません。
先日レビューしたUGREEN Nexode RG急速充電器と組み合わせれば、多くのデバイスを同時充電することが可能。ぼくのようなガジェットブロガーであっても充電ポートに困ることがありません。
これだけのデバイスを同時接続しても最大出力(965W)に届かないんだからすごい!
ポータブル電源をデスクで使うメリットはほかにもあり、作業中突然の停電に対応するUPSとして使うことも可能。停電で作業中のデータが消えることがありません。
この停電に対応させるために元からバッテリーを積んであるMacBookを使う人もいらっしゃいますが、ポータブル電源さえあればバッテリー非搭載のPCを使っても何ら問題はありません。
バッテリーを搭載しているとどうしても端末寿命=バッテリー寿命になることが多いですが、ポータブル電源とセットで電源非搭載のデスクトップPCを購入すればより長くPCを使うことが可能となります。
外出時の強い味方
UGREEN PowerRoam600は外出時の電源として活躍してくれます。
車載冷蔵庫と組み合わせれば夏場の買い物を長時間楽しむことができますし、自宅内と同じようにポータブルモニターを持ち出せばコンセントからSwitchなど家庭用ゲーム機を楽しむこともできます。
車が停止していても搭載しているバッテリーから給電できるので、車内にいつでも使えるコンセントがあるのと何ら代わりはありません。
車載〇〇ってシガーソケットやバッテリー搭載していることで価格が高騰しがちですが、ポータブル電源さえあればコンセントから給電できるので選択肢が広がり購入費用も抑えられます。
オプションのソーラーパネルで充電してみた
UGREEN PowerRoamシリーズ向けオプションの100Wソーラーパネルを接続して晴天時に充電させてみました。
太陽が最も効率のよい角度で当たるよう調整できるポインタがソーラーパネル端に搭載されており、影の丸がちょうど中心に来るよう調整することで最効率の角度に調整することができます。
ソーラーパネルにされている脚を広げることで自立させ太陽光充電させる準備は完了。開いた時のサイズは138 × 54 × 3.1cmとなっています。
付属のXT60ケーブルをソーラーパネルとUGREEN PowerRoam600間で接続することで充電を開始することができます。付属ケーブルの長さは2mあり、ソーラーパネル近くにUGREEN PowerRoam600を置く必要があります。
充電速度はソーラーパネル1枚だと最大100W給電となり満充電するには時間がかかりますが、ソーラーパネルは最大2枚の200Wまで組み合わせることで太陽光充電の速度を倍にすることができます。
使用が済んだソーラーパネルは小さく折りたたむことができ、54 × 39 × 6cmサイズとなるため収納にも困ることがないようになっています。
災害時の備えに便利
ポータブル電源は1つ所持しているだけで災害への備えになります。最近はほぼありませんが長時間停電が起こると電化製品が一切使えないので生活への影響は計り知れないですよね。
ミドルクラスのUGREEN PowerRoam600であってもスマホを充電するだけなら約30回充電可能となっています。
前述したソーラーパネルさえあれば充電も可能となるため、災害時の備えとしてはUGREEN PowerRoam600が1台あるだけでかなり助かります。
PowerRoam600の悪かった点
PowerRoam600の悪かった点をまとめていきます。
初期費用がどうしても高い
UGREEN PowerRoam600の実売価格は60,000前後となっています。ポータブル電源の最大のデメリットは初期投資のハードルの高さですよね。
しかし1度導入してしまえばどんな場所に行っても電源を確保できる安心感を得ることができます。最近は生活に電化製品がかなり根付いているため、電源はどこにいっても必須と言っても過言ではありません。
PowerRoam600はどんな人におすすめ?
最後にPowerRoam600はどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 外出先や宿泊先などで電源がほしい
- PC作業などで停電があったときのUPSとして使いたい
- 災害時の備えとして使いたい
UGREEN PowerRoam600は外出やアウトドア・自宅内のデスク上などで幅広く使えるポータブル電源となっています。
外出やアウトドアなどで電源に困ることがなくなりさまざまな用途で使えることができます。外出先だけでなく自宅でも充電器として使うことができ特に全面のUSBポートが使い勝手良いです。
PC作業で停電したときはデータが飛ぶことがありますが、UGREEN PowerRoam600があればUPSとしても使えるため停電時もデータが飛ぶことがありません。
普段だけでなく災害時の備えにもなるため家庭に1つあるだけで電源に対する安心感が違います。
まとめ
UGREEN PowerRoam600をレビューしてみました。
- 定格600W・瞬間最大出力1500Wのポータブル電源
- 10年以上3000サイクル充電可能なバッテリー
- PCを繋げばUPSとして使える
- 出力ポート12ポート搭載と何でも繋げられる
- 外出先では車やソーラーパネル充電も可能
- 災害時の備えに使える
- 保証期間5年
- 導入費用がどうしても高い
UGREEN PowerRoam600で初めてポータブル電源を使ってみましたが、これは1台持っておくだけで相当便利ですね。
ポートが多種多様揃っているため消費電力さえ気にしていればどこでも電源のある状態を実現することができます。おかげでちょっとした外出に車載冷蔵庫を繋いだり寒いなら電気毛布を使うなどどこでも使うことができます。
車で使いたい場合もわざわざ「車載〇〇」といったシガーソケットのみの製品を買う必要がないため、自宅でも車でも使えるコンセント製品を購入すれば良くなりました。
デスク上で使えばどこでも電源のある可動式のデスクになったりUPSとして停電に備えるなど使用用途がホント多岐にわたります。
レビュー期間中にキャンプに行く暇がなかったため、今度はキャンプに持ち出して使ってみたいと思います。
セール期間中はいつも以上に安く購入できるためこまめにチェックしてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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