この記事でわかること
- Narwal Freoの特徴や使用感
- Narwal Freoのメリット・デメリットについて
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
床掃除って毎日のようにやっていますか?うちの家は掃除機は毎日。水拭きは週1ペースくらいでやっていますが、なかなかの労力。ただ水拭きまでやると床がサラサラになるので気持ちいいんですよね〜。
床を拭いていると「あっ、意外と汚れていたんだ」と実感させられます。何気なく見ているだけじゃ全く汚れていると感じないんですけどね。
今回レビューしていくのは水拭きまで搭載されているロボット掃除機「Narwal Freo」です。通常のロボット掃除機で水拭きまでやると、「水の注入→水拭き掃除は自動→汚水捨て→モップ外して手洗い→モップ乾燥→乾燥したら元に戻す」といった工程が必要となります。ここまでくるとクイックルワイパーのほうがもしかしたら手軽では・・・と感じることもしばしば。
Narwal Freoは違います。「水はベースステーションより注入→水拭き掃除自動→汚水はベースステーションが給水→モップ自動洗い→モップ温風乾燥→汚水捨て」と人の手が必要なのは水の用意と汚水捨てだけ。
さらに隅々まで吸引してくれるテールスイング走行やベースステーションにはタッチパネル搭載など、機能てんこ盛りのロボット掃除機となっています。
掃除機としての吸引はもちろん水拭き掃除が処理含めて楽になるロボット掃除機だよ!
- 吸引から水拭きまでこの1台でOK
- モップの汚れ具合に応じて自動洗浄
- 40℃の温風でモップを自動乾燥
- 床の汚れ具合によって2度拭き
- テールスイングで隅々まで掃除
それではNarwal Freo レビュー | 水拭きの自動給水から乾燥まで。床をサラサラに保つロボット掃除機を書いていきます。
Narwal Freoの特徴
Narwal Freo | |
---|---|
サイズ (本体) | 350 × 351.5 × 106mm |
サイズ (ベースステーション) | 370 × 415 × 435mm |
清掃エリア | 200㎡ |
吸引力 | 3,000Pa |
ダストボックス容量 | 480ml |
HEPAフィルター | あり |
サイドブラシ | 2個 |
モップ | 2個搭載 |
バッテリー容量 | 5,200mAh |
稼働時間 | 約210分 |
騒音レベル | 55dB |
保証期間 | 12ヶ月 |
- Narwal Freo本体
- メインブラシ
- サイドブラシセット
- フィルター
- クリーンカッター
- 電源コード
- 取扱説明書
- ベースステーション
- モップ × 2
- 洗浄液
吸引から水拭きまでこの1台でOK
Narwal Freoは吸引と水拭きを同時に行ってくれる2-in-1のロボット掃除機となっています。もちろん吸引のみ・水拭きのみも選択可能で床の汚れ具合に応じて動作モードを分けることができます。
吸引
吸引はNarwal Freo本体の前方・左右に搭載されたサイドブラシによってゴミをかき集めます。最大3,000Paの吸引力を有しており、吸引力調整には自動と手動を選ぶことができます。吸引力調整が自動の場合、床の汚れ具合に応じて吸引力を可変します。
吸引中の騒音レベルは53dB〜63dBとなっています。最低騒音レベルの53dBは静かに掃除機が稼働しているなとわかるくらいのレベルで通常の音量での会話などは可能。逆に63dBはうるさいなと感じるレベルで会話する場合には少し声の音量を上げる必要があります。
吸引したゴミは本体搭載のダストボックスに格納。本体カバーを持ち上げることでダストボックスにアクセスできます。一緒にベースステーションが搭載されますがゴミがベースステーションに吸引されることはありません。
水拭き
Narwal Freoの後方・左右に搭載されたモップパッドを湿らせ回転することで床拭きしてくれます。付属している専用洗浄液を使用してレモンとバジルの爽やかな香りを残します。
床の汚れ具合を本体下部に搭載された各種センサーから判別し、モップの水量を調整。水が残るような拭き残しがないよう設計されています。
床材の自動判別によって木材やタイルなどにベストな水拭き圧力を自動調整してくれます。またこの床材自動判別を活かして水拭きしてほしくないカーペットも自動検知。モップを13mmリフトアップすることでカーペットにモップが接触しないようにしてくれます。
水拭きの騒音レベルは48dBとなっており、動作していることはわかるもののかなり静かになっています。
掃除後の汚れたモップはベースステーションに戻ることで自動洗浄してくれます。
モップの汚れ具合に合わせて自動洗浄
Narwal Freoはモップの汚れ具合に応じてベースステーションで自動洗浄してくれます。水拭きで最も手間なモップの手入れを省略することができ水拭きがさらに身近なものとなります。
洗浄は付属のレモンとバジルの洗浄液で行われるためモップからは爽やかな香りがします。
40℃の温風でモップを自動乾燥
前述のベースステーションで自動洗浄してくれたモップは濡れたまま終わるわけではなく、40℃の温風で自動洗浄してくれます。
2つのエアトンネルから40℃の温風をモップに均一に当ててくれるため、匂いやカビの元となる菌の発生を防ぐことができます。
水拭きの一番ネックな手入れをここまで自動でしてくれるといつでも床をきれいに保つことができるね!
