この記事でわかること
- Zenchord 1 の特徴や使用感
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
会議や通話の内容を記録したいけど、メモを取っていると話に集中できない…そんな経験はありませんか?また、重要な会話を後から正確に思い出したいのに、記憶が曖昧で困ったことはないでしょうか。
今回は文字起こしAIサービスで実績のあるNottaが手掛けた「Zenchord 1」をレビューしていきます。
Zenchord 1は単なるワイヤレスイヤホンではなく、Nottaとシームレスに連携することで「第2の脳」として働きます。
日常のあのときどうだった?仕事での会議内容など「記録」に関する悩みを解決して、強力なアシスタントとして活躍してくれます。

文字起こしで高い評価を得ているNottaから登場したイヤホン型AIボイスレコーダーだよ!
- Nottaが手掛けるAI録音&文字起こし対応のイヤホン型AIボイスレコーダー
- イヤホン本体&充電ケースで即録音、通話やWeb会議を記録
- Bluetooth 6.0対応で安定接続と省電力
- IPX4防水
- イヤホン単体で10h・ケース込みで30hの長時間利用
それではZenchord 1 レビュー | 記録を逃さない。Nottaとシームレスに連携するAIボイスレコーダーを書いていきます。
Zenchord 1のレビュー
![]() ![]() Zenchord 1 | |
---|---|
重量 | 10g(イヤホン単体) 65g(ケース込み) |
ドライバー | 17 × 12mm |
Bluetoothバージョン | 6.0 |
Bluetoothコーデック | SBC AAC |
防水防塵規格 | IPX4 |
連続再生時間 | 10時間(イヤホン単体) 30時間(ケース込み) |
充電 | USB Type-C端子 |
充電時間 | 1.5時間 |
カラー | アーバングレー クラシックホワイト |
Nottaが手掛けたハードウェアブランド


まずZenchord 1は文字起こしのAIサービスで有名なNottaが手掛ける新ハードウェアブランド「Zenchord」のイヤホンです。Nottaサービスをすでに使っている人にとっては待望の製品ではないでしょうか。
テーマは「禅」の静けさや簡素美といった美意識と、先端音響技術を融合させた製品づくりを目指しているようです。
Nottaが手掛けているだけあって既存のNottaアプリとシームレスに連携してくれます。
日本語(Japanese)、アラビア語(Arabic)、アルメニア語(Armenian)、アゼルバイジャン語(Azerbaijani)、スンダ語(Basa Sunda)、ブルガリア語(Bulgarian)、カタロニア語(Catalan)、中国語(広東語)(Chinese (Cantonese))、中国語(簡体字)(Chinese (Simplified))、中国語(繁体字)(Chinese (Traditional))、クロアチア語(Croatian)、チェコ語(Czech)、デンマーク語(Danish)、オランダ語(Dutch)、英語(English)、フィリピノ語(Filipino)、フィンランド語(Finnish)、フランス語(French)、グルジア語(Georgian)、ドイツ語(German)、ギリシア語(Greek)、グジャラート語(Gujarati)、ヘブライ語(Hebrew)、ヒンディー語(Hindi)、ハンガリー語(Hungarian)、アイスランド語(Icelandic)、インドネシア語(Indonesian)、イタリア語(Italian)、ジャワ語(Javanese)、カンナダ語(Kannada)、クメール語(Khmer)、韓国語(Korean)、ラオス語(Lao)、ラトビア語(Latvian)、リトアニア語(Lithuanian)、マレー語(Malay)、ネパール語(Nepali)、ノルウェー語(Norwegian)、ペルシャ語(Persian)、ポーランド語(Polish)、ポルトガル語(Portuguese)、ルーマニア語(Romanian)、ロシア語(Russian)、セルビア語(Serbian)、シンハラ語(Sinhalese)、スロバキア語(Slovak)、スロベニア語(Slovenian)、スペイン語(Spanish)、スワヒリ語(Swahili)、スウェーデン語(Swedish)、タミル語(Tamil)、テルグ語(Telugu)、タイ語(Thai)、トルコ語(Turkish)、ウクライナ語(Ukrainian)、ウルドゥー語(Urdu)、ベトナム語(Vietnamese)、ズールー語(Zulu)
※2025/4/12現在 58言語対応
Nottaといえば文字起こし・翻訳の言語も他AIサービスよりも多く執筆時で58言語に対応しています。海外とのやり取りが多い業種などでも使いやすいサービスとの連携ということでZenchord 1は期待されています。
さらに録音データは日本国内サーバーに多重暗号化された状態で保存されておりNotta運営側が内容閲覧できないようになっています。これなら安心して使うことができますね。
イヤホンやケース単体で周囲の音を収録


