この記事でわかること
- SwitchBot ロック Proの特徴や使用感
- 従来モデルのSwitchBot ロックとの比較
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
玄関ドアをスマートホーム化するために以前「SwitchBot ロック」をレビューしました。鍵を玄関前で取り出す必要がなく、指紋認証で簡単に解錠できる快適な日々を送っています。
そして最近その「SwitchBot ロック」がさらに進化して「SwitchBot ロック Pro」として新たに登場しました。新バージョンでは解錠速度が2倍以上に向上し、バッテリーは容易に入手できる単3電池が採用されるなど、利便性が大幅に向上しています。
特に解錠にかかる時間が半分以下に短縮されたため、日常生活でさらにスムーズな操作を体感できるようになりました。
今回はSwitchBotから「SwitchBot ロック Pro」を提供いただいたので使い勝手や機能を詳しくレビューしていこうと思います。製品提供は受けていますが、レビュー内容はぼくが公正かつ独立した意見に基づいています。
すでに完成していたSwitchBot ロックからさらに進化したSwitchBot ロック Pro。解錠速度が倍速になったことで日常のシーンが1拍早くなりました。
- 99%の玄関鍵(サムターン)に対応
- 電池寿命は270日(単3電池の場合)
- 解錠速度が従来モデルと比べて倍速に
- 電池カバーがマグネットになりアクセスが容易に
- ワンタッチで施錠と解錠が可能
- 電池切れの状態でも動作する緊急解錠機能あり
それではSwitchBot ロック Pro レビュー | ワンタッチで玄関鍵を施錠・解錠する効率化デバイスを書いていきます。
SwitchBot ロック Proの特徴
SwitchBot ロック Pro | |
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サイズ | 120 × 59 × 83.9mm |
重量 | 450g |
電池 | 単3電池 × 4 |
カラー | ブラック |
電池寿命 | 最大270日 (1日10回の解錠施錠の場合) |
動作温度 | -10℃〜+45℃ |
- SwitchBot ロック Pro本体(単3電池 × 4本入り)
- 磁石
- 予備両面テープ
- 固定補強テープ
- 接着促進剤
- クリーニングティッシュ
- プラスドライバー
- 予備ネジ
- 取扱説明書
ワンタッチで鍵の開け締め可能
SwitchBot ロック Proは鍵の開け閉めがワンタッチで可能となりました。
従来モデルのSwitchBot ロックはキーに合わせて動く縦長のキーが搭載。通常のキーを回す要領で家の中からキーを開け閉めする必要がありました。
SwitchBot ロック Proはクイックキーと呼ばれるボタンが搭載されポチッと押すだけでキーの開け閉めが可能に。ひねる動作から押すだけのシンプル動作に変わりました。
1日複数回開け閉めすることを考えるとこの一手間がなくなるだけで負担が減ることは容易に想像できます。
ひねるときはいちいちキーの方向に向いてひねる必要があったけど押すだけならどの角度からでもできるからひと手間減りました!
99%の玄関鍵(サムターン)に対応
- 対応範囲:0〜23mm
- プレートの高さ:最大62mm
SwitchBot ロック Proは市販の約99%のサムターンに対応しています。
従来モデルだとサムターンのサイズに合わせて選択していたアダプタ方式から、可変のアタッチメントに進化。サムターンのサイズにあわせて挟み込む方式に変更されました。
そのため、さまざまな形状のサムターンに設置できるようになり、プレートの高さも調整可能で最大62mmまで伸ばせます。
形状も高さもさまざまなサムターンに合わせて可変範囲が増えたSwitchBot ロック Proは、従来モデルではカバーできず諦めていた人にとっても設置できる可能性が増えた設計となっています。
電池寿命が伸びた
- 単3電池4本:約270日
- 専用バッテリー:約365日
SwitchBot ロック Proの電池寿命は従来モデルの最大180日から改善され、約270日と大幅に伸びました。また専用バッテリーのみだった従来モデルと比べて市販の単3電池に対応。交換の容易さが向上しました。
SwitchBot ロック Pro専用のバッテリーも販売が予定されており、そちらは約1年間の365日のバッテリー寿命を提供します。専用バッテリーは片方の電池が切れた段階で「予備電池使用に切り替え + 充電通知」といった親切仕様で、キー解錠ができない期間をなくす設計となっています。
解錠速度が倍に
- SwitchBot ロック 1.35秒
- SwitchBot ロック Pro 0.65秒
- SwitchBot ロック 4kgf.cm
- SwitchBot ロック Pro 8.5kgf.cm
SwitchBot ロック Proは解錠速度・回転する力が従来モデルと比べてともに倍となりました。
