TP-Link Archer AX80 レビュー | 日本の住宅環境にマッチする縦置きモデル!2.5G WANポート搭載[PR]

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TP-Link Archer AX80 レビュー | 日本の住宅環境にマッチする縦置きモデル!2.5G WANポート搭載

こんにちは!じゃが畑のじゃが(@jaga_farm)です。

高性能なWi–Fiルーターって平置きでアンテナが何本も飛び出ているタイプが多く、設置スペースをかなり占領しますよね。そのせいか「もっと省スペースで設置できる高性能Wi-Fiルーターが欲しい」という声が日本市場が挙がることが多いようです。

今回はTP-Linkから日本のユーザーからの要望に応えた「縦置き・アンテナ内蔵」のWi–Fiルータ-が販売されるということで、先行でレビューする機会をいただけました。

性能も文句なくWi-Fi 6対応の最大6Gbps(5GHz:4804Mbps + 2.4GHz:1148Mbps)の高速通信に対応。さらにWAN(インターネット回線向け)ポートには2.5Gbpsを採用しています。

日本市場向けに開発されたTP-Link Archer AX80をレビュ-していきます。

じゃが

省スペースに設置できる高性能Wi–Fiルーター!カタログスペックとしても文句のつけようがない性能だよ!

商品名の特徴
  • 日本からの声で完成した縦置き・アンテナ内蔵モデル
  • Wi-Fi 6対応
  • 4×4 MU-MIMO対応で最大6.0Gbpsの高速通信
  • 2.5GbpsのWANポート搭載
  • VPNサーバー / クライアント機能
  • IPv6 IPoE対応

それではTP-Link Archer AX80 レビュー | 日本の住宅環境にマッチする縦置きモデル!2.5G WANポート搭載を書いていきます。

本記事はTP-Link様に製品をご提供いただき作成しています。

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目次

TP-Link Archer AX80の特徴

Archer AX80は日本から要望の多かった縦おきタイプ
Archer AX80
本体サイズ高さ:200mm
奥行:189mm
幅:59mm
Wi-Fi規格802.11ax/ac/n/a(5GHz)
802.11ax/n/b/g(2.4GHz)
伝送速度5GHz:4804Mbps(802.11ax,HE160)
2.4GHz:1148Mbps(802.11ax)
Wi-Fi範囲4LDK
性能2.4GHzと5GHzのデュアルバンド
4×4 MU-MIMO
8ストリーム(5GHz:4×4/HE160&2.4GHz:4×4)
OFDMA
内蔵アンテナ4本
動作モードルーターモード
ブリッジモード
有線ポート2.5ギガビットWAN/LANポート×1
1ギガビットWAN/LANポート×1
1ギガビットLANポート×3
プロセッサー1.6GHzクアッドコアCPU
セキュリティWPA3-Personal対応
VPNサーバー
クライアント
OpenVPN
PPTP
L2TP
WANタイプ動的IP
静的IP
PPPoE
PPTP
L2TP
v6プラス
DS-Lite
MAP-E(OCN)
NAT対応ポート転送
ポートトリガー
DMZ
UPnP
最大接続数100台
設置方法縦置き
横置き
壁掛け
TP-Link Archer AX80の特徴

スペックは人気のArcher AX73が順当に進化したモデルとなっています。WAN向けポートに2.5Gbpsに対応しており性能的に全く問題がないです。

2023年2月26日よりArcher AX80にピッタリのOneMesh対応Wi–Fi中継器「RE900XD」が販売開始されました。詳しくはRE900XDのレビュー記事でArcher AX80と組み合わせてレビュ-しています。

縦置きで省スペースに設置

Archer AX80は日本から要望の多かった縦おきタイプ

Archer AX80は日本から多くの要望があった縦置きに対応した商品で、日本特別モデルとなっています。TP–LinkのラインナップでWi-Fi 6対応のルーターラインナップでは他が横置きしかなく、Archer AX80が唯一の縦置き対応モデルとなっています。

Archer AX80は高さと奥行ともに20cm程度ある
高さ200mm 奥行189mm
Archer AX80の幅は59mmと非常にスリム
幅59mm

幅が59mmしかなく省スペースに設置可能となっています。(高さ200mm × 奥行189mm × 幅59mm)縦置きのHGW(ホームゲートウェイ)も多いので、その横に問題なく設置できるサイズです。

Archer AX80は横置きに対応している
横置き
Archer AX80は壁掛けも可能
壁掛けを想定

他にも横置きや壁掛けにも対応しており、設置環境に応じて臨機応変に変えることが可能。

スクロールできます
Archer AX80にはスタンドが付属している
付属スタンド
Archer AX80の底面にはスタンド用の穴がある
本体底面に穴がある
Archer AX80の付属スタンドはスライドさせるタイプ
付属スタンドはスライドさせるタイプ
Archer AX80を縦置きする場合は底面にスタンドを取り付ける
縦置きは本体底面
Archer AX80を横置きする場合は背面にスタンドを取り付ける
横置きは本体背面に取り付ける

ちなみに設置するときは付属のスタンドを設置してから固定します。縦置きの時は本体底面に、横置きや壁掛けの時は本体背面にスタンドをスライドさせて取り付けていきます。

じゃが

縦置き・アンテナ内蔵なので省スペースに設置することができるよ!

