この記事でわかること
- SwitchBot ハブ2の進化点
- ハブ2のおすすめ設置場所
こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。
以前レビューしたSwitchBotのハブミニがパワーアップしてハブ2となり販売開始されました。
ハブ2本体に温湿度計や照度計が搭載され、温湿度は前面LEDで常に表示してくれます。また赤外線範囲が以前の2倍となり、部屋のどこに置いても全ての家電に対してリモコン操作が可能。
スマートホームの統一規格Matterにも対応して、AppleのHomeKitからも一部のSwitchBot製品が操作可能となりました。
今回はアップデートされた「SwitchBot ハブ2」をレビューしていきます。
大人気のSwitchBot ハブミニがアップデートされたよ!
- 温湿度計やスマートボタンが加わった4in1スマートリモコン
- 赤外線範囲が前作から2倍にパワーアップ
- Matterに対応
- エアコンのリモコン状態を常に把握する同期機能あり
それではSwitchBot ハブ2 レビュー | ハブミニから大幅アップデート。インテリアとしても使えるスマートリモコンを書いていきます。
SwitchBot ハブ2の特徴
SwitchBot ハブ2 | |
---|---|
サイズ | 80 × 70 × 24mm |
重量 | 63g |
電源入力 | 5V / 2A(10W) |
通信方式 | 802.11 b/g/n 2.4GHz Bluetooth Low Energy |
赤外線 | 最大30m |
オートメーション | スケジュール GPS 温度 湿度 照度 |
状態同期 | エアコンリモコンに対応 |
SwitchBot ハブ2は前作のハブミニからアップデートした製品となります。
一番大きな改良点は本体に温湿度計や照度計が追加され、センサーとしての機能が大幅に向上しました。
赤外線の最大送信範囲が前作の2倍になるなど大幅に機能が改善・追加されました。
外観
SwitchBot ハブ2はシンプルなデザインをしており、インテリアとして景観を損ねません。
サイズは実測で約80 × 70 × 24mmとなっていました。
スタンドが本体に搭載されており、斜めの角度で置くことができます。
付属品
- SwitchBot ハブ2本体
- 温湿度センサー搭載ケーブル
- 電源アダプタ
- 両面テープ
- 取扱説明書
SwitchBot ハブ2はスタンドだけでなく、付属の粘着テープで壁に吸着させることも可能です。温湿度センサー用の両面テープも付属していました。
温湿度計付きの4in1スマートリモコン
SwitchBot ハブ2は前モデルのSwitchBot ハブミニに更に機能が加わっています。
- スマートホームハブ
- スマートリモコン
- (追加)スマート温湿度計
- (追加)スマートボタン
スマート温湿度計
スマート温湿度計が搭載されたことで本体に温湿度がLEDで表示されます。
今まではSwitchBot 温湿度計との組み合わせで温湿度計測ができていましたが、SwitchBot ハブ2は内部に温湿度計が搭載されたことで更にミニマルとなりました。
スマートボタン
SwitchBot ハブ2にはスマートボタンが追加され、前面ディスプレイには「ON」「OFF」の文字が表示されています。
タッチすることで予め設定していた特定の操作(オートメーション)を実行することができます。
照度計
4in1の中にはありませんでしたが、SwitchBot ハブ2は照度計も追加されています。
設置している室内の明るさを測定してくれます。これにより「室内が暗くなったらライトON」など部屋の状況に応じた操作が可能となっています。
赤外線機能がパワーアップ
SwitchBot ハブ2は前モデルのSwitchBot ハブミニから赤外線の通信範囲が2倍にパワーアップしました。
