Ulanzi LT028 レビュー | 撮影用ライトを身近な存在に。モバイルバッテリー内蔵のLEDビデオライト

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Ulanzi LT028 レビュー | 撮影用ライトを身近な存在に。モバイルバッテリー内蔵のLEDビデオライト

この記事でわかること

  • Ulanzi LT028の特徴や使用感
  • Ulanzi LT028のマウントにおすすめのアクセサリ
  • 光の色味について他社製品と比較

こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。

みなさん写真取る機会ありますか。いい写真を撮ろうと思ったらいいスマホ・カメラ・レンズに思考が向きがちだと思います。

機材のアップグレードを考える人に特におすすめできるのが実は撮影用ライトだったりします。明るさを確保できればそのカメラ性能を最大限活かすことができます。

明るさが足りないとISO感度というものが大きくなりノイジーな写真が量産されていきます。

ただ撮影用ライトって聞くと専用のライトスタンド用意してフロントに大きい筒みたいなのつけて・・・など導入ハードルが高い印象があります。

今回紹介するUlanzi LT028はモバイルバッテリー内蔵。フロントに取り付けるリフレクターやディフューザーは標準で付属。手のひらサイズなので手持ちでもいけちゃう取り回しの良さが特徴な製品です。

Ulanzi LT028にスタンドを取り付けてみた

さらに使いやすさを求めて、アクセサリを組み合わせればこんな形でどこにでもおけるスタイルに。明るさも十分で使いやすいUlanzi LT028を今回はレビューしていきます。

じゃが

取り回しの良さがほかの撮影用ライトと比べて格段に高いよ。バッテリー内蔵は強い!

Ulanzi LT028はどういう商品
  • バッテリー内蔵のポータブルLEDビデオライト
  • 40W出力
  • 色温度調整可能
  • ミニディフューザー付属
  • 1/4インチネジやミニBowensマウント対応
  • 照明効果を8つ内蔵

それではUlanzi LT028 レビュー | 撮影用ライトを身近な存在に。モバイルバッテリー内蔵のLEDビデオライトを書いていきます。

目次

Ulanzi LT028の特徴

Ulanzi LT028の外箱を撮影してみた
Ulanzi LT028
サイズ8.5 × 8.5 × 10.5cm
重量460g
色温度範囲2500-6500K
調光範囲無段階調光
0〜100%
最大輝度13260Lux@0.5m(標準フード付き)
CRI指数95以上
TLCI指数96以上
動作温度10℃〜40℃
拡張性1/4インチネジ
ミニBowensマウント
内蔵バッテリー14.8V
3400mAh
充電時間約3時間
使用時間最大輝度 約75分
最小輝度 約5時間
Ulanzi LT028の特徴

外観

Ulanzi LT028の右側面を撮影してみた
Ulanzi  LT028の左側面を撮影してみた
Ulanzi  LT028の背面を撮影してみた
Ulanzi  LT028の表面を撮影してみた

Ulanzi LT028はミニBowensマウントに対応しており、ぼくはリフレクターを装着して使っています。

付属品

Ulanzi  LT028の付属品をすべて並べてみた
付属品
付属品
  • LT028本体
  • ミニリフレクター
  • ミニディフューザー
  • 電源アダプタ
  • 取扱説明書

バッテリー内蔵のポータブルLEDビデオライト

Ulanzi  LT028はモバイルバッテリーを内蔵したポータブルLEDビデオライト

Ulanzi LT028は3,400mAhのバッテリーを内蔵したポータブルLEDビデオライトです。最大輝度で約75分、最小輝度で約5時間の連続使用が可能となっています。

Ulanzi  LT028は手のひらサイズとなっている
手に収まるサイズ
Ulanzi  LT028の重量は477.3gとなっている
重量477.3g

ポータブルというだけあってサイズは8.5cm x 8.5cm x 10.5cmで、一般的な手のひらサイズに収まるコンパクトさです。重量は460gと軽く取り回しが非常に良いです。