Wi-Fi 6 AX6000 8ストリームの高速通信

Archer AX80はWi-Fi 6 AX6000の高速通信に対応

Archer AX80はWi-Fi6規格で4×4 MU-MIMO「4本の送信アンテナ × 4本の受信アンテナ」に対応したモデルとなっています。つまり4端末に同時通信が可能ということになります。

遅滞なく通信する必要があるのは、Web会議やIP電話などリアルタイムの通信をするものが該当します。4本あるうちの1本がWeb会議で使用。残り3本も余りがあるので家族がダウンロードや8Kの動画視聴をしたとしても耐えうるスペックを有しています。

これが2 × 2だと2本の送受信アンテナのうち、1本を常に占有してしまうと余りが1本しかないので実際はわからない程度の遅延は生じています。

日中帯自宅に家族もいてWeb会議を利用するシーンが多い方に、4×4 MU-MIMOが非常におすすめ!

2.5Gbpsポート搭載 | WAN / LANで使える

Archer AX80はLANポートが合計5ポートある
本体のポート類

インタ-ネット回線はどんどん高速化しており、従来の1Gbps契約以上のサービスも増えてきました。それに伴いWi-Fiルーター側の搭載ポートも高速化しているのが現在の流れです。

Archer AX80でもWAN / LAN対応で2.5Gbpsポートが1ポート搭載されました。従来の1Gbpsと比べて2.5倍の速度で通信することが可能です。

Archer AX80はWANポートを2つ搭載しておりアプリで選択して使用する

Archer AX80はWAN / LAN対応ポートとして、2.5Gbps × 1ポート・1Gbps × 1ポートあり、インターネット回線速度に応じて使うポートを使い分けることができます。

自宅に2.5Gbpsに対応したNASを設置している方は、自宅ローカル内で2.5Gbpsの高速通信を使用することも可能でNASを介した作業がさらに捗ります。

VPNサーバー&クライアントに対応 | 余計な追加料金なしでVPNが使用可能になる

Archer AX80はVPNサーバーとクライアントに対応しています。簡単にいうと外出先と自宅を誰にもデータが盗まれない状態で結んで、通信するサービスです。

一例ですが、外出中に自宅へVPN接続をすることで以下のように接続が変わります。

  • 従来:(外出先)→(インターネット)
  • VPN:(外出先)→(自宅)→(インターネット)

VPNを使用することで外出先で接続した公衆Wi-Fiから直接データを盗まれるリスクが軽減するという物です。

また自宅から外部へVPN接続を使う時は端末にVPNソフトウェアをインストールしたり、端末ごとに設定をする必要があります。Archer AX80はル-ター本体が変わりにVPN接続をしてくれるので、端末へのソフトウェアインストールや個別の設定なしにVPN接続が使えるようになります。(※ただしVPNサーバー&クライアント機能はIPoE接続時は利用不可)

使用可能なVPNは「OpenVPN」「PPTP」「L2TP/IPSec」の3つで、個人利用としては汎用性も高くセットアップが比較的簡単な「OpenVPN」がおすすめです。

じゃが

外出先から公衆Wi–Fiに繋ぐ機会が多い人は特に、VPN接続でセキュリティ対策をおすすめします!

初期設定から変更した方が良い項目

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Archer AX80のワイヤレス設定画面
ワイヤレス設定画面
設定画面でOFDMAの説明が表示される
OFDMAとは
設定画面でTWTの説明が表示される
TWTとは

Archer AX80の初期設定が終了したあと設定画面を見ていたら、Wi-Fi 6の特徴でもある「OFDMA」と「TWT」が初期状態だと無効になっていました。

Wi-Fi 6対応端末がある場合はこの設定を有効にしておきましょう。

OFDMAは1つのチャンネルに複数端末宛てのデータを載せる
OFDMAとは
OFDMAとは?

複数端末が1つのチャンネルを同時に使用して通信する技術。1チャンネル20MHz〜160MHzの帯域幅があり、その帯域幅を複数ユーザーで同時共有することが可能。LTEや5Gでも利用されている。

Wi-Fiにはチャンネルという概念があり、Wi-Fi 6以前は1チャンネルに1ユーザーが基本でした。OFDMAを有効にすると1チャンネル複数ユーザーでの通信が可能となります。つまりは多くのユーザーと同時に通信させることが可能となります。

TWTは端末と通信するとき以外スリープさせる機能
TWTとは
TWTとは?

