この記事でわかること
- Ulanzi 40W PRO / 40W RGBの特徴や使用感
- 前モデルLT028からの進化点
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
先日レビューしたちょっとした撮影に便利なポータブルLEDビデオライト Ulanzi LT028がアップグレードした新製品の登場です。
今回紹介するのは2製品「40W PRO」と「40W RGB」です。
40W PROはUlanzi LT028が正統進化。大きな特徴としてはオーバークロックモードが搭載され、最大50Wの出力が可能となりました。
40W RGBはその名の通りカラフルに点灯するRGB機能が搭載。撮影の幅が広がるオールマイティーなビデオライトになりました。
両機種とも嬉しいことにType-Cが搭載。前モデルLT028はDCジャックのみだったので、取り回しが非常に良くなりました。
それではポータブルLEDビデオライト Ulanzi 40W PRO / 40W RGBをレビューしていきます。
手のひらサイズの便利照明がさらに進化しました!
- オーバークロックで50W出力が可能となった
- 前モデルLT028よりさらに明るい40W PRO
- カラフルな色表現が可能となった40W RGB
- Type-C充電端子が新搭載
それではUlanzi 40W PRO 40W RGB レビュー | ポータブルLEDビデオライト LT028と比べてさらに使いやすくを書いていきます。
Ulanzi 40W PROと40W RGBの特徴
Ulanzi 40W PROと40W RGBは前モデルLT028という40WポータブルLEDビデオライトがアップデートした製品となっています。
特徴はこれから細かく説明していきますが、さまざまな点が良い方向に変わっています。
- 40W PRO / 40W RGB本体
- ミニリフレクター
- ミニディフューザー
- 取扱説明書
50Wの明るさまで出力できるようになった40W PRO
まずは40W PROという名前にも関わらず50Wまでのオーバークロックモードが新たに搭載されました。点灯中に右ノブを長押しすることで101%〜125%まで調整可能となります。
125%で点灯させているときの最大輝度は50W。明るさがさらにほしいシーンにさらに明るく照らしてくれます。
カラフルに色度を変更可能となった40W RGB
こちらは名前の通りレインボーのRGBに対応した40W RGBです。
新たにRGBモードが搭載され、カラーと彩度を調整可能。さらに従来の明るさ調整もあることで単色とはいえ、カラフルなシーンが演出できます。
カラーは同時に複数の色表現はできず単色にのみ対応しています。発光部は40W PROとは異なり、周囲のLEDが点灯。そのため最高輝度は40W PROより抑えられた設計となっています。
発光部がRGBとCCTに分かれているから最高輝度低下は仕方がないね。
Type-C 充電ポートを新たに搭載。65W PD急速充電に対応
Ulanzi 40W PROと40W RGBともにDCジャックタイプのみだった前モデルから進化してType-C端子が加わり汎用性が増しました。65W PD急速充電に対応しています。
バッテリー内蔵のポータブルLEDビデオライトとはいえ、常に満充電でないシーンや長時間撮影したいと思ったシーンにType-Cの充電端子はありがたいですよね。
前モデルLT028から使用感に少し変化あり
- 電源ON時は左ノブを回さないと点灯しない
- 省エネモードが搭載
Ulanzi 40W PRO / 40W RGBは前モデルLT028から少し使用感が変更となっていたため紹介していきます。
電源ON時
今までは電源スイッチをONにしたらそれだけで点灯していましたが、そこにひと手間加わりました。「電源スイッチON → 左ノブを回す」という2つの動作で点灯開始するように変わっています。
人によっては面倒になったと感じる人もいるとは思いますが、小さい子どもがいる我が家では触れられても点灯しない。というメリットとして感じ取れました。
省エネモード搭載
Ulanzi 40W PRO / 40W RGBでは点灯中に右ノブを押下すると1%の省エネモードに即座に切り替わります。
バッテリー内蔵のポータブルLEDビデオライトだからこそ電池持ちは大事にしたい。撮影中の構図が決まるまでのちょっとした合間や小休憩時は省エネモードをONにすることが推奨されます
Ulanzi 40W PRO / 40W RGBのレビュー
それではUlanzi 40W PROと40W RGBの実機を使ったレビューをしていきます。
Type-C給電にも対応し、長時間の撮影も容易に
Ulanzi 40W PRO / 40W RGBは小さくサッと持ち出せる性質上、内蔵バッテリーで動作させることが多いです。ただバッテリーを常に満充電しておかないと数十分使えばバッテリーも当然切れてしまいます