床の汚れ具合に応じて2度拭きしてくれる
Narwal Freoは底面に搭載されたセンサーで床の汚れ具合を検知し、必要に応じて2度拭きを実施してくれます。
これにより床がきれいになるまで稼働してくれるため気づいた頃には床がピカピカになっています。
前述した床材の自動判別による水拭き圧力の調整なども加わることで床の汚れを残さず拭き取ってくれるよ!
テールスイング走行で隅々まで掃除してくれる
Narwal Freoは特許を取得しているテールスイング走行で隙間なく巡航してくれます。実際Uの字を描くように走行するのですが、お尻部分を捻るように走行してくれます。この動きにより狭いスペースや隅々までアクセスすることができるようになります。
壁との距離をほぼゼロに保ちながら走行するまで壁際限界まで掃除するため、ほかのロボット掃除機では手が届きにくかった部屋の隅の部分の汚れも逃しません。
Narwal Freoのレビュー
それではNarwal Freo実機を使ったレビューをしていきます。
5つのモードで快適な掃除を
- Freoモード:床の汚れ具合から自動で選択。
- 掃除&水拭き
- 掃除から水拭き
- 掃除
- 水拭き
Narwal Freoはベースステーションやアプリから上記の5モードを選択して稼働することができます。ワンタッチで開始してくれるため、掃除開始に手間はかかりません。
曜日と時間で繰り返すスケジューリングを設定することもできるため、生活リズムに応じた設定をすることができます。家族が部屋から不在になる外出時間などに自動で掃除するようにしておけば常に床がきれいに保たれます。
実行モードはクイックタスクとして自分でカスタマイズ追加することも可能。部屋をそれぞれ別々に管理することができるため、「どの部屋をどのモードで掃除するのか」など細かく設定することができます。
クイックタスクとスケジューリングを組み合わせれば、外出時は部屋全体。子どもがお昼寝したときは昼寝部屋以外など、細かく分けることができます。
生活リズムに合わせて細かく時間やエリアを設定できるため、1度設定してしまえばいつでも床がきれいな状態を保つことができるよ!
隅々まで掃除してくれるテールスイングがすごい
Narwal Freoを稼働ささせてみてすごいと思ったのは障害物を細かく認識するレーザー技術と隅々まで巡航するテールスイング走行です。
たとえばダイニングの椅子が乱れる空間においても本体が入れる隙間さえあれば難なく入って掃除してくれます。またおしりを振るように走行するテールスイング走行によってロボット掃除機が苦手とする角まできれいに掃除してくれます。
さすがにNarwal Freo本体(35 × 35 × 10.5cm)が入らない冷蔵庫と壁の隙間などは当然無理ですが、床の大部分はNarwal Freoだけで十分と思えるほど、細かく掃除してくれる安心感があります。
モップの自動乾燥が手入れを楽にしてくれる
Narwal Freoの優れた点としてモップの自動乾燥をベースステーションが行ってくれるため、毎度面倒となる水拭き手入れの手間がかなり減ります。
実際水拭きで動作したときは汚れを自動で吸入。ベースステーションに入れている浄水(付属洗浄液込み)で洗浄して、モップの自動乾燥までしてくれました。
汚水を捨てる手間はありますがこの自動洗浄がない機器は毎度「モップ取り外して→ 手洗い → 乾燥 → モップ取り付け」。ここまでする必要があるので手間としてはかなり改善されているのではないでしょうか。
ただし洗浄液は付属しているレモンとバジルの洗浄液を使うことが推奨されており、それ以外を使用したときに匂いなどが発生したら困ります。この洗浄液のランニングコストは高いものではありませんが、少し気になる点です。
やってほしいけど手入れが面倒な水拭きがここまで簡単になると、気軽に使うことができます。
マップは1度巡航すれば自動で作成
Narwal Freoのマップ作成は1度の巡航でさっと作成してくれます。初回や部屋の模様替えしたときなどしかマッピングすることないでしょうが、これがとにかく早くて驚きました。
床掃除などはせずにマッピングに専念し、部屋全体をかなり足早に満遍回ってくれます。
搭載されているLDSレーザーセンサーが優秀なのか、実際16畳くらいの部屋を1・2分でさっと終えてベースステーションに帰ってきました。
巡航結果に基づいて作成されたレイアウト図はアプリで確認することが可能。部屋割りを自動で判別実際の部屋にあったマップが完成します。
最初のマッピングで大体時間がかかるんだけど、Narwal Freoはサッと終わらせてきたからビックリ。
ベースステーションに搭載しているLCDタッチパネルで状態をいつでも把握
Narwal FreoのベースステーションにはLCDタッチパネルが搭載されており、機器の状態やメンテナンス状況をいつでも確認することができます。タッチパネルが搭載されていること自体めずらしいですよね。
動作はサクサクと動き、アプリを触っている操作感と何ら変わりありません。
ベースステーションからも掃除開始の操作をすることが可能でスマホを取り出す必要がないため、外出時に掃除をお願いしたいなと思ったときなどワンタッチで掃除を開始することもできます。