赤外線の最大送信距離は30mとなり、一般的な家であれば赤外線が届かないことはほぼありません。また全方位赤外線が届くようハブ2から6方向に赤外線を送信してくれます。
またリモコンからの赤外線情報をSwitchBot ハブ2が受信して家電の情報をリアルタイムで動悸する「IR Decoding」が搭載(最大受信距離15m)。リモコンで操作してもSwitchBotアプリで状態が反映されることになりました。
Matterについに対応 | Apple HomeKitからの操作が可能になる
SwitchBot ハブ2はスマートホームの統一規格Matterに対応となりました。
Matter対応によってAppleのHomeアプリからも操作が可能となります。執筆時(2023年7月)にはSwitchBotカーテンやSwitchBot ロックしかHomeKit対応となっていませんが、順次アップデートにて対応していくようです。
全てもSwitchBotデバイスが対応するようにあれば、iPhoneのHomeアプリから全ての操作が可能となるなど可能性が広がります。
SwitchBot ハブ2のレビュー
それではSwitchBot ハブ2をレビューしていきます。
登録はアプリを少し操作するだけ
SwitchBot ハブ2の登録は少し操作するだけで簡単に完了することができます。登録方法は以下のとおりです。
- SwitchBotアプリよりデバイスの追加を選択
- ハブ2のON / OFFボタンを2秒長押し
- 設置箇所を選択する
SwitchBot ハブ2をアプリと連動させるには、SwitchBot アプリから登録する必要があります。(初回起動時はSwitchBotアカウント登録も必要)
SwitchBotアプリ内のホーム画面右上のプラスボタンをタッチして、「デバイスの追加」を選択。
Bluetoothでハブ2を検出してくれるので、ハブ2をタッチしましょう。
- ぼくの家では他にハブミニや温湿度計があったので、画面に表示されています。
SwitchBot ハブ2本体の前面にあるON / OFFボタンを同時に2秒タッチします。
自宅Wi-FiのSSIDを選択してパスワードを入力。SwitchBot ハブ2はWi-Fiの周波数2.4GHzのみ対応しています。
あとはハブ2の設置箇所を選択していきます。ぼくはリビングを選択しました。
これでハブ2本体の登録が完了しました。
登録はすごく簡単だったよ!アプリの操作に従うだけでした。
自宅の家電が1つに集約される
SwitchBot ハブ2は赤外線リモコンを集約するだけでなく、同じSwitchBotスマートホームの母艦ともなります。そのため自宅家電の操作を1つに集約。
SwitchBotアプリや音声操作で集約した家電を全て操作できるようになります。
普段起床したら「部屋の明かりを点ける→カーテンを開ける→空気清浄機やサーキュレーターを点ける」といったルーティンをアプリのボタンタッチや音声操作1つで実現してしまいます。
Amazon AlexaやApple HomeKitから音声で操作
SwitchBot ハブ2に集約された家電たちはAmazon AlexaやApple HomeKitに連携させることが可能です。
ぼくの家はAmazon Echo Show 15がリビングにあり、音声操作や自宅内の掲示板として活用しています。
そのEcho Show 15とSwitchBot ハブ2が連携すれば、自宅内の家電やスマートホーム機器をAlexaから全て音声で操作できてしまいます。
設置場所
DIYで設置した壁と棚にSwitchBot ハブ2を設置しました。ハブ2本体はミニマルなデザインなので見事にハマっています。
配線整理はAmazon Echo Show 15の背面に配線用の穴を開けているので、そちらに隠せばスッキリと隠れました。
詳しくは
追加された温湿度計や照度計で一体何ができる?
