この記事でわかること
- Ulanzi JJ06 GlideGo ビデオ三脚の特徴や使用感
- 多機能中軸による俯瞰撮影の実力
- Ukaクイックリリースシステムの使い勝手
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
三脚でもっと自由なアングルから撮影したい…でも切り替えが面倒で諦めてしまった、そんな経験はありませんか?
Ulanziから登場した最新ビデオ三脚JJ06 GlideGoは、2025年7月に発売されたばかりの注目製品!
工具を使わずに簡単に中軸を折り曲げられる特許技術により、これまで面倒だった俯瞰撮影や低いアングルからの撮影が驚くほど手軽になりました。
これまでの三脚のイメージがある人は、「えっ、そこ曲がるの!?」と驚くはず。
今回は多機能中軸を搭載したUlanzi JJ06 GlideGo ビデオ三脚 T081をレビューしていきます。
じゃが三脚タイプでビデオ雲台もあり俯瞰撮影までできちゃう。お手軽な高機能三脚です!
- 三脚単体で俯瞰撮影ができる
- 多機能中軸機構
- Ukaクイックリリースシステム
- 上下360°パノラマ撮影可能
- 44〜187cmまでの高さ調整可能
- 重量1.76kgのカーボン脚
それではUlanzi JJ06 GlideGo ビデオ三脚 T081 レビュー | 俯瞰撮影を身近にする多機能中軸の革新的三脚を書いていきます。
Ulanzi JJ06 GlideGo ビデオ三脚 T081のレビュー
Ulanzi JJ06 GlideGo ビデオ三脚は、カーボンファイバーとアルミニウム合金を組み合わせた軽量ながら高剛性な構造が特徴のビデオ三脚です。
![]() ![]() Ulanzi JJ06 GlideGo ビデオ三脚 | |
|---|---|
| サイズ | 515mm × 100mm × 90mm |
| 重量 | 1.76kg |
| 最大高 | 187cm |
| 最小高 | 44cm(収納時51.5cm) |
| 耐荷重 | 18kg(ボールヘッド5kg) |
| 脚段数 | 5段階 |
| 脚角度 | 3段階(22°/55°/80°) |
| 素材 | カーボンファイバー アルミニウム合金 |
| クイックリリース | Uka(F38対応・Arcaスタイル互換) |
| 価格 | 49,999円(通常59,999円) |


- Ulanzi JJ06 GlideGo ビデオ三脚
- 収納バッグ
- 取扱説明書
どこでも俯瞰撮影ができる三脚


JJ06の最大の魅力は、特許を取得した2段階式の水平展開可能な中軸デザインです。(ダブルセクション中軸)








触ってみると、中軸の折り曲げ部分がとてもスムーズに動き、ドライバーなどの工具を一切使わずに俯瞰モードへ切り替えられます。実際にやってみたところ、30秒もかからず完了し、従来の三脚では考えられないほどの手軽さでした。


中軸は360度フルに回転でき、横向きや折り曲げ角度も自由自在です。料理の真上から撮りたい時や、商品を俯瞰で撮影したい時に、これほど便利な機能はありません。


実際に俯瞰撮影を試してみると、カメラを真下に向けた状態でもグラつきが全くないのが印象的でした。18kgまで対応できる耐荷重性能のおかげで、フルサイズ機に大きなレンズをつけても安心して使えます。



料理撮影や製品撮影をする人にぴったりです!
秘密は多機能中軸にあり


2段階構造の中軸により、通常の三脚では不可能だった多様な撮影スタイルに対応できるのがJJ06の強みです。 各部のノブが程よい硬さで回り、しっかりと固定される感触があります。
この中軸の精密なつくりが、俯瞰撮影時の安定感に大きく貢献しているようです。 中軸の先端には取り外し可能なフックがあり、回転させることで簡単に引き出せます。


風の強い屋外では、カメラバッグをこのフックに吊るすことで重心が下がり、安定性がさらに向上。中軸を先端まで伸ばして三脚のバランスが悪いときなども、このフックを活用することでバランスが取れるようになります。






さらに興味深いのが、油圧ロッド部分に多機能工具が内蔵されている点です。実際に取り外してみると、プラスドライバーや六角レンチなど7種類のビットが収納されており、撮影時の急なトラブルにも即座に対応できます。
俯瞰撮影以外でももちろん使える
通常の三脚としての基本性能も、非常に高いレベルでまとまっています。




