こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
3年越しに待ちに待ったAirPods Pro(第2世代)が販売開始されましたね。私も早速購入して販売日に届きました。
今回の進化は順当なアップデートだったと感じています。初代で足りてなかった部分が補われてワイヤレスイヤホンとしての総合力がさらに高くなっています。
円安の影響で高くなったAirPods Pro(第2世代)。初代から何が進化して、買う価値があるのか使用感を交えながらレビューしていきます。
待ちに待ったアップグレードが来ましたね。この日をずっと待ち侘びてみました。
- Apple H2チップへ進化
- U1チップ搭載
- イヤホン単体で音量調整可能
- 外音取り込みが適応型環境音除去へ
- Apple Watch充電器で充電可能に
それではAirPods Pro(第2世代)レビュー! | 初代から順当に進化!ワイヤレスイヤホンとしての総合力No.1を書いていきます。
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開封
AirPods Pro(第2世代)はいつもの箱に梱包されて届きました。箱を折り込むことでフィルムが閉じられるようになっており、いつも箱の造りには感心させられます。
初代とほぼ変わらない外箱デザインになっています。最近は環境に配慮してシュリンク包装ではなく、ペリペリを剥がす仕様になっていますね。
蓋を開けてAirPods Pro(第2世代)の登場です。外箱の造りはほぼ初代と同じで特出すべき点はありませんでした。
AirPods Pro(第2世代)本体
それでは本体を開封していきます。丁寧に梱包してあるフィルムを剥がして・・・
やっと来ました、AirPods Pro(第2世代)!3年ぶりに刷新されましたが、パッと正面から見た感じは初代と全く一緒ですね。
第2世代ではストラップループとスピーカーが追加になりました。ストラップループとスピーカーについては詳しくは後述しています。
初代で使っていた保護ケースをそのまま流用できるのはありがたいね!
付属品
- AirPods Pro(第2世代)
- 取扱説明書
- 充電ケーブル(USB Type-C to Lightning)←※アップデートでType-Cになってます。
- イヤーチップ( XS / S / M / L )
相変わらず充電端子はLightningでしたね。そのため付属品もUSB Type-C to Lightningが付属しています。
アップデートでType-C対応となりました。現在購入するならUSB-Cとなっています。
第2世代よりイヤーチップにXSサイズが追加されました。サードパーティ製のイヤーピースに頼らずとも、耳の穴が小さい方にも対応できるようになりました。
AirPods Pro用のサードパーティ製イヤーピース記事はこちら
AirPods Pro(第2世代)の特徴
AirPods Pro(第2世代) | |
---|---|
内蔵チップ | Apple H2ヘッドフォンチップ Apple U1チップ |
イヤホンサイズ | 高さ:30.9mm 幅:21.8mm 厚さ:24.0mm |
イヤホン重量 | 5.3g |
充電ケースサイズ | 高さ:45.2mm 幅:60.6mm 厚さ:21.7mm |
充電ケース重量 | 50.8g |
充電方式 | MagSafe充電器 Apple Watch充電器 Qi規格対応 USB-Cコネクタ←アップデートでType-Cに! |
最大再生時間 | 6時間(イヤホン本体) 30時間(充電ケース使用時) |
防水性能 | 耐汗耐水 IPX4等級 (イヤホンとケースが対応) |
通信規格 | Bluetooth 5.3 SBC AAC |
購入する |
これから初代から進化した点について1つ1つ詳しく見ていくよ!