照明のない暗い場所にサッと持ち出して明るく照らしてくれる手軽さが特徴となっています。

40Wの十分すぎる出力

Ulanzi  LT028は十分な明るさがある

Ulanzi LT028の出力は40W。0.5mの距離で測定したときの輝度は13,260ルクスとなっています。

ルクスとは明るさの単位のことですが、数字を見ても分かりにくため何個か例を上げてみました。

  • 直射日光の下:約32,000〜100.000ルクス(一般的な環境測定値に基づく)
  • 曇りの日の屋外:約1,000ルクス
  • 一般的なオフィスや教室の照明:約500ルクス
  • 家庭のリビングルーム:約50〜200ルクス

Ulanzi LT028の13,260ルクスは直接光を当てた場合の数値にはなるため、実際に使うときは壁で照明をバウンドさせるなどして使うため輝度は落ちます。ただ明るいというイメージを持ってもらえたのでないでしょうか。

40Wと聞くと撮影用照明としてはそこまで大出力というわけではありませんが、100%出力時は撮影箇所を明るく照らしてくれるポテンシャルを持っています。

色温度を調整可能

Ulanzi  LT028を2500Kで点灯させてみた
2500K
Ulanzi  LT028を3250Kで点灯させてみた
3250K
Ulanzi  LT028を4400Kで点灯させてみた
4400K
Ulanzi  LT028を5600Kで点灯させてみた
5600K
Ulanzi  LT028を6500Kで点灯させてみた
6500K

Ulanzi LT028は2500K〜6500Kまで色温度が調整可能となっています。この数値は夕方のような暖色〜昼間にさらに青みがかった寒色までを表現することができます。

撮影シーンに応じて色温度を使い分ければあとから写真の色味を変える必要がありません。

ミニディフューザーが付属で光を柔らかに

Ulanzi  LT028にはミニディフューザーが付属している
ミニディフューザーが付属
Ulanzi  LT028の付属ディフューザーはリフレクターの上から装着する
リフレクターの上から被せる

Ulanzi LT028にはミニディフューザーが付属しています。

ディフューザーとは:光を均等に拡散させるもので光を柔らかくする効果がある。

Ulanzi  LT028でスマホスタンドに直接光を当ててみた
直接当てる
Ulanzi  LT028付属のディフューザーを使ったら光が柔らかくなる
ディフューザーあり

一般的に照明を撮影対象に直接当てると影が強く出て陰影の強い写真となります。そこにディフューザーをかませることで光が柔らかくなり影も薄れます。

Ulanzi  LT028の光を直接当てると反射がすごい
直接当てる
Ulanzi  LT028のディフューザーを使うと反射が抑えられている
ディフューザーあり

ほかにも光量は落ちますが、反射の低減する効果もあり物撮りなどには非常に適したアイテムとなっています。

さらにこだわるならソフトボックスやアンブレラといったいろいろな撮影アイテムはありますが、Ulanzi LT028に付属しているミニディフューザーは撮影手段の1つとして非常に優れたアイテムとなっています。

じゃが

ディフューザーがあるだけで撮影の幅が広がってくるよ!

高い拡張性

Ulanzi  LT028には1/4インチネジ穴が付属している
1/4インチネジ穴
Ulanzi  LT028はミニBowensマウントに対応している
ミニBowensマウント

Ulanzi LT028の本体には1/4インチネジ穴とミニBowensマウントが搭載されています。

1/4インチネジ穴とは:写真撮影やビデオ撮影で広く使われている標準規格

1/4インチネジ穴はさまざまなアイテムに広く使われているため、拡張性が非常に高いです。ぼくの持っている撮影機材(アダプタや三脚など)にもいたるところに1/4インチネジが採用されています。

回すだけで簡単に取り付け外しすることができ工具などを全く必要としません。

Bowensマウントとは:照明機器に使われる標準的な接続システムで、光を集中させたり拡散させたりするソフトボックスやリフレクターなどに広く採用されています。

Bowensマウントはいわゆる共通規格で幅広い製品に採用されています。

LAODASのD60B−60CMをポールに取り付けてみた

ぼくは別の照明にLAOFASのD60B-60CMというソフトボックスを別の照明で使っていますが、こちらもBowensマウントです。そのためミニBowensのUlanzi LT028にも変換アダプタをかませれば装着可能。撮影機材をいろいろな機器で使い回すことができます。