またスマホ操作が苦手な方にプレゼントする場合にも掃除開始はワンタッチでできるため適していると感じました。
子どもが触って誤動作しないようチャイルドロックが搭載されて、置き場所に苦慮することがありませんでした。
モップやダストボックスは丸洗い可能
Narwal Freoは丸洗いできる部品が非常に多く、本格的に洗浄しようと思ったときにそれぞれのパーツを取り外して本格洗浄することができます。
- 浄水タンク・汚水タンク
- ダストボックス
- モップパッド
- ベースステーションクリーニングトレー
上記の部品を定期的に水洗いしておけばNarwal Freoを常に清潔に使うことができます。
Narwal Freoの気になった点
それではNarwal Freoの気になった点をまとめていきます。
ベースステーションにゴミの自動吸引が欲しかった
Narwal Freoのベースステーションは水拭きに対する手入れ機能が搭載されていますが、ダストボックスに入っているゴミはベースステーションではどうしようもなく自分で本体ふたを開けて捨てる必要があります。
ただダストボックスは480mlの大容量であるため、毎度捨てる必要はなくかなり大きいためベースステーションにゴミを吸い込むのと変わらないくらいの運用になることは間違い有りません。
毎日Narwal Freoを使ったとしても通常のゴミの量であれば週1程度のごみ捨てで十分かと思います。ただし濡れたゴミなどを吸い込んだ場合にはすぐに捨てるようにしましょう。
価格が高い
Narwal Freoの実売価格は執筆時(2024年2月)で約114,000円となっています。「吸引・水拭き・自動洗浄」のハイエンドロボット掃除機にふさわしいスペックを有しているため仕方のない点もありますが、購入は少し躊躇される価格です。
ただ導入すれば拭き掃除も含めて完全自動。手入れのタイミングもアプリから通知が来るため生活のQoLが大幅に向上することは間違いありません。
Narwal Freoはどんな人におすすめ?
最後にNarwal Freoはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 吸引から水拭きまでロボット掃除機に行ってほしい
- 手入れはできる限り少なくしたい
- 隅々まで綺麗にできるロボット掃除機を探している
Narwal Freoは吸引から水拭きまで1台で行ってくれるロボット掃除機です。安めのものだと吸引だけというモデルが多いのでここは大きな利点でしょう。
特にNarwal Freoは水拭き後の洗浄から自動乾燥までやってくれるため、自宅に誰もいないときでも水拭きができるのは大きいです。水拭きできるロボット掃除機でも本体に水を給水して掃除。掃除後はモップなどを外して手洗いして乾燥・・・といった手間が多くかかるのであまり自動化になっていないと感じることもあります。
その点Narwal Freoはベースステーションから給水、掃除後はモップ掃除と自動乾燥までやってくれるため、外出中に水拭き掃除までやってもらい帰宅後汚水を処理しておくといった使い方も可能です。
またNarwal Freoのテールスイングというおしりを振りながら動くような動作は隅々のホコリまで吸引してくれるため、意外と押せるポイントでした。障害物の捉え方もスムーズで動きも早かったので、少し散らかっていても掃除してくれます。
まとめ
ロボット掃除機 Narwal Freoをレビューしてみました。
- 吸引から水拭きまで1台でいける
- 独自のテールスイング走行で隅々まで掃除してくれる
- モップの自動乾燥で手入れが楽
- マップ作成が早く賢い
- ベースステーションのLCDタッチパネルで状況をいつでも確認
- ベースステーションにゴミ吸引機能がない
- 価格が高い
特にベースステーションが給水・モップの自動乾燥までやってくれるNarwal Freoは水拭きに対する手入れが非常に楽で床をいつもサラサラに保ってくれます。我が家は子どもの食べこぼしや外から持ち込んだ汚れが多いため、水拭き機能の充実は非常に恩恵がありました。
独自のテールスイングによる隅々まで掃除してくれる点と、障害物検知が賢く動きが高速な点が相まってNarwal Freoが気持ちよく動作している姿は見ていて頼もしかったです。ベースステーションにLCDがあるのでスマホなしで操作や状況確認できる点も大きなポイントですね。他メーカーでベースステーションにLCDタッチパネルを搭載しているもでるはほぼないのではないでしょうか。
1点ベースステーションは水拭きに対する処理に特化しているため、普段使う吸引は本体にゴミが残りっぱなしになります。毎回ではありませんが、こまめにダストボックスを取出してゴミを捨てる必要があります。
その点を除いてもロボット掃除機の水拭き機能を特に充実させたい人にとってNarwal Freoは最適な選択肢の1つとなることは間違いありません。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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