帰宅時に指紋認証パッドで解錠を待っていましたが、その待ち時間が減。2〜3秒待っていた解錠が1〜2秒に変化。この小さい変化が毎日の玄関前に立つ時間を少し減らし、体感としてはかなりスムーズになったと感じます。
公式が投稿した動画になりますがスピードが明らかに早いことがわかります。実際にも玄関前で鍵を出して解錠するより指を伸ばしてサッと開く動作のほうが当然スムーズです。
体感としては1秒もないくらいの減ですが、1拍待ち時間が減っただけで体感としてはかなりスムーズになったと感じます。
電池カバーがマグネットとなりラクラク交換
SwitchBot ロックでは少し手がかかっていた電池までのアクセスがSwitchBot ロック Proでは容易となりました。
電池カバーがマグネット方式となり簡単に電池へアクセスが可能。電池切れのときはサッと開いて電池交換ができます。
単3電池4本で稼働するため電池切れになった際の電池交換も容易です。
微弱電流解錠機能で電池切れも安心
SwitchBot ロック Proは電池切れ時に締め出される心配から解消されました。玄関鍵をスマートホーム化する機器はどれも専用のバッテリーか電池といった方式で電池切れの心配が常につきまといます。
SwitchBot ロック Proは「微電流解錠機能」で電池切れの場合も30秒間だけ鍵を解錠するだけの容量を残す機能を搭載しています。
電池容量が低くなってきたら当然アプリに通知が来るようになっていますが、それでも交換しなかった最悪の場合にも締め出される可能性がありません。
最悪の場合にも稼働してくれるため安心して使えるね!ただバッテリー交換通知が来たら当然交換しよう!
SwitchBot ロック Proを取り付けてみた
SwitchBot ロック Proは、簡単取り付けが可能なスマートロックです。以下はその取付方法についての詳細な説明です。
- サムターンアダプタのサイズ調整
- 土台アダプタの高さ調整
- SwitchBot ロック Pro取付
- SwitchBot ロック Pro横に磁石取付
SwitchBot ロック Proはサムターンを取り外し、適切なサイズに調整します。
取り外したサムターンアダプタを実際取り付ける鍵に合わせてサイズ調整していきます。これによりさまざまな種類のサムターンに対応することが可能です。
サムターンアダプタサイズ調整が終わったら、SwitchBot ロック Pro本体の土台アダプタの高さを玄関ドアの最適な位置に調整していきます。調整には左右4箇所のネジを取り外します。
あとは現物合わせで実際に玄関ドアに合わせた高さで仮固定していきます。
- 土台がドアとしっかり接着する高さ
- サムターンアダプタがスムーズに回る
上記の2点に注意して土台アダプタの高さを調整しましょう。
SwitchBot ロック Pro本体の調整完了したら玄関ドアに取り付けです。その前に付属のクリーニングティッシュと接着促進剤でしっかり固定するための準備をします。
粘着テープの剥離紙を剥がします。
SwitchBot ロック Proを貼り付けました。
SwitchBot ロック Proを貼り付けたあとは固定補強テープで2日間くらい固定しておきましょう。
SwitchBot ロック Proの横に開閉を検知するための磁石を取り付けていきます。
SwitchBot ロック Proの横30.0mm以下の位置に磁石を取り付けます。
これでSwitchBot ロック Proの取付が完了しました。
SwitchBot ロック Proのレビュー
それではSwitchBot ロック Pro実機を実際に使ったレビューをまとめていきます。
もう鍵を回す必要なし。ワンタッチで操作可能
SwitchBot ロック Proはクイックキーという今までのキーをひねる動作から押すだけの動作へと変わりました。ワンタッチ押すだけと操作が簡単になりました。
おかげで玄関から帰宅したときにキーをひねるために体を大きくひねる必要はありません。ノールックでボタンを押すことも可能です。
ボタン部分に赤の目印がついているためキーの開閉状態を視認にて確認することも容易ですが、開閉状態は従来モデルの方がわかりやすかった気がします。(おそらく慣れもあるでしょうが)
閉め忘れたときはアプリから「開いているよ!」と通知が来る(任意に秒数などを細かく設定可能)ため閉め忘れることはありません。
簡単になったバッテリー交換方法
SwitchBot ロック Proはバッテリーの形状・寿命がそれぞれ良い方向に進化しました。
従来モデルではCR123Aという聞き慣れないバッテリーを使っていましたが、SwitchBot ロック Proでは単3電池4本とどこでも購入できる形状へと変わりました。
またバッテリー寿命も6ヶ月から9ヶ月へと伸び、さらに安定して使えるようになりました。
バッテリーへのアクセスについて
全面のマグネットカバーを外すと左右のロックを上に解除すればバッテリーケースが飛び出てきます。戻すときは逆の手順で戻すだけと非常に簡単です。
ちなみに従来モデルはカバーを取り外すとCR123A電池へのアクセスができました。
単3電池に対応したので電池の準備が簡単になったのもいい点だよね〜!