前モデルLT028の電源アダプタは常設用として固定していたため、持ち出しての給電しながらの仕様は1度もしたことがなくバッテリー切れの際には諦めていました。しかしType-C給電が搭載されたUlanzi 40W PRO / 40W RGBであれば、他に所持している65W急速充電器やケーブルを持ち出すだけで給電しながら撮影できます。
緑がかっていた色が改善された
前モデルLT028の最大の懸念点だった「緑がかった色味」これが本モデルでは改善されました。寒色よりの色温度にすると特に緑成分が多いなと思っていましたが、Ulanzi 40W PRO / 40W RGBでは見事に白色を表現できています。
他メーカーの照明とも組み合わせやすくなった点も非常に評価できます。
40W RGBでもオーバークロックは可能
Ulanzi 40W PROで50Wオーバークロックモードについて触れましたが、実は40W RGBでもオーバークロックは可能となっています。操作は同様で点灯中に右ノブを長押しすることで101%〜125%まで調整可能となります。
40W PROに比べたら当然輝度は暗いですが、暗いRGBモデルこそオーバークロックに価値がありそうです。
ちなみに40W PRO(100%)と40W RGB(125%)を比べると、40W PRO(100%)の方が明るいと感じました。両方125%出力で比べるとその差は明らかでした。
Ulanzi 40W PRO / 40W RGBの気になった点
オーバークロックで50W出力はそこまで出番はない?
照明の明るさが明るいに越したことはありませんが、 40Wと50Wを比べたときにあと「25%照明が明るければ・・・」と思うシーンはそうそうないかと思います。(あるとすれば動画撮影のときにシャッタースピードを稼げるくらいでしょうか・・・)
それ以上に今回の40W PROや40W RGBはType-C端子が搭載・緑がかっていた照明が改善など前モデルとのLT028と比べてのアップデートがありがたかったです。
いま購入を勧めるなら間違いなくUlanzi 40W PRO / 40W RGBのほうでしょう。
電源アダプタが付属されなくなった
Type-C端子に対応したことで充電が一般的となったがゆえのデメリットとして、前モデルLT028のときにはあった電源アダプタが付属されなくなりました。
製品の特徴からいくと常設より持ち出して使うことが多いUlanzi 40W PRO / 40W RGBですが、充電用に常設として電源アダプタが付属していてほしかったです。
一応 + 2.000円程度出せば電源アダプタセットもラインナップされているようですが、付属と追加購入では全然意味が違います。
Ulanzi 40W PRO / 40W RGBはどんな人におすすめ?
最後にUlanzi 40W PRO / 40W RGBはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 照明のない暗い場所にサッと持ち出して使える
- 長時間使うことも視野にある
- メインライトの補助光として使いたい
Ulanzi 40W PRO / 40W RGBの進化点に着目して触れてきましたが、前モデルLT028から引き続きサッと使える携帯性はもちろん損なわれていません。暗いところに持ち出してサッと撮影を済ませたりする分には充分な光量を有しています。
Type-C充電端子が搭載されたことで、給電が容易に行えるようになりました。Type-Cケーブルであれば3mクラスも比較的安価に販売されているため、取り回しがかなり良くなったと言えます。給電しながらであれば長時間の撮影も難なくこなしてくれます。
最後にUlanzi 40W PRO / 40W RGBは携帯性の高さから固定のメインライトの補助光として影を消したり・出したりするなど、照明の位置調整が容易です。撮影する対象によって造形が異なるため、影を上手く出していくためのフレキシブルな調整にピッタリと言えるでしょう。
まとめ
ポータブルLEDビデオライト Ulanzi 40W PROと40W RGBをレビューしてみました。
- 50Wの出力まで対応
- カラフルな色表現が可能に
- Type-C 充電ポートが新たに搭載
- 先代の緑がかっていた色が改善
- 取り回しの良さ・携帯性に非常に優れている
- オーバークロック 50Wの出番は意外とない
- DCジャックの電源アダプタが付属されなくなった
個人的に嬉しかった進化点は緑がかっていた色味が改善されたことで、他のライトとの組み合わせが使いやすくなったことです。初めからわかっていれば編集で対処できましたが、その編集の手間がなくなったのはありがたい。
Type-C充電端子が搭載されたことで充電や運用中の給電が容易になった点も大きなメリットですね。いつでもササッと使えます。
ぼくの腕がまだまだで使いこなせなかったのですが、撮影の演出に活用している人にとっては気軽に使えるRGBモデルはありがたいのではないでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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