5段階に調整できる脚部は、クイックリリース式のレバーロックを採用しており、従来品より28%強いロック力を実現しています。触ってみると、レバーの開閉動作が軽くて心地よく、手袋をしていても楽に操作できる設計です。
実際に何度か展開と収納を繰り返してみましたが、設置から撮影準備まで1分程度で完了します。これは旅行用の軽量三脚と比べても全く遜色ないスピード感です。


ボールヘッドと中軸の両方が360度回転する二重パノラマ機能も便利で、パノラマ写真やビデオでの滑らかなパンニングが簡単に撮影できます。長時間のタイムラプス撮影でも、この自由度の高さが活きてきます。
Ukaクイックリリースシステム採用


JJ06には、Ulanziが独自開発したクイックリリース規格「Uka」が搭載されています。
従来のネジ式ではなく、メカニカルクリップでプレートを固定する仕組みで、プレートを押し込むだけでカチッと確実に装着できます。直感的で、慣れると非常に快適です。
UkaはUlanziが展開する新しいクイックリリース・エコシステムで、F38やFalcamシリーズとも連携可能。
F38規格とは完全互換しており、同社の雲台やリグなどとの組み合わせもスムーズです。
一般的なアルカスイスプレートも形状的に装着可能ですが、完全一致ではないためややきつめに感じる場合があります。
そのため、頻繁に脱着する用途ではUka/F38専用プレートの使用がおすすめです。
既存のアルカスイス環境を使っている方は、F38プレートへの移行を検討するか、互換性を確認してから導入すると安心です。



素早い機材交換が必要なシーンにもぴったりです!
Ulanzi JJ06 GlideGo ビデオ三脚の気になった点
実際に使用して気になった点もまとめていきます。
ヘッドを外すことができない


JJ06はビデオヘッドが本体と一体化しており、取り外しができません。
既にお気に入りのビデオヘッドを持っている場合、それを流用できないのは残念なポイントです。また、ヘッド部分が故障した際には三脚本体ごとメンテナンスに出す必要があり、従来の分離型三脚と比べると保守性では劣ります。
ただし、一体型だからこそ実現できる二重パノラマ雲台の設計もあるため、この点は用途次第で評価が分かれるところです。
クイックリリースシステムはUkaのみ


Ukaシステムはアルカスイス形式をベースに改良されたUlanzi独自の規格で、基本的な形状は似ていますが完全な互換性はありません。 Uka/F38プレートを使うのが前提で設計されているため、他社のアルカスイスプレートを流用する場合はフィット感に差が出る点に注意しましょう。
一般的なアルカスイスプレートも取り付けられますが、若干きつめの装着感で、通常より数秒余分に時間がかかることがあります。アルカスイスで機材を統一している方にとっては、やや使いにくさを感じるかもしれません。
個人的にはFalcam F38プレートを愛用しているので特段不便は感じませんでした。
Ulanzi JJ06 GlideGo ビデオ三脚はどんな人におすすめ?


最後にUlanzi JJ06 GlideGo ビデオ三脚はどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 料理・プロダクト撮影をする人: 俯瞰撮影が工具不要で簡単に切り替えられる
- YouTuber・Vlogger: 多彩なアングルで動画撮影の表現力が広がる
- 旅行・風景写真家: 1.76kgの軽量設計で持ち運びが楽
- 機材の統一を図りたい人: UlanziのF38エコシステムとの互換性が高い
- マルチアングル撮影を重視する人: 低い位置から俯瞰まで自由自在
まとめ
Ulanzi JJ06 GlideGo ビデオ三脚をレビューしてみました。


- どこでも俯瞰撮影ができる
- 料理撮影など物撮りが多い人に最適
- ビデオ三脚としても使える
- ボディはカーボン製
- Ukaクイックリリースシステム採用
- ヘッドの取替不可
Ulanzi JJ06 GlideGo ビデオ三脚は、革新的な多機能中軸により、俯瞰撮影から低い位置からの撮影まで自由自在に対応できるビデオ三脚でした。
カーボン素材とアルミ合金を組み合わせた構造により、軽さと強度を両立しており、前モデルと比較して35%も安定性が向上しています。49,999円(通常59,999円)という価格を考えると、コストパフォーマンスは非常に優れていると感じました。
特に、料理撮影やプロダクト撮影で俯瞰アングルを頻繁に使う方には強くおすすめできます。工具不要で30秒程度で切り替えられる快適さは、一度体験すると手放せなくなります。
動画撮影時の流動性やヘッドの交換不可といった制約はありますが、この価格帯の三脚としては十分すぎる機能性と品質を備えています。多彩なアングルからの撮影を楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!









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