Wi-Fiルーターと接続している端末が個別に通信の起動・停止の制御を行う技術。必要時にしか無線通信を起動しないので端末の省電力に寄与する。

Wi-Fi 6以前はWi-Fiルーターに接続している端末が一斉にスリープ解除する方式だったので、通信が必要でない端末も一斉にスリープ解除していました。TWTを有効にすると端末が必要な時のみスリープを解除するので省電力化が実現します。

じゃが

今説明した2つはWi-Fi 6から対応した重要な機能だよ。使用環境に応じて無効から有効に切り替えよう!

開封

スクロールできます
Archer AX80の外箱
Archer AX80の外箱背面
Archer AX80の梱包はしっかりしている

それではTP-Link Archer AX80を開封していきます。

Archer AX80の本体正面はシンプルなデザイン
本体正面
Archer AX80の背面はスタンド取り付け穴がある
本体背面

本体デザインは黒一色の無機質なデザインをしており、設置場所を選ばないような造形をしています。さらさらとした手触りの樹脂系素材が使用されています。

Archer AX80の付属品は最低限のものが入っている
付属品
付属品
  • Archer AX80本体
  • 本体スタンド
  • ACアダプタ
  • Cat5e対応LANケーブル
  • かんたん設定ガイド

WANポートの2.5Gbpsまでは付属のLANケーブル(Cat5e)で対応しているので安心です。

セットアップ

Archer AX80をセットアップしていく

Archer AX80は専用アプリ「Tether」をダウンロードして設定を行っていきます。

設定の順番は以下のとおりです。

  1. Archer AX80のWAN回線のケーブル接続と電源ON
  2. スマートフォンからArcher AX80に接続
  3. インターネット回線情報を入力
  4. SSID(ネットワーク名)とパスワードの設定
STEP
Archer AX80のWAN回線のケーブル接続と電源ON
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Archer AX80の2.5G WANポートにケーブルを接続
2.5G WANポートに接続
Archer AX80の1G WANポートにケーブルを接続

1G WANポートに接続
Archer AX80は白いLEDランプが点灯する
電源ON

Archer AX80にWAN回線のケーブルを接続してから電源をONしていきます。ここでの接続箇所はインターネット回線契約に合わせて2.5Gか1Gか判断しましょう。

完全に立ち上がるまで1分程度待ちます。

STEP
スマートフォンからArcher AX80に接続してTetherアプリから設定を進めていく
Archer AX80の背面には接続情報が記載されている
セキュリティの観点から白塗りしています。

Archer AX80の背面には初期のSSIDとパスワード(設定の中で任意のものに変更)が記載されているので、そちらに接続していきます。

Tetherアプリから本体を選択する
先行レビューだったからか本体の絵が異なっています

設定を進めていくスマートフォンでTetherアプリを開くとArcher AX80が出てくるので選択。

WANポートがどちらを使っているか選択する
WANポートを選択

Archer AX80はWAN / LANに対応したポートが2つあるので、インターネット回線をどちらに接続したのか選択します。

STEP
インタ-ネット回線情報を入力
Tetherアプリからインターネット接続タイプを選択する
Tetherアプリからプロバイダー情報を入力する

インターネット接続タイプは自動検出により判別してくれます。認証が必要な場合は、インターネット回線提供者からもらっているユーザー名やパスワードの契約情報を入力していきましょう。

STEP
SSID(ネットワーク名)とパスワードの設定
スクロールできます
SSIDとパスワードを設定する
本体に設定を適用させている
設定が完了するとWi-Fiに接続させるための画面が出現する
設定した内容が表示される

最後にWi–Fiのネットワーク名(SSID)とパスワードを設定していきます。ここの画面でのスマートコネクトはONにした方が管理はしやすいです。

またSSIDは分かりやすい名前、パスワードは様々な種類を混ぜた強固なものを設定しましょう。

最後に設定内容が表示されるので「接続」ボタンを押下すればArcher AX80で設定したSSIDに自動で接続してくれます。

Tetherトップ画面には設定内容が表示される

これで設定が完了です。初期設定としては約10分で終了しました。

まとめ

TP-Linkの縦置きルーターArcher AX80をレビューしました。

Archer AX80
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 日本市場の声から実現した縦置き・アンテナ内蔵モデル
  • 省スペースへの設置が可能
  • Wi-Fi 6 AX6000 8ストリーム
  • 2.5Gbps WAN / LANポート搭載
  • VPNサーバー&クライアントに搭載
  • 専用アプリを通しての設定が簡単
デメリット
  • 初期設定ではOFDMAとTWTが有効になっていない

日本の住宅事情にマッチした縦置きに、高速化してきたインターネット回線に対応した2.5GbpsのWANポート。

スペック的にも弱点は非常に少なく、Archer AX73のように長く愛されるモデルになると思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜!

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