チップがH2チップに変更 | ノイズキャンセリング性能が2倍に
初代のH1チップからAirPods Pro(第2世代)はH2チップに進化しました。H1やH2チップとは、AppleやBeatsイヤホンで使用されているSoC(頭脳)のことです。
初代でのノイズキャンセリングやアダプディブイコライゼーション、空間オーディオなどの処理は全てこのH1チップでされていました。そのH1チップが進化したということはAirPods Pro(第2世代)は全ての処理がアップデートされていると言っても過言ではありません。
チップの進化により、「アクティブノイズキャンセリングは最大2倍」とAppleから示されています。Apple Watchのノイズアプリからノイズレベルを測定すると、約23dBも低減していますね。
ちなみに筆者体感としてノイズキャンセリングは進化しているが2倍ほどの体感はなく、1.5倍程度と感じました。
音質が初代と比べてかなり向上している | 特に低域が向上
初代AirPods Proと比べて音質がかなり向上しています。初代は特徴のない平坦の音質に感じていましたが、第2世代は低域が持ち上がり全体の印象としてかなりパワフルです。
他のワイヤレスイヤホンと比べて使い勝手が初代より高いAirPods Proでしたが、音質が弱いという点が私の中でありましたがそのイメージは払拭されました。
音質良し!装着感などの使い勝手も良し!Apple製品との親和性はもちろんNo.1と攻守ともに弱点のないモデルに仕上がっています。
U1チップ搭載 | AirTag不要でケースの位置がわかるようになりました
ついにAirPods Pro(第2世代)にU1チップが搭載されました!U1チップの搭載により下記のようなメリットがあります。
- 0.1m単位でケースの位置が取得可能
- 外出先で手元からケースが離れた時にiPhoneに通知がいく
初代ではイヤホン本体の位置情報はある程度分かりましたが、ケース本体の位置情報がわかる術がありませんでした。そのため別でAirTagをケースに装着している方もいました。
これが改善されケースの位置はU1チップで0.1m単位で正確にわかるようになりました。使用感はAirTagと同様で「探す」アプリから簡単に位置情報を取得することができます。
- イヤーピース:左右別々に位置情報を取得可能
- AirPodsケース:U1チップで数m単位まで正確に位置情報を取得可能
またケースに内蔵スピーカーが搭載されたことで、音でも場所がすぐわかるようになりました。家の中でどこに置いたか分からない場合は音を鳴らした方が見つけるのが早いシーンもあります。
音量も割と大きいので探す用途としては十分な性能を有したスピーカーです。
U1チップにスピーカー搭載で「探す」機能がかなり強化されたね。よく物を紛失する人には第2世代を勧めるよ!
同じU1チップを仕様しているAirTagの記事はこちら
タッチコントロールへの変更 | 上下スワイプで音量調整が可能に!
AirPods Pro(第2世代)で大きく変わったのはこちらのタッチコントロールの変更です。ついにAirPods Pro単体で音量調整ができるようになりました。
方法は簡単でAirPods Pro(第2世代)のステム(軸)を上下にスワイプするだけ。「上が音量上げ / 下が音量下げ」となっています。
今までの音量調整はApple Wαtchの再生中画面から行うか、iPhoneの音量ボタンもしくは画面操作でしか操作できませんでした。音量調整をしたいシーンは多いため、それなりに不便だったんですよね。
それがAirPods Pro(第2世代)ではイヤホン単体で音量調整で可能となりました。
音量調整したい時にサッとできないところを Apple Watchで賄っていたんだよね。AirPods Proから直接操作できるのはありがたい!
また初代の感圧センサーと操作感は同じで、そこに音量操作が加わり以下のとおりです。
- 1回押して再生、一時停止、電話に応答
- 2回押して次の曲にスキップ
- 3回押して前の曲にスキップ
- 長押しでアクティブノイズキャンセリングと適応型環境音除去切り替え
- (New!)上方向にスワイプで音量上げ
- (New!)下方向にスワイプで音量下げ
肌検出センサー搭載 | ポケットの中に入れていても勝手に再生されなくなった
AirPods(第3世代)に先に搭載されていた「肌検出センサー」がAirPods Pro(第2世代)にも搭載されました。
初代AirPods Proでは類似したデュアル光学センサーが搭載されておりそれが進化しました。両方に一致しているのはAirPods Proの着脱を検知して音楽の再生を自動で再生・停止してくれるものです。
初代や他のワイヤレスイヤホンを使っている方ならわかると思いますが、ワイヤレスイヤホンを取り外すと音楽再生が停止します。
そのワイヤレスイヤホンをポケットに入れるとまた再生が始まり、バッテリーが減少するといった事象が発生していました。これは光学センサーが原因でした。
ポケット以外でも日常で想定されるシーンを試してみました。
- 机の上に置く:再生されない
- ポケットの中:再生されない
- 手で握る :肌検出センサーに触れると再生される
どういう仕組みか明かされていませんが、肌に触れた時だけ再生・停止を自動で行う肌検出センサーはAirPods Pro(第2世代)の利便性をさらに向上させています。
外音取り込み機能が適応型環境音除去へ進化 | さらに聞きやすい外音取り込みに
AirPods Pro(第2世代)ではH2チップへの進化に合わせて、外音取り込み機能が「適応型環境音除去」へと進化しました。筆者個人としては外音取り込みが1番進化した点と思います。
初代時点で外音取り込みはAirPods Proを装着していないかのように自然と周囲の音が聞こえてきました。それがさらに自然になりました。
体験としてはイヤホンを何もつけていない時と同様と言っても過言ではないほど、自然に聞こえます。
さらに第2世代の適応型環境音除去はサイレンや工事の音など「騒音」に分類されるものが見事に除去されています。それにより騒音を除いた静かな世界が耳から聞こえてきます。
ちなみにノイズを低減するために毎秒48000回(48kHz)もAirPods Pro内で処理を行なっているようです。毎秒48000回を1回の処理している時間に換算するとは約0.000021 / 1回。相当な速度で外音のノイズ除去をしているのがわかりますね。
これにより周囲の雰囲気は把握できるほど外音を取り込みつつ、騒音は除去して快適に音楽を楽しむことができるようになりました。
初代でもかなり使い勝手が良かった外音取り込みが進化!さらに自然に聞こえるようになり、ガジェットとしての評価が非常に高い!