指紋認証パッドと組み合わせてキーフリーな生活に
SwitchBot 指紋認証パッド | |
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サイズ | 112 × 38 × 36mm |
重量 | 130g |
認証方法 | 指紋認証 パスワード NFCカード |
パスワード設定 | 6〜12桁の数字 |
最大登録数 | 指紋認証(通常90 + 緊急10) パスワード(通常90 + 緊急10) NFCカード(100) ※緊急とは:ゲスト用に一時的に発行するもの |
電池 | CR123A電池 × 2 |
電池寿命 | 約2年 |
動作温度 | -25℃〜+66℃ |
動作湿度 | RH 10%〜90% |
SwitchBot ロック Proは指紋認証パッドと組み合わせることで玄関ドアのスマートホーム化が可能です。
指紋認証パッドを組み合わせることで指紋認証やパスワードといったさまざまな解錠方法に対応可能。SwitchBot ロック Proの利用方法が広がります。
基本的にはロック Proは指紋認証パッドやハブと組み合わせて使うことが推奨されており、これらを組み合わせることで遠隔操作や多種多様な認証方法が提供されます。
ちなみにハブや指紋認証パッドの設定はSwitchBotアプリから簡単に行うことができます。
指紋認証パッドの取り付けは下記の記事で詳しく紹介しています。
SwitchBot ロック Proの悪かった点
SwitchBot ロック Proの悪かった点をまとめていきます。
(ダブルロックキー)SwitchBot ロックとロックProの併用は不可
家庭によっては玄関ドアに鍵が2つある場合がありますが、SwitchBot ロックとSwitchBot ロック Proの併用は不可です。
そのため2台購入するときは混同して購入しないよう十分注意してください。
価格が高価
SwitchBot ロック ProとSwitchBot指紋認証パッドを揃えると20,000円前後かかります。新規購入でさらにハブを用意するとなると追加費用がかかるのがデメリットです。
玄関鍵のスマートホーム化は毎日行う動作なので鍵を取り出すという一手間が解消する効果は絶大で導入効果は大きいと考えます。
実際導入して体験してしまうと離れることが難しくなるほどのメリットがあります。ロック Proの登場で従来モデルのSwitchBot ロックが少し安価に購入することが可能です。利便性はロック Proのほうが効果ありなのは間違いありません。
SwitchBot ロック Proはどんな人におすすめ?
最後にSwitchBot ロック Proはどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 玄関鍵をスマートホーム化して楽に施錠・解錠したい
- 鍵の閉め忘れをしたことがある
- 施錠・解錠の待ち時間を短くしたい
SwitchBot ロック ProはSwitchBot 指紋認証パッドと組み合わせることで生活の質を1段階向上させてくれるデバイスです。鍵を取り出すという一手間ですが、毎日行うこの動作が省略されるだけでも生活の質は大きく向上します。
ぼくの場合は小さい子どもを抱えたまま玄関ドアの施錠・解錠を行う機会が多いため玄関ドアのスマートホーム化は外出で手が塞がっているときに効力を発揮しています。
鍵の閉め忘れ通知がスマホに届くため玄関ドアの閉め忘れをしたことがある人には防犯面からも導入がおすすめできます。
最後は従来モデルだったSwitchBot ロックを所持している人向けになりますが、動作速度が倍速となったSwitchBot ロック Proは玄関前で解錠を待つ時間が1秒程度短くスムーズになりました。たった1秒ですが体感ではかなり速くなったと感じるレベルです。
まとめ
SwitchBot ロック Proをレビューしてみました。
- ワンタッチで玄関鍵を施錠・解錠できる
- 単3電池が採用されバッテリーへのアクセスが簡単に
- 解錠速度が倍となり玄関前での待ち時間がさらに短く
- 電池寿命が更に伸び約270日となった
- 指紋認証パッドと組み合わせることでキーフリーな生活を実現
- (ダブルロックキー)SwitchBot ロックとロックProの併用は不可
- 価格が高価
使ってみるとワンタッチでの施錠・解錠が非常に楽で従来モデルと比較しても取り扱いしやすくなりました。
単3電池の採用により電気切れの際もすぐに交換して使い続けることができます。
従来モデルのSwitchBot ロックを使っていた身としては解錠速度が倍速になったことで、玄関前で解錠を待つ時間が約1秒程度短くなりました。体感としては指紋認証パッドに指をかざしてからの動作がさらにスムーズになり満足しています。
今からSwitchBot ロックを検討している方は単3電池が採用されたメンテナンス性や解錠速度が早い点からSwitchBot ロック Proをおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!
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