ミニBowensマウントの変換アダプタ

照明効果が8種類内蔵

Ulanzi  LT028には照明効果が8つ内蔵されている
8つの照明効果

Ulanzi LT028には8つの照明効果が内蔵されており、ビデオ撮影においては撮影シーンの演出として使うことができます。

  • 稲妻
  • TV
  • キャンドルライト
  • 故障した電球
  • パルスフラッシュ
  • 記者のフラッシュ
  • 緊急ダブルフラッシュ
  • 高低ビーム電球

ぼくは写真撮影メインのため使うことはありませんが、ちょっとしたビデオ撮影に味付けできるシーンが8つも内蔵されています。

Ulanzi LT028のレビュー

それではUlanzi LT028の実機を使ったレビューをしていきます。

照明がない場所にサッと持ち出して使える

Ulanzi LT028を本当に買ってよかったと思えるシーンは普段撮影しない場所での撮影の用意が非常に楽になりました。

COLBOR CL100Xを天井に向けて使っている
COLBOR CL100Xを使っている

ぼくはデスク写真を撮影することが多いためデスク近くには出力が更に大きいCOLBOR CL100Xを固定しています。

天井に無印良品のシーリングライトを装着してみた

ただちょっと別の場所に移ると照明は天井のスポットライトやシーリングライトのみ。これでは写真撮影に十分な明るさを確保できず、結果的にシャッタースピードやISOを上げることで手ブレやノイズの多い写真が出来上がってしまいます。

それを解消するのがUlanzi LT028で内蔵バッテリーと小さい本体で取り回しが非常に良いです。パッと手にとってちょうどいい場所に置いたり、片手でカメラ・もう片手でUlanzi LT028でパッと撮影などフレキシブルな使い方ができます。

動くことのないモノを撮影するときは三脚を持ち出してシャッタースピードで明るさを稼ぐことができますが、ハチャメチャに予測不能な動きをする子どもではそういうわけにはいきません。そのため配線を一切必要としないUlanzi LT028は室内における子ども撮影の大きな味方です。

スーパークランプと組み合わせることで拡張性がさらに広がる

先ほど述べたように、Ulanzi LT028は取り回しが非常に良い点が魅力です。サッと使うときは「片手にUlanzi LT028・もう片手」と説明しましたが、長時間この体制はつらい(ひ弱なので筋肉がすぐ悲鳴をあげます・・・w)。

Ulanzi  LT028とUlanzi スーパークランプを一緒に撮影してみた
スーパークランプとの組み合わせ

そこで登場するのがスーパークランプです。形状からわかると思いますが、扉・テーブル・三脚などどこにでも挟むことができます。

Ulanzi  LT028にスーパークランプを装着している

取り付けは1/4インチネジで回すだけで取り付け外しが可能です。

Ulanzi  LT028にスーパークランプを組み合わせてデスクに設置してみた

向きもネジを回せば即座に変えられるため設置がとにかく楽です。

照明のない部屋で物撮りサッと済ませたいときには「Ulanzi LT028 + スーパークランプ」。これほど適したアイテムはありません。

三脚などにサッと設置するならクイックシュー

Ulanzi F38 クイックシュー リリースプレートを撮影してみた

おなじく1/4ネジを使ってサッと使うアイテムの紹介です。Ulanzi F38 クイックシュー リリースプレートという製品です。1/4ネジで取り付けるプレートとクランプのセットで使うクイックリリースシステムとなっています。

Ulanzi F38 クイックシュー リリースプレートはスライドすることで脱着可能に
スライドするだけで取り付け可能

カメラや照明を三脚などに取り付けようと思ったら回して挟むようなタイプが多い中、このクイックシューはスライドさせるだけでセットが完了。取り外すときもボタンを押しながら逆方向にスライドさせるだけ。数秒かけてセットしていたものが一瞬で済むようになります。

Ulanzi F38 クイックシュー リリースプレートとManfrotto ミニ三脚を組み合わせてみた
F38クイックシューとマンフロットのミニ三脚
Ulanzi  LT028にUlanzi F38 クイックシュー リリースプレートを装着している
それぞれにF38クイックシューを装着