Zenchord 1はイヤホン左右に各2つ・ケースにも2つ、合計6つの高性能マイクが内蔵されています。これらのマイクで周囲の音を収録することができます。
さらにAIノイズキャンセリング技術と組み合わせることで収録時に周囲の雑音を除去。人の声と背景音を分離して声だけを取り出してくれます。
- イヤホン:タッチ操作
- ケース:背面のボタン押下
Zenchord 1をイヤホンとして使わない時でもボイスレコーダーのような使い方ができるので非常に便利です。



議事として残したいシーン・メモに残したいシーンが来たらサッと録音開始できます。
通話内容を録音できる第2の脳
さらにZenchord 1は周囲音だけでなく、イヤホン使用時の通話内容も録音可能。大事な通話内容を逃しません。対応言語も他のAIサービスに比べて多い58言語に対応しています。
Zenchord 1の録音はイヤホン本体を長押しすることで即開始できます。
- 通話録音:システム通話とインターネット通話の録音
- ライブ録音:対面や小会議室での会話をリアルタイムでテキスト化
スマホと組み合わせて重要な通話があればイヤホン本体を長押しして、通話内容を録音。会議に出たときはケースに収納した状態で録音などさまざまなシーンで使うことができ、終了してからNottaサービスで要約。
脳のリソースは会話に集中でき、後から要約やNottaAIを使うことで内容を抽出することができます。




実際に使ってみると内容は掲載できませんが、長い録音であってもしっかりと文字起こしができており、内容もAIに渡すことで要約することができます。この文字起こしした結果を議事録としてそのまま残したり要約してタスクを消化していったりとシーンに応じてさまざまな使い方ができ、非常に魅力です。