SwitchBot ハブ2では温湿度計や照度計が本体に内蔵されました。温湿度や照度を計測できるのはわかりましたが、実際に何が出来るのかまとめます。
温湿度計
SwitchBot ハブ2の温湿度計があれば、室内の温度や湿度に応じてエアコンの起動や設定変更を行うことができます。またエアコンの起動まで自動化しなくても設定した温度でアラートを出すことも可能。
扇風機やサーキュレーターを登録しておけば、温湿度に応じてON・OFFすることもできます。
照度計
照度計をトリガーとして部屋が暗くなったら明かりをONすることができます。また朝に外が明るくなってきたらカーテンを開ける、部屋の明かりを点けるなど組み合わせ次第でさまざまなシーンで活かすことができます。
SwitchBot ハブ2の良かった点
SwitchBot ハブ2の良かった点をまとめていきます。
音声やスマホから簡単にリモコン操作
SwitchBot ハブ2があると自宅中の赤外線リモコンや他のSwitchBot機器を集約して、Amazon AlexaやSiriで音声操作やスマホからSwitchBotアプリで操作することが可能です。
夏であればエアコンやサーキュレータ・扇風機などを一括で電源ON・OFFするといったことも出来るようになります。
Alexaに他メーカーのスマートホーム機器も連携させれば、さらに拡張性は広がります。
温湿度計や照度計が1つに集約された
SwitchBot ハブ2は温湿度計や照度計が本体に内蔵されました。SwitchBot 温湿度計はもともと別製品としてありましたが、照度計はSwitchBotシリーズでは初となります。
1つに集約されたことで今までのように「ハブミニと温湿度計」といった 2製品を置く必要がなくなり、ミニマルになりました。
またSwitchBot ハブ2だけで温湿度や明るさに応じた自動操作ができるようになったもの非常に大きいです。
我が家では「温湿度に応じてエアコンの自動ON」「部屋が暗くなったら照明の自動ON」を設定しています。
エアコンのリモコン状態を常に把握
SwitchBot ハブ2はエアコンの状態を常に同期できる機能が追加されました。
今までのハブミニはSwitchBot経由で操作した履歴に応じてのみ、アプリ内の情報が更新されてました。(例:実際のリモコンで温度調整しても、SwitchBotは温度調整がわからない)
それがハブ2では実際のリモコンでエアコン向けに操作した情報も受信。SwitchBotアプリ内のエアコンの情報を常に最新に同期してくれます。
このリモコン状態同期は執筆時(2023年7月)時点ではSwitchBot ハブ2にしか搭載されていない機能です。
SwitchBot ハブ2の悪かった点
SwitchBot ハブ2の悪かった点をまとめていきます。
本体のON / OFFタッチボタンへの割付
SwitchBot ハブ2本体にはON / OFFのタッチボタンが搭載されており、予め設定しておいたショートカットを割り当てることができます。
SwitchBotアプリより設定をすることができます。
ただ割り当てれるものは手動シーンのみとなっており、家電の操作ボタンを1つ割り当てたい場合も手動シーンを作成する必要があったのが少し面倒でした。
アップデートでリモコンのボタンが直接選択できるようになればいいなと思いました。
初回の導入としては価格が少し高い
SwitchBot ハブ2は通常販売価格が8,980円となっています。温湿度計や照度計の内蔵・その他機能の追加などで、ハブミニより価格が倍近くなってしまいました。
初めてスマートホーム機器を導入する人にとって、少し買い渋る価格かと思います。
ハブミニの販売は継続しているので、お試しで購入したい人にはそちらの方が導入ハードルは低いです。
SwitchBot ハブ2はどんな人におすすめ?
最後にSwitchBot ハブ2はどんな人におすすめなのかまとめていきます。
- 自宅のリモコンを1つに集約して音声やアプリから操作したい
- 温湿度計や照度計も設置したい
- 他のSwitchBot製品の購入も検討している
SwitchBot ハブをまだ導入していない家庭では、リモコンを1つに集約して音声操作やスマートフォンから操作出来るようになります。
SwitchBot ハブミニなどをすでに導入している家庭でも、温湿度計や照度計が本体に内蔵されたハブ2を購入することでミニマルに1つにまとめることができます。
他のSwitchBot製品とのクラウド連携にハブは必須なので、1つは持っておきたいスマートリモコンとなります。
まとめ
今回はスマートリモコン SwitchBot ハブ2をレビューしました。
- 温湿度計付きの4in1スマートリモコン
- 赤外線の通信範囲が従来の2倍に
- Matterに対応
- Amazon AlexaやApple HomeKitから音声操作
- エアコンリモコンの状態同期
- 本体ON / OFFタッチボタンは手動シーンのみ割当可能
- 価格が少し高い
温湿度計や照度計が加わり、赤外線性能がアップデートされたハブ2は満足度がかなり高かったです。
温湿度計としてリビングなどに置いても自宅のインテリアを全く邪魔することはありません。
ON / OFFのタッチボタンが地味に便利で生活家電のON/OFFが一発で行えるようになりました。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!