Ulanzi LT028もこのアイテムを使えばスライドするだけでセット可能に。よく使う三脚やカメラなどF38クイックシューで統一することで利便性が上がること間違いありません。

Ulanzi  LT028にアクセサリを組み合わせてライトスタンドにしてみた
組み合わせるとライトスタンドとなる

1/4ネジさえあればどんなモノにでも取り付けできるのでカメラ関係の用品であれば大体適合します。1度体感すると離れられずすべての三脚やカメラに取り付けてしまい、ぼくの家にはすでに数セットあります(笑)

Ulanzi LT028の気になった点

ここからはUlanzi LT028の気になった点をまとめていきます。

色が少し緑がかっている?

Ulanzi  LT028は照明が少し緑かかっている
LT028は少し緑
Godox SL60Wの光を撮影してみた
他メーカーの照明は白

Ulanzi LT028の最大の弱点として寒色寄りの色温度にすると少し緑かかって見えます。他の大出力ライトと併用して使うとその差は明らか。

ぼくは写真をRAW現像するため緑成分を引いてしまえば良いだけですが、編集せずに撮って出しする場合は少し気になることがあるかもしれません。ただ最初からそういう特徴とわかっていればカメラ側のカラーバランスで調整もできます。

他のライトと組み合わせたときに少し色味が違うことを覚えておくと良いでしょう。

電源端子がDCジャックタイプ

Ulanzi  LT028の電源端子はDCジャックとなっている
Ulanzi  LT028のDCジャックを装着して充電してみた

Ulanzi LT028の電源端子はDCジャックタイプになっているため基本的には付属の電源しか使えません。

モバイルバッテリー内蔵のためバッテリー給電でサッと使えばよいのですが、長時間使用する場合にはコンセントから給電するのがベターです。

一応Ulanziサイトのみの取り扱い(執筆時)にはなりますが、Type-C to DCジャックケーブルが販売されています。Type-C充電器との組み合わせで使う方が取り回しは楽と感じます。

Ulanzi LT028はどんな人におすすめ?

デスク上にUlanzi  LT028を装着してみた

最後にUlanzi LT028はどんな人におすすめなのかまとめていきます。

Ulanzi LT028はこんな人におすすめ
  • 照明のない場所にパッと持ち出して使える
  • メインライトの補助光としてどこでも使える

Ulanzi LT028はモバイルバッテリー内蔵なのでどこにでもサッと持ち出して使える利便性の良さが売りです。

数枚撮影するだけであれば小型・軽量なので手で持ったまま使ってもOK。パッと持ち出して必要なところを明るくできます。チョロチョロ動く子どもたちを撮影するときは片手にUlanzi LT028・片手にカメラで一緒に動き回ったりもできます。

またこの利便性の高さからメインライトからの影が気になったときの補助光としても使うことができます。天井に光をバウンドさせたりディフューザーセットして直接当てることで柔らかい印象になるため、ぼくは普段この使い方をすることが多いです。

まとめ

モバイルバッテリー内蔵のLEDビデオライト Ulanzi LT028をレビューしてみました。

LT028
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 照明ない場所にサッと持ち出して使える
  • モバイルバッテリー内蔵で配線を一切必要としない
  • 1/4インチネジを活かしてさまざまなアクセサリで使える
  • 色温度を調整可能
  • 調光は無段階調整
デメリット
  • 色が少し緑がかっている
  • 電源端子がDCジャック

どこでも使える機動性の高さは撮影用ライトを使った撮影をさらに身近なものにしてくれます。ぼくの場合はラフに撮影するときはスマホ・ちゃんと撮影しようと思ったら一眼レフカメラにUlanzi LT028を組み合わせて使っています。

明るさを確保することでブレている写真やノイズのある写真が少なくなり、その瞬間を鮮明に切り取った写真が増えます。

メインライトをすでに持っている人にも取り回しの良い補助光として、影の有無などの調整で使うことができます。

主に室内撮り用に撮影用ライトを検討している方は選択肢の1つに入れてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!

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