Nottaサービスに連携するハードウェアというだけでかなり魅力的です。
Bluetooth 6.0搭載


Zenchord 1は最新のBluetooth 6.0を搭載しています。今現在市販されているイヤホンでBluetooth 6.0まで対応しているものは少なく大きなメリットと言えます。
Bluetooth6.0は前バージョンで抱えていた環境に左右される接続距離や遅延といった課題が解決されたモデルとなります。以下Bluetooth 6.0でZenchord 1に関係ありそうなアップデートを並べてみました。
- スキャン効率の向上
- 省電力化
Bluetooth 6.0は紛失防止タグの精度向上を果たしており、デバイスがどの距離にいるのかcm単位でわかる様になりました。その結果イヤホンにおいてはデバイスが範囲外に出た時に無理に探すことないようです。
さらに接続時などのスキャン時に不要なデータ処理が減ったことでスキャン時間が短縮。これらにより省電力化が進んだとされています。
ただBluetoothのバージョンは接続するデバイス同士が対応している必要があり、執筆時(2025年5月)ではXiaomi 15 Ultraが対応しています。Xperia 1 VIIも6.0対応でしたね。
ちなみにiPhone 16シリーズはBluetooth 5.3対応に留まっています。
セキュリティも安心できるISO 27001の取得
Nottaをすでに使っている人はご存知かもしれませんが、Nottaはセキュリティに安心できるISO 27001を取得しています。
簡単に言うと組織で継続的なセキュリティ対策を実施しており、審査機関の審査に合格した組織ですよ!ということを表している認証です。
AI文字起こしといえば録音したデータをAIに渡さないと文字起こししてくれないので、インターネットへのアップロードは必須です。
冒頭も記載の通りNottaのサーバーは日本国内設置・多重暗号化・運営側もデーター閲覧不可となっています。
Nottaはセキュリティ対策をきちんと講じていることが示されており、昨今話題の情報漏洩のリスクが低く安心して使うことができます。
Makuakeで購入するとこのプランがもらえる
今回クラウドファンディングを実施しているZenchord 1ですが、クラウドファンディング中に購入するとNottaの特別プランが無期限かつ無償で契約することができます。
フリープランだと文字起こし時間が月120分のものが月300分に増量。プレミアムプランだと開放されている文字起こしデータのダウンロード、テキスト翻訳、単語登録などがMakuake特別プランだと開放されています。
詳細は下記にまとめました。
Starterプラン | プレミアムプラン | |
---|---|---|
文字起こし時間 | 300分 | 1800分 |
共通項目 | 音声・動画ファイルの文字起こし:100回 Web会議の文字起こし リアルタイム録音文字起こし 連続録音時間:300分 1回つき文字起こし時間:90分 AI要約:30回 テキストデータのエクスポート 音声データのエクスポート 単語登録:200 Notta AI AIノイズキャンセリング 文字起こし結果の翻訳 自動文章校正 録画を見る 話者設定 経過時間を非表示 音声倍速再生 無音スキップ | |
価格 | 無料 ※Zenchord 1特典 | ¥11,000/年 |
イヤホンとしての評価


Zenchord 1はオープンイヤー型のイヤホンで録音デバイスとしては耳を塞ぐこともなく周囲の音を聞くことができるので対面の会議などにも集中できるようになっています。
イヤホンの音質面としての評価としては正直イマイチ。音の表現がなんとも言えません・・・この価格とは思えないほどガチャガチャとしています。
一応SBCとAACのコーデックに対応しており、iPhoneと接続して聞いていました。
あくまでNottaへ連携した録音デバイスと考えたほうが良さそうです。
Zenchord 1はどんな人におすすめ?
最後にZenchord 1はどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- Nottaを利用している既存ユーザー
- 会議や通話などを録音して文字起こししたい人
Nottaを利用している人にとっては入力デバイス増となるZenchord 1はかなり魅力的でリアルタイム文字起こしにも対応しているので、海外の方との会議なども比較的にシームレスに行えると思います。さらに支援者用の特別プランで追加料金無しで文字起こし時間が短いだけのプレミアムプランが手に入るのはかなり魅力的です。
文字起こしとなればAIにアップロードする以上、セキュリティを重視したいと思っている人も少なくないはず。Nottaサービスは会議や通話を録音して文字起こししたい人にとてもおすすめできるサービスです。
まとめ
Nottaから登場したイヤホン Zenchord 1をレビューしてみました。


- Nottaとシームレスに連携できるAIボイスレコーダー
- イヤホンやケース単体でサッと録音開始できる
- 通話内容やWeb会議などを録音して文字起こし→NotionやSlackへの連携までできる
- Nottaの機能とセキュリティは安心
- Makuake購入で特別プランが無期限契約
- イヤホンの音質としてはもう一歩
Nottaから登場したイヤホン Zenchord 1は、会議や通話を「記録する」という日常のストレスをスマートに解決する次世代ツールです。
イヤホン単体で即録音可能な操作性とNottaの高精度文字起こしが連動することで、メモ取りに追われることなく本質的なコミュニケーションに集中できるのが最大の魅力。58言語対応とISO27001認証のセキュリティ体制が、ビジネスシーンでも安心して使える信頼性を担保しています。
音質面では一般的なワイヤレスイヤホンに劣る部分もありますが、Makuake限定の永久無料プレミアムプラン特典を考えると、Nottaユーザーにとっては圧倒的なコスパを実現。
録音デバイスとしての機能性と利便性が求められる方には、日常の「記憶」をデジタルアシストする強力な味方となるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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