専用のパーソナルプロファイルが作成 | プロファイルの作成前後でどう変わった?
iOS16より頭や耳の形を計測して装着者にあったパーソナルプロファイルをiPhoneの方で作成してくれるようになりました(初代AirPods Proも対応)。
Bluetoothの接続画面よりペアリングされているAirPods Proを選択。あとは指示に従って顔と耳をスキャンしていきます。
iPhoneでスキャンしたデータはiPadやMacなどにも自動で同期されます。この連携の強さがAppleデバイスの大きなメリットですよね。
ケースにストラップループが増え、防汗防水対応(IPX4等級)
AirPods Pro(第2世代)のケース本体にストラップループが増えてIPX4等級の防水対応になりました。
これによりリュック等にストラップ紐で括り付けて外に出したまま使用することが可能です。さらに前述したU1チップ搭載によって仮にストラップが取れて落下させてもiPhoneへ即座に「探す」アプリから通知を受けることができます。
- U1チップ搭載
- ケースへのストラップループ
- IPX4等級の耐汗耐水性能
上記の3点はAirPods Pro(第2世代)のケースを外に出したまま使ってもOKだよというAppleからのメッセージではないでしょうか。
激しく動く時にAirPods Proを外に出していると蓋が開いて、イヤホンが落下する恐れがあるので注意が必要だね!
ケースはApple Watchの充電器でも充電可能に
AirPods Pro(第2世代)は充電方法も進化しました。
- MagSafe充電器
- Apple Watch充電器(New!)
- Qi規格の充電器
- Lightningコネクタでの充電(アップデートでType-C対応となりました!)
Apple Watch充電器での充電にも対応し、さらに汎用性が増しました。これによりBelkin等から販売されているMagSafe 3-in-1ではAirPods Proはどこでも空いているところで充電可能になります。
筆者の場合Apple Watchは入浴時くらいしか充電しないので、ほぼ常にApple Watch充電器は空いています。その場合にiPhoneとAirPods Pro(第2世代)だけ充電できる2-in-1の充電器も選べるようになったと選択肢が広がりました。
Nomadから販売されているBase One Maxがとても気になっているのでチャレンジするかもしれません。
連続再生時間が30%増加して6時間になりました
初代で連続再生時間4.5時間だったものが第2世代では6時間に約30%アップしました。これは普段よく使う人にとって非常に嬉しいアップデートですよね。
ケース重量が5g、イヤホンに関しては0.1g減少しているのに再生時間30%増はすごいですよね。単純なバッテリー増量ではなく、チップの省電力性の強化によって成せる技です。
こちらも伸びており、ワイヤレスイヤホンとしてさらに利便性が高くなっています。
まとめ
- アクティブノイズキャンセリングがさらに強化
- 低域が持ち上がり全体の音質が向上
- U1チップ搭載で紛失しにくいワイヤレスイヤホンに
- イヤホン単体で音量調整が可能
- 適応型環境音除去でさらに自然に外音を取り込めるように
- Apple Watch充電器で充電可能に
- 連続再生時間が6時間にアップグレード
- 充電端子がLightning端子(アップデートでType-Cに!)
- 円安の影響で約4万円とかなり高価
AirPods Pro(第2世代)はワイヤレスイヤホンというガジェットとして、さらに使いやすい進化を遂げていましたね。
初代は持っている人はもちろん、AirPods Proを初めて買う人にも